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【3230】 | RE:【黒猫倶楽部】〜ミステリを語りません メルカトル (2010年09月30日 23時08分) |
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ゴールデンゼウスさん、こんばんは。 >メルカトルさんも読んでいたのですね^^ はい、単行本で読みましたよ。 山口雅也氏は、捻りの効いた風変わりな作品が多いですね。 『奇偶』なんかもなかなかマニアックで面白かったですよ。 そうかと思えば、『垂里冴子のお見合いと推理』のような至って軽くて読みやすい連作などもあり、かなり幅広い作風で知られていますね。 >やはりミステリも長い歴史の中で、あらゆる状況が出尽くした感があるので、現状打破の意味では一石を投じたのではないかと思っています。 こういった、特殊な設定を施したミステリの先駆けとなった作品のひとつかも知れませんね。 その奇想天外な創造力は、その後の「キッド・ピストルズシリーズ」にも受け継がれていると思います。 >これも解釈の仕方次第ですが、今までの常識的なミステリの枠組みというものから、まったく違った枠組みを提示したわけですから、最後に恣意的で穴のあるルールではないことを示すための説明だったのではないかと思っています。 なるほど、そういう見方も出来ますね。 確かに、この特異な設定において、ミステリとしての約束事を反故にしてはいない事を示したかったとも考えられますね。 >これもそうなのですが、「魔王」というタイトルから想像したのは、半村良の「魔王街」「魔女街」でした。 作家はそれぞれかなりの本を読んでいるので、必ず誰かの影響を受けていると思います。 そうですか、半村良氏は全く読んでいませんので、何とも言えませんが、影響を受けていたとしてもおかしくはないでしょうね。 しかし、半村氏はSF一本の人ではないのですか? >私は実は男の子だったのでしょうか? 残念ながら、それは違います。 ヒントは、お母さんが主人公の部屋にノックもせずに入ってきて、無視するように黙って朝食を置いていく辺りに顕著に表れています。 ではまた ^^ |
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【3232】 |
ゴールデンゼウス (2010年09月30日 23時41分) |
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これは 【3230】 に対する返信です。 | |||
メルカトルさん、こんばんは。 >『奇偶』なんかもなかなかマニアックで面白かったですよ。 >そうかと思えば、『垂里冴子のお見合いと推理』のような至って軽くて読みやすい連作などもあり、かなり幅広い作風で知られていますね。 その二つは読んでいなかったですね。 >こういった、特殊な設定を施したミステリの先駆けとなった作品のひとつかも知れませんね。 >その奇想天外な創造力は、その後の「キッド・ピストルズシリーズ」にも受け継がれていると思います。 なるほど、他にも西澤保彦氏もそうですね。「七回死んだ男」「人格転移症候群」なども、そういった意味ではかなり特異な設定になっていますね。 >そうですか、半村良氏は全く読んでいませんので、何とも言えませんが、影響を受けていたとしてもおかしくはないでしょうね。 >しかし、半村氏はSF一本の人ではないのですか? SFというより伝奇小説でしょうか。 しかし、私はもっとも好きな作家の一人です。 頭がいいのです。 文章、ストーリー、何をとっても素晴らしいですよ。 スケールもでかいし、この人の本を読んだ読後感は良かったの一言です。 まさに天職だなと思います。 >残念ながら、それは違います。 >ヒントは、お母さんが主人公の部屋にノックもせずに入ってきて、無視するように黙って朝食を置いていく辺りに顕著に表れています。 なるほど、実は二つ候補があったのですが、ではもう一つの方かな? 実は主人公は死んでいて、霊魂がそれに気付いていなかったのでは・・・? Z |
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