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【986】 | RE:砂の器 ドウコク! (2009年10月13日 23時09分) |
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メルカトルさん、再びです。 >なんだか強風の中、砂丘を親子?でお遍路さんのような格好で歩いて行くシーンが有名だった気がしますが、その辺りでしょうか。 そうです。 ただ、正確に言うと、この後も含む、です。 その一連のシーンは、犯行の動機の説明にあたります。 ここは、30分以上に渡り、ずっと続きます。 >映画が素晴らしかったから読まれたのですかね。 これは、実は、順番が違うのです。 映画の評判が高いのを知って、まず読んでから、その後に映画を見たのです。 だから、評価としては、小説:「ふーん」 → 映画:「おお、凄ぇ」、になります。 明日も続けます。 おやすみなさい。 |
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【988】 |
ドウコク! (2009年10月14日 21時52分) |
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これは 【986】 に対する返信です。 | |||
メルカトルさん、こんばんは。 前回にも記したとおり、映画 「砂の器」 は、ほぼ原作どおりの展開となるため(テンポを早めるため、若干の変更がありますが)、 前半は、それほど面白くはありません。 でも、後半から終盤にかけて、犯人が犯行に及んだ動機を、その幼少期から描いて見せたのが、件のシーンなのです。 そこが凄いのです。 (以下は、ネタバレのようですが、本作では早い段階で犯人を明かしていますので、ネタバレにあたらない、と判断して記述します。 そこは、お許し下さい。) そこでは、犯人(音楽家)が演奏会で初めて発表する曲、「宿命」 をBGMに、犯人の過去が語られます。 ハンセン病(前回、「ハンセン氏病」 と記していましたね。 ウィキペディアを見ると、「ハンセン病」 が正しいようです。 失礼。) を患った親が、住んでいる地域を追放されてしまい、病気の治癒を願い、一人息子を連れてお遍路の旅に出ます。 (当時、貧しくて医者に罹れないのであれば、多分、それぐらいしか患者に道はなかったのだろうと、推測します。) そこが、メルカトルさんの指摘されたシーンです。 犯人の故郷は、石川県で、日本海沿いに島根県まで親子2人連れで旅をします。 道中、いわれなき差別を受け、辛い思いを しながらも、ひたすら病気の治癒を願い、旅を続けますが、遂に行き倒れ。 そこを親切な警官に救ってもらい、子供はその警官の養子として育てられ、一時の幸福に浸ることとなりますが、 いざ、実際の父が担架で運ばれながら、自分に 「さよなら」 の声をかける段になると、「父ちゃ〜ん!」ってなって……。 という、もの凄いドラマチックな展開が、BGM「宿命」と相まって、このシーン、見ている者の胸に迫り来るのです。 更に明日に続けます。 |
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