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【3016】 | RE:【黒猫倶楽部】〜ミステリを語りません ゴールデンゼウス (2010年08月13日 00時13分) |
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メルカトルさん、こんばんは。 >そうですか、それにしても一応パート2な訳ですから、作者としても何らかの意図があったのは間違いないと思いますけどね。 多分そうなんでしょうけど、何しろかなり昔なので、今更前作の内容を確認するのは大変です。 >なるほど、あとは読者に受け入れられるかどうかが問題となってきそうですね。 >作者の情熱の表れとの見方が評価に繋がれば、山田氏としても本望なのでしょうが。 でも読者の感情はこの際、どうせもいいかなという風にも感じられます。 アニメのエヴァありますよね。パチにもなってますが、あの監督は完全に個人の世界観がでていて、最後は何を言いたいのかわからなくなりましたが、どうもあんな感じを受けます。 でも内容的にはわかり易い部分に入ってきました。 この本は出てくる人物も、ある種のミュータントだったり、第二次世界大戦の頃のヒットラーだったり、場所も時代もバラバラなのですが、ここにきてようやく現代の日本が舞台になりました。 それぞれに登場した人物は、それぞれが畏敬の神というか、ある種の異次元の物に対して畏怖しています。 これらが最後にどのようにまとまるかが、作者の腕の見せ所といったところでしょうか。 >また、桃太郎やカチカチ山、花咲爺さんなどのおとぎ話の新説は、そうとも解釈できるかも、程度に感じました。 なるほど、グリム童話も大人向けの解釈で話題になりましたが、それの日本版というわけですね。 Z |
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【3018】 |
メルカトル (2010年08月13日 23時24分) |
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これは 【3016】 に対する返信です。 | |||
ゴールデンゼウスさん、こんばんは。 >多分そうなんでしょうけど、何しろかなり昔なので、今更前作の内容を確認するのは大変です。 そうでしょうね。 30年も前となると、余程印象に残っている作品でも大部分忘れているかもしれませんね。 まあ、これを期に前作を読み返してみるのも面白いかもしれませんが。 >でも読者の感情はこの際、どうせもいいかなという風にも感じられます。 読者を念頭に置くのではなく、自分の書きたい事を書く、そこに信念を感じますね。 余程の自信がなければ出来ない事だと思います、山田正紀氏もいつの間にか大作家の仲間入りを果たしたようで、嬉しいようなそうでもないような、複雑な心境です。 >これらが最後にどのようにまとまるかが、作者の腕の見せ所といったところでしょうか。 これぞSFといったストーリー展開を見せていますね。 しかし、それら一見バラバラに見える物語を収束させるのが作家の仕事ですから、期待しても良いのではないでしょうか。 >なるほど、グリム童話も大人向けの解釈で話題になりましたが、それの日本版というわけですね。 そうですね、しかし、すべてが作者のオリジナルではないようなのがやや残念ではあります。 さて本日より歌野晶午氏の『舞田ひとみ11歳、ダンスときどき探偵』を開始しました。 刑事である叔父の歳三(としみ)と姪のひとみが主人公の連作短編集です。 タイトルと違い、小学5年生のひとみちゃんはダンスも探偵もほとんどしません。 歳三とひとみちゃんの日常のふれあいは描かれますが、もっぱらゲームや休みの日のお出かけなどを通しての描写となっています。 ではなぜ、このタイトルなのか、それはひとみちゃんの何気ない一言がヒントとなって刑事の歳三が事件を解決させるからなのです。 柔らかいタッチのゆるいミステリです、でも結構面白いですよ。 ではまた ^^ |
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