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【3013】 | RE:【黒猫倶楽部】〜ミステリを語りません メルカトル (2010年08月12日 23時26分) |
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ゴールデンゼウスさん、こんばんは。 >何しろ30年前ですから、さすがに覚えていませんが、まったく違う内容だったような気がします。 そうですか、それにしても一応パート2な訳ですから、作者としても何らかの意図があったのは間違いないと思いますけどね。 30年の時を経て蘇った名作の第二部、ということでもなさそうですが、もしそうだとしたら残念に思う読者もいるでしょうね。 『神狩り』の続編を期待していたら、裏切られたみたいな。 >あくまで、自分の書きたい事や言いたいことは、こうなんだという強い意志表示が感じられます。 なるほど、あとは読者に受け入れられるかどうかが問題となってきそうですね。 作者の情熱の表れとの見方が評価に繋がれば、山田氏としても本望なのでしょうが。 >結果として、これだけを読んだ人は難解な本だということになってしまう可能性はありますが・・。 しかし本人としては悔いはないでしょう。 これだけの大作を己のデビュー作のパート2として上梓したわけですから。 さて鯨統一郎氏『浦島太郎の真相』本日読み終えました。 全体の感触としては、前作に比較すると各パートが軽くなった印象です。 まず前振りのテンポが速くなったようです、大差はないですが、微妙に作者が悪ノリしているような感じがしないでもないです。 また、桃太郎やカチカチ山、花咲爺さんなどのおとぎ話の新説は、そうとも解釈できるかも、程度に感じました。 私はそれ程大きく頷ける、というわけにはいきませんでしたね。 そして実際の殺人事件の推理も、前作のアリバイ崩しほどのインパクトはありませんでした。 総評としては、『九つの殺人メルヘン』よりはやや劣るが、それなりに軽く読みやすい文体で楽しめる、という感じになるでしょうか。 ではまた ^^ |
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【3016】 |
ゴールデンゼウス (2010年08月13日 00時13分) |
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これは 【3013】 に対する返信です。 | |||
メルカトルさん、こんばんは。 >そうですか、それにしても一応パート2な訳ですから、作者としても何らかの意図があったのは間違いないと思いますけどね。 多分そうなんでしょうけど、何しろかなり昔なので、今更前作の内容を確認するのは大変です。 >なるほど、あとは読者に受け入れられるかどうかが問題となってきそうですね。 >作者の情熱の表れとの見方が評価に繋がれば、山田氏としても本望なのでしょうが。 でも読者の感情はこの際、どうせもいいかなという風にも感じられます。 アニメのエヴァありますよね。パチにもなってますが、あの監督は完全に個人の世界観がでていて、最後は何を言いたいのかわからなくなりましたが、どうもあんな感じを受けます。 でも内容的にはわかり易い部分に入ってきました。 この本は出てくる人物も、ある種のミュータントだったり、第二次世界大戦の頃のヒットラーだったり、場所も時代もバラバラなのですが、ここにきてようやく現代の日本が舞台になりました。 それぞれに登場した人物は、それぞれが畏敬の神というか、ある種の異次元の物に対して畏怖しています。 これらが最後にどのようにまとまるかが、作者の腕の見せ所といったところでしょうか。 >また、桃太郎やカチカチ山、花咲爺さんなどのおとぎ話の新説は、そうとも解釈できるかも、程度に感じました。 なるほど、グリム童話も大人向けの解釈で話題になりましたが、それの日本版というわけですね。 Z |
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