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【841】 | RE:地獄の奇術師 メルカトル (2009年09月13日 22時56分) |
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ドウコク!さん、こんばんは。 > 犯人の動機がよく分かりませんでした。 これは私も同感です。 どんなトリックを弄そうが、動機が希薄では説得力がないですからね。 特に観念的な動機に対しては、作者は十分に読者に納得が行くだけの説明を用意しなければならないと思います。 そこである意味、作品の真価が問われるといっても過言ではない気がしますし。 > この作品は、江戸川乱歩の、「地獄の道化師」 を彷彿とさせます。 著者が意識したかどうかは分かりませんが、どうしてもそのタイトルを思い起こさせますね。 私も『地獄の道化師』は読みましたが、あの名作のタイトルを真似たのならもっと重厚さを前面に出して欲しかったです。 作者本人は江戸川乱歩を意識して描いていたのかも知れませんけどね。 >少し読んでは、「おっ?」って前に戻るの繰り返しで。 やっと第一部が終わったところです。 >でも、再読にしては、十分に、楽しめています。 やはり再読でも楽しめますか。 私も二回読みましたが、やはり再読に耐えうる傑作だと感じました。 一見荒唐無稽なストーリーですが、それなりに納得できる一冊だと思います。 なんといっても私のミステリにおけるベスト2ですから、疵も少なからずあるとは思いますが、あのラストはアンチミステリとしても十分耐えうる傑作だと個人的には思いました。 ではまた ^^ |
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【842】 |
ドウコク! (2009年09月13日 23時11分) |
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これは 【841】 に対する返信です。 | |||
メルカトルさん、再びです。 「翼ある闇」 疵……。 確かに現時点でも、いっぱい感じます。 でも、それを補って余りある傑作ですね。 次はホメます。 「次回 容疑者Xの献身」 では、おやすみなさい。 |
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