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【1902】 | RE:【黒猫倶楽部】〜ミステリを語りません メルカトル (2010年03月11日 22時48分) |
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ゴールデンゼウスさん、こんばんは。 昨日、『太陽の塔』読了しました。 先日も書きましたが、ある京大生の淡い恋や、少し歪んだ友情などをつらつらと書き連ねています。 が、結局何が言いたかったのか、主眼をどこに置いているのかはっきりせず、どうも消化不良に終わってしまいました。 ボキャブラリーの豊富さや作者の知性の高さは感じられるものの、その文章力は疑問視せざるを得ません。 多分に散文的で、ストーリーがあちらこちらに飛ぶので付いて行くのが精一杯で、文章の旨みのようなものを味わう余裕がありませんでしたね。 もっとじっくり腰を据えて、読み返すくらいのゆとりをもって接するべき作品なのかもしれません。 しかし、作者のひとりよがり的な文体は一般受けはしないと思います。 一部の青春時代を京都で過ごした人間や、読書の達人と言われる人達には、意外に評価が高いのかもしれませんが。 本日より、ゴールデンゼウスさんも読まれた『支那そば館の謎』を読み始めました。 まだ第一話しか読んでいませんが、どうもミステリとして弱い印象を受けました。 弱いと言うのは、不可解な謎があまりパッとしない、その解決には一捻りあるものの、なるほどと唸るほどでもない、登場人物が魅力に乏しい、と言ったところです。 第二話からの新たな展開に期待したいと思います。 ところで、ゴールデンゼウスさんご自慢の「私小説」のさわりだけでも、このトピに掲載してはいかがでしょうか。 何なら全文載せていただいても構いませんよ。 余程自信がおありのようですので、是非ご自慢の自作を本トピでご披露していただきたいものです。 勿論、無理にとは申しません。 ではまた ^^ |
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【1905】 |
ゴールデンゼウス (2010年03月12日 01時10分) |
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これは 【1902】 に対する返信です。 | |||
メルカトルさん、こんばんは。 >昨日、『太陽の塔』読了しました。 >が、結局何が言いたかったのか、主眼をどこに置いているのかはっきりせず、どうも消化不良に終わってしまいました。 そうですか。メルカトルさんには物足りなかったということですね。 でもこな作者はまだ若いのでしょうか? それならば今後に期待ですかね。 私も機会があったら読んでみます。 >本日より、ゴールデンゼウスさんも読まれた『支那そば館の謎』を読み始めました。 >まだ第一話しか読んでいませんが、どうもミステリとして弱い印象を受けました。 あの本は一話ごとではミステリの要素は弱いかもしれませんね。 でも最後までいくとそれなりにまとまっていると思います。ライトミステリといった方がいいかもしれません。 >ところで、ゴールデンゼウスさんご自慢の「私小説」のさわりだけでも、このトピに掲載してはいかがでしょうか。 別に自慢ではありませんよ。 私は趣味で書いているのですから。 でもさわりを教えます。 私がこの小説を書こうというキッカケは以前のレスにも書いた、ある大きな事故に遭遇していた予定だったというか、ニアミスが発端になります。 今日はその一つを書きます。但し、実際に書いている際の書き方ではありません。 何が原因かを教えます。 今から27〜28年前、私はコンピュータ関係の仕事をしておりました。ロスとダラス、ニューヨークに支社があり、ちょうどアメリカに行っておりました。 当時はFAXなどはなく、日本とは電話かテレックスでやり取りをしておりました。明日の便で帰る旨伝えて、 いざ最後の夜を迎えたわけですが、何故かなかなか寝付けません。 そこで急に頭をよぎったのは何とミッキーマウスでした。 私ははっきりいってディズニーにはまったく興味がありません。 しかし、それがどうしても頭からはなれず翌朝会社の友人に「今日ディズニーランドに行くから、誰かアメリカ人の女の子を紹介して」と頼んだのです。 最初は驚いていた友人も航空券のチケットはオープンだし、まっ、いいかということになり 4人でディズニーへ。 翌朝、友人からの電話でたたき起こされTVをつけると、どうやら大事故が起きたようです。 それは大韓航空機がソ連にミサイルで打ち落とされた事故でした。 その便が私が乗る予定だった便でした。 当時は国際線も多くなく1日1便しかなく、慌てて日本に電話を入れると、当時はさきほど書いたようにFAXはなくテレックスだったので、事故のさなかで搭乗者名簿と予約名簿が混乱して、私の名前がカタカナで出てしまっておりました。 会社と家族は大騒ぎになっておりました。 会社ではその私本人から電話があり、社長がすぐに帰ってこいとのこと。 しかし、事故直後でそのオープンチケットは使えず、当時日本への唯一の直行便だったパンナムで帰国。 日本へ到着するとTV局の人が何故か私の名前を大声で呼んでいます。 ??と近づき、私に何か御用ですかと尋ねると、「あなたが仕事のトラブルで急遽帰国を1日延期した○○さんですか?」と取材されてしまい、TVでオンエアされたそうです。当時はまだビデオデッキは普及しておらず、私は見ることは出来ませんでしたが・・ 会社にはいまさらディズニーとは言えず、仕事上のトラブルと報告してありました。 混乱が収まり私が思うのは、何故あのときディズニーに行こうと考えたのか? ということです。 その後、日本にも浦安にできましたが、私は興味がないので一度も行っておりません。 こういったことから、私は人間の運命とかツキに興味を持ち私小説を書き始めたのです。この他にも誰もが知っている大事故があと二つあります。 それではまた。 |
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