■ 9,999件の投稿があります。 |
【2799】 |
メルカトル (2010年06月24日 23時35分) |
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これは 【2796】 に対する返信です。 | |||
ドウコク!さん、こんばんは。 >「猫好き」との記述を見たので、(他でも使いましたが)よかったらどうぞ。 ご紹介ありがとうございます。 後でゆっくり閲覧させていただきます。 >あくまでそういう「キャラ」と、許容できるような感じでした。 そこまでアクが強くないという訳ですね、安心しました。 しかし探偵をどのようなキャラに仕立て上げるかで、その作品自体に多大な影響を与えるのがミステリですので、重要なポイントとは言えるでしょうね。 >これは「翼あるもの」で少しは分かる内容でしょうか? >そうでなかったら、これは私には驚愕の事実です。 あの木更津が。 >「名探偵 木更津悠也」、とても気になる作品です。 『翼ある闇』を読む限りでは、その後この作品のような木更津を想像するのは難しいと思います。 木更津に対する作者の扱いはちょっと酷すぎるのではないかと、苦情が出そうな短編集です『名探偵 木更津悠也』は。 ちょっと木更津が気の毒になりました。 さすがに麻耶氏、一筋縄ではいきませんね。 >ところで、メルカトル鮎の「銘探偵」ってどういう意味でしょう。 どこかに書いてありましたっけ。 どの作品で読んだのか、或いは解説だったのか、それは思い出せませんが、確か「銘探偵」はメルカトル鮎自身が名探偵のブランドであり象徴である、といったような意味だったと思います。 つまり「銘菓」と同じ様な意味合いらしいです。 >私の場合、「蛍」が絶賛、「木製の王子」が賛美、「鴉」が及第点、みたいな感じで、充分に楽しめました。 それは何よりでしたね。 私はどうしても『翼ある闇』の印象があまりに強烈だったので、その後もその面影を追う事になり、多大な期待をし過ぎて肩すかしを食らう、みたいな感じの繰り返しでした。 私にとっては『翼ある闇』があまりにも自分の嗜好にぴったりマッチしていたのが、逆にあだになってしまっているようです。 >取りあえず、「貴族探偵」、見かけたら買いますね。 見つかると良いですね。 ではまた ^^ |
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【2798】 |
メルカトル (2010年06月24日 23時29分) |
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これは 【2795】 に対する返信です。 | |||
ころころさん、こんばんは。 お忙しい中、非常に分かりやすいストーリーの詳細、ありがとうございます。 このような長文、さぞ大変だったでしょう。 誠に恐れ入ります。 >また、それを取り囲む彼の周りの登場人物も、一様に温かいものをもっています。 >冷酷なヤクザ達ですら、どこか彼等なりの価値観と仁義の中にヒューマニズムを >感じました。 それは私が柴田よしき女史に対して思い描いているイメージにピッタリな作風のようで、なんとなく安心しました。 ゴールデンゼウスさんが紹介されているような、ハードな作品も結構執筆されているようですが、やはり柴田女史はハートウォーミングな作品の方が似合っている気がして。 >事件解明やトリック重視なストーリーではありませんが、この作者独特の >「人間」主体の展開に、読後にせつなさ、暖かさを感じ この辺りは『ふたたびの虹』にも共通する作風のような気もしますが、また一味違った味わいを持った作品なのでしょうね。 『ふたたびの虹』のような傑作はなかなか書けないと思いますが、それに近い雰囲気を感じます。 さていよいよ京極氏の『塗仏の宴』ですか。 長丁場ですが、ボチボチ読み進めて行ってくださいね。 ではまた ^^ |
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【2797】 |
メルカトル (2010年06月24日 23時28分) |
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これは 【2793】 に対する返信です。 | |||
ゴールデンゼウスさん、こんばんは。 >そうですか。 記憶に留めておきます。 まあ私にとっては非常に面白かったですが、他の人はこの作品をどう受け止めるのか、どう感じるのかということに関しては興味があります。 出来れば読んで感想を聞かせていただきたいものですが、勿論無理強いはいたしません。 しかし、格好の時間つぶしにはなるでしょう。 >今また続編を出せばいいのにと思います。 一応完結しているのではないのですか? それともまだ続編が出てもおかしくない展開なのでしょうか。 >私はこの人の本は読んだことがありませんが、他にどのような本を執筆されているのでしょうか? 少し前にこちらでご紹介した『密室の鍵貸します』の他に、『館島』(購入済み)『密室に向かって撃て!』『交換殺人には向かない夜』『ここに死体を捨てないで下さい』などがあります。 ちなみにデビューは2002年で、カッパノベルズから『密室の鍵貸します』でデビューしています。 >それから猫好きなんですか? 以前トラ猫を実家で飼っていました。 家族みんなで可愛がっていました、13年以上生きましたよ。 でもそれ以来別れが辛いので、生き物は全く飼っていません。 10年以上一緒に暮らしていると、ペットというより家族の一員みたいな存在ですね。 今でも猫は好きですよ、犬も人に懐くので可愛いでしょうが、猫のマイペースなところが好きなんです。 |
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【2796】 |
ドウコク! (2010年06月24日 22時51分) |
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これは 【2792】 に対する返信です。 | |||
メルカトルさん、こんばんは。 「猫好き」との記述を見たので、(他でも使いましたが)よかったらどうぞ。 小田和正「ラブストーリーは突然に」猫ヴァージョン……ネコ1分44秒、2分36秒、4分28秒辺りで悶絶しました。 http://www.youtube.com/watch?v=_NIJBe8BczE&fmt=18 麻耶氏「貴族探偵」。 >あまり鼻につくようだと読むのが辛いかもしれないですね。 いや、そこはそんなにヒドくはなかった、と思います。 あくまでそういう「キャラ」と、許容できるような感じでした。 >これはネタバレにならないと思いますが、木更津の場合は、ある人物のあやつり人形的な立場ですからね。 >『名探偵 木更津悠也』を読めば、それは一目瞭然です。 これは「翼あるもの」で少しは分かる内容でしょうか? そうでなかったら、これは私には驚愕の事実です。 あの木更津が。 「名探偵 木更津悠也」、とても気になる作品です。 ところで、メルカトル鮎の「銘探偵」ってどういう意味でしょう。 どこかに書いてありましたっけ。 >『神様ゲーム』と『貴族探偵』以外全て読んでいますが、どうしても期待が大きい分、その期待を裏切られている印象が拭えません。 それは残念です。 私の場合、「蛍」が絶賛、「木製の王子」が賛美、「鴉」が及第点、みたいな感じで、充分に楽しめました。 また、ミステリの出来としての評価はともかく、雰囲気は3作とも酔えましたよ。 まあ、「夏と冬の奏鳴曲」の失点があるので、それほど期待が大きくなかった、ということもあるのですが。 「翼あるもの」からすぐに上記3作品に向かっていたら、メルカトルさんと同じ感想になっていたかも知れません。 >そんな期待感を持たせる作家であることは間違いないですね。 取りあえず、「貴族探偵」、見かけたら買いますね。 |
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【2795】 |
ころころ (2010年06月24日 17時37分) |
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これは 【トピック】 に対する返信です。 | |||
つづき。 いずれも、保育所のことなどサイドストーリー込みで話が展開されますが、 共通しているのは、全て依頼完結からあらたな問題が発生して、 そしてそれらは今後のテーマとして残り、ストーリー内では解決されないまま 終わっているということです。 通して読んで思ったこと。 今回は、花咲のヒューマニズムが前面に強く押し出されています。 どうしても、放っておけないことや、依頼完遂後の依頼人のその後の心配をするあたり、 おせっかいな憎めない彼のキャラが浮き出ています。 また、それを取り囲む彼の周りの登場人物も、一様に温かいものをもっています。 冷酷なヤクザ達ですら、どこか彼等なりの価値観と仁義の中にヒューマニズムを 感じました。 事件解明やトリック重視なストーリーではありませんが、この作者独特の 「人間」主体の展開に、読後にせつなさ、暖かさを感じ、 そして解決していない事柄のその後のことを推測する読者まかせの部分が 面白かったです。 第4弾シリーズが出るかも知れませんが、そのときにこれらの未解決部分が また、クローズアップされるかもしれないですね(^^) 久しぶりにここへ訪問したのに、大変申し訳ありませんが ドウコク!さん、ゼウスさんへのレスはまた後日あらためて。 m(_ _)m(謝る顔文字) では、また(^^)ノ |
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【2794】 |
ころころ (2010年06月24日 17時36分) |
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これは 【トピック】 に対する返信です。 | |||
メルカトルさん、こんにちは。 思ったより仕事が忙しかったので、今週前半はなかなか時間が取れずでした。 本日は、ようやく「シーセッド・ヒーセッド」(柴田よしき著)の御紹介&感想を。 花咲慎一郎探偵シリーズ第三弾となる、本作は下記タイトルの 3部構成の短編から成り立っています。 「ゴールデン・フィッシュスランバー」 「イエロー・サブウェイ」 「ヒー・ラブズ・ユー」 私は洋楽にとんと疎いのですが、ひょっとしたら全て歌のタイトル もしくは有名な歌詞のもじりなのでしょうか? 「ゴールデン・フィッシュスランバー」 とあるトップアイドルの女の子がストーカー被害に悩まされているという依頼。 ストーカーの犯人をつきとめていくうちに意外な真相が暴かれて行きます。 調査するにつれわかっていくトップアイドルの女の子が抱えていた苦悩、過去のいきさつ、 そして真相に行き着いた花咲が彼女にそれを告げた時から、 彼女の新たな試練と戦いが始まったという内容です。 このアイドルの女の子のアフターケアを頼まれてもいないのに なにか事が起こった時に花咲が力になってやろうと、心に誓うのです。 「イエロー・サブウェイ」 依頼は人探し。 「ゴールデン・フィッシュスランバー」のストーカー調査中にすでに布石が打たれている依頼です。 花咲が借金をしている某暴力団関連の幹部「山内」のオフィス前に 生まれたばかりの赤ん坊が「あなたの子供です」という手紙とともに 置き去りにされます。 いっしょに添えられていた置き手紙から母親の正体は知れていて、 失踪した母親を見つけだし赤ん坊を返すとともに、山内への詫びをいれさせるという流れで、 花咲が必死で東奔西走します。 調べるうちに本当の父親の存在も分かり、彼は子供を引き取るといい、 赤ん坊の預け先などの最悪の事態は回避できます。 母親を探し出した時に花咲が思い描いていた真相とその母親である女の子が語る 仰天の真相の食い違いとは。 「ヒー・ラブズ・ユー」 ノーベル科学賞受賞者候補のある若者の男性から、自分が海外へ どうしても行かなければならないほんの数日間だけでいいから、と ひとりの女性の行動調査を依頼。 女性の追跡調査と言うことで、助っ人調査員のチャーミングなおばさん探偵を 助手に依頼を遂行します。 大学に職員として働いているその女性は、依頼人のつきあっている人なのか? と思い、調べるのですが、次第になんだか事情が違うと言うことに気付き・・・ 長いので分割します。 |
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【2793】 |
ゴールデンゼウス (2010年06月24日 00時01分) |
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これは 【2791】 に対する返信です。 | |||
メルカトルさん、こんばんは。 >流れに身を任せていれば、自然に引き込まれることは約束できますよ。 >文体も小難しい感じではないですし、むしろ読みやすい部類に属すると思います。 そうですか。 記憶に留めておきます。 >読み飛ばすとまではいかないまでも、面白いとつい調子に乗ってペースが早くなりがちですね。 >じっくり読み込んでいない分、印象に残らないシーンが、再読時に意外とこんな場面もあったのかと思うのかもしれませんね。 そんな感じです。 五分の四まで終了しました。 今また続編を出せばいいのにと思います。 >さて本日より、東川篤哉氏の『完全犯罪に猫は何匹必要か?』を開始しました。 >猫好きの私にはどうしても放っておけない作品です。 私はこの人の本は読んだことがありませんが、他にどのような本を執筆されているのでしょうか? それから猫好きなんですか? それではまた。 |
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【2792】 |
メルカトル (2010年06月23日 23時24分) |
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これは 【2790】 に対する返信です。 | |||
ドウコク!さん、こんばんは。 >でも、逆に言うと「凶鳥の如き〜」の評価が、世間では低いのかも知れないですね。 私は、あのトリックには感心したのですけれど。 人間消失トリックに関しては、それなりに評価されていると思いますよ。 ただ世間的に作品そのものの認知度が低いせいもあるかもしれませんね。 >何となく分かる気がするので、これは不安かな。 私には若干読みづらかった、という程度ですので、それ程気になさることはないと思います。 『凶鳥〜』がスムースに読めたのならば、何ら問題ないでしょう。 必ずしもお薦めとは言えませんが、一読の価値はあると断言できます。 >読んだと言っても1作だけですし、かなり忘れているのですが、メルカトル鮎より傲慢な感じだった、と思います。 そうですか、それは微妙ですね。 こういった作品は探偵の魅力が大きなウエイトを占めるケースもありますので、あまり鼻につくようだと読むのが辛いかもしれないですね。 >でも、だからこそイイ、と感じます。 木更津より魅力的ですね。 これはネタバレにならないと思いますが、木更津の場合は、ある人物のあやつり人形的な立場ですからね。 『名探偵 木更津悠也』を読めば、それは一目瞭然です。 >いや、まあ、これは「探しているのに手に入らない=飢餓感の盛り上がり」みたいなものだと思います。 なるほど、しかし個人的には『翼ある闇』を超える様なインパクトのある作品には出会えていません。 『神様ゲーム』と『貴族探偵』以外全て読んでいますが、どうしても期待が大きい分、その期待を裏切られている印象が拭えません。 >良くも悪くもとても気になる作家、という感じですね。 全く持って同感です。 アンソロジーなどに名前が連ねられていると、つい買ってしまう、そんな期待感を持たせる作家であることは間違いないですね。 >そして、更に事件(ストーリー)を混乱させてほしい、とも。(笑) 早く『翼ある闇』を超える作品を読ませてもらいたいものです。 ではまた ^^ |
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【2791】 |
メルカトル (2010年06月23日 23時20分) |
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これは 【2789】 に対する返信です。 | |||
ゴールデンゼウスさん、こんばんは。 >第1〜3章までの解説をみると、確かにちょっと面倒くさそうな感じですね。 面倒では決してないと思います。 流れに身を任せていれば、自然に引き込まれることは約束できますよ。 文体も小難しい感じではないですし、むしろ読みやすい部類に属すると思います。 ただ、ストーリーや唐突な展開は好き嫌いがはっきり分かれるタイプの小説には違いないでしょうね。 本日読み終えましたが、最後の最後でちょっとしたミステリのエッセンスが加味されていますし、衝撃の結末が待っていました。 使用人の爬虫人が大きな役割を最後に果たす事になります。 個人的にはかなり高く評価しています。 ミステリとしてはどうかなという気はしますが、エンターテインメントとしてはとても良く出来た小説ではないかと思います。 >しかし、最近本を再読して思うのですが、最初に読み出して面白いと、つい気持ちが先走ってしまい、先を急ぐあまり文字をサ〜と読んでしまっていることに気付きました。 それは誰しも経験しているのではないでしょうか。 読み飛ばすとまではいかないまでも、面白いとつい調子に乗ってペースが早くなりがちですね。 じっくり読み込んでいない分、印象に残らないシーンが、再読時に意外とこんな場面もあったのかと思うのかもしれませんね。 さて本日より、東川篤哉氏の『完全犯罪に猫は何匹必要か?』を開始しました。 猫好きの私にはどうしても放っておけない作品です。 今回は前作と違っていきなり事件が起きます。 まださわりの部分しか読んでいませんので、感想はおいおい書いていきます。 |
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【2790】 |
ドウコク! (2010年06月23日 22時16分) |
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これは 【2788】 に対する返信です。 | |||
メルカトルさん、こんばんは。 >比較するとその評価の違いは歴然としているのではないでしょうか。 「首無の如き祟るもの」、これは楽しみになってきました。 でも、逆に言うと「凶鳥の如き〜」の評価が、世間では低いのかも知れないですね。 私は、あのトリックには感心したのですけれど。 一方で、「『黒死館〜』ですら読了したのに、挫折した。」とメルカトルさんの言われる、三津田氏の読みにくさ(「忌館」での話ですが) 何となく分かる気がするので、これは不安かな。 麻耶氏「貴族探偵」。 >私好みの探偵像ではありませんか。 読んだと言っても1作だけですし、かなり忘れているのですが、メルカトル鮎より傲慢な感じだった、と思います。 相手を見下すセリフをストレートに吐く、ような。 メルカトル鮎はその点、遠回しに言っているように感じます。(ただ、“見下す”という点については同じでしょうけど。) 話がそれますが、メルカトル鮎って、事件を解決するよりも、より混乱させるために出てくるような印象が、私にはあります。 でも、だからこそイイ、と感じます。 木更津より魅力的ですね。 と言っても、「翼あるもの」、「夏と冬の奏鳴曲」、「鴉」でしか、彼を知りませんけど。 >それほどまでに麻耶氏を評価されていたんですね。 いや、まあ、これは「探しているのに手に入らない=飢餓感の盛り上がり」みたいなものだと思います。 作品として読んだのは、上記の他に、「蛍」、「木製の王子」だけですので。 他の4作品は評価しますが、「夏と冬の奏鳴曲」で大幅減点ですので、作家としてはムチャクチャ評価しているわけではない、と思います。 ですが、皮肉なことに、その「夏と冬の奏鳴曲」に鮮烈な印象を抱いているので、 良くも悪くもとても気になる作家、という感じですね。 >やはりメルカトルシリーズをもっとメルカトルを前面に押し出して、というのが私の勝手な希望です。 まったくもって、おっしゃる通りです。 私も、そうなってほしいと思います。 そして、更に事件(ストーリー)を混乱させてほしい、とも。(笑) |
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