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【1563】 | RE:【黒猫倶楽部】〜ミステリを語りません メルカトル (2010年01月31日 23時00分) |
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ゴールデンゼウスさん、こんばんは。 >この本、かなり面白いですね。 お二人はこの本は読まれたのですか? 北森鴻氏の作品は『花の下にて春死なむ』だけしか読んでいません。 しかし、本作が私の心に確実に残っていることだけは間違いありません。 それ程強烈な印象ではありませんが、ジワリと心に染み入る感覚で、所謂日常の謎をバー「香菜里屋」のマスター工藤が解き明かしていく作風は、高尚さすら感じられます。 高尚過ぎて、私にとっては文章自体、とっつき難い部分がありましたが、読んで損はないと素直に感じました。 北森氏の他の作品も読まれるということで、いずれ『花の下にて春死なむ』も読まれると思いますが、マスターの安楽椅子探偵ぶりと、彼の出すオリジナルのいかにも旨そうな料理の数々を堪能できること請け合いだと思います。 >この本の感想ですが、犯人がいて最後は陶子が犯人を追い詰めるのですが、これは推理とは違って骨董そのものの世界を一般人に知らせるための本ですね。 渋い題材を一気に読ませてしまうとは、流石に筆達者な著者ならではですね。 それにしても氏は、意外な盲点と言っても良い骨董の世界を描いて功を奏しているようで、氏の芸風の広さを感じます。 それにしてもミステリ界は惜しい人を失くしましたね。 まだまだこれからの作家だっただけに、余計に悔やまれます。 ではまた ^^ |
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【1568】 |
ゴールデンゼウス (2010年02月01日 23時37分) |
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これは 【1563】 に対する返信です。 | |||
メルカトルさん、こんばんは。 >いづれ「花の下にて春死なむ」も読まれると思いますが・・ もう読み始めました。この本は薄いので明日には読み終わる思います。 ドウコクさんのレスにもちょっとだけ「狐罠」の内容のあらすじを書いておきましたので、是非読まれてはいかがでしょうか。 なかなかよい作品です。 それではまた。 |
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