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【731】 | 衒学趣味 ドウコク! (2009年08月21日 22時19分) |
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メルカトルさん こんばんは。 【衒学(げんがく)】 学問のあることをほこり、また、見せびらかすこと。ぺダントリー。 (「角川 国語辞典」から) こんな言葉、ヴァン・ダインの作品、および「黒死館殺人事件」を読むまで知りませんでした。 また、その後もこれ以外に、見たことがありません。 それぞれに登場する探偵たち。 「君も知っている通り、13世紀中ごろのイタリアの上流貴族では、○★絵柄が好まれていてね……」 知らんちゅーねん! そして、それが事件にどう関係あるねん。 ペラペラうっとうしーわ! 多少は、関係あったようですが、よく覚えていません。 まるで、電子辞書やケータイのウィキペディアを見ながら話しているような、彼らの記述には閉口しました。 まぁ、個性的ということで良いのでしょうね。 多分、この言葉は少なからず 「悪口」 として用いられるのでしょうが (実際に使用されているのをあまり見けないので、 使い方がよく分からない)、パロディなどでギャグにしている作品などもありそうですね。 それにしても、「僧正」 「グリーン家」 はまだトリック・犯人を覚えていますが、「黒死館」に至っては、 全部を読んだにもかかわらず、どちらも今は覚えていません。 というか、読んだ直後ですら、よく分からなかった、というのが真相です。 あの変なしゃべりのおかげで。 |
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【733】 |
メルカトル (2009年08月21日 22時53分) |
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これは 【731】 に対する返信です。 | |||
ドウコク!さん、こんばんは。 >こんな言葉、ヴァン・ダインの作品、および「黒死館殺人事件」を読むまで知りませんでした。 私も多分、ヴァン・ダインが最初だったと思います。 それまではそんな言葉自体知りませんでしたね。 ぺダントリーが作品の中で必然性があるのか、単なる飾りに過ぎないのか、意見が分かれるところでしょう。 確かに各作品の雰囲気作りに一役買っているとは思いますが、個人的には物語をややこしくしているだけで、ほとんど不必要なのではないかと。 しかし『黒死館殺人事件』からぺダントリーを取ったら、ミステリの「三大奇書」の一端を担う結果に果たしてなったかどうかを考えると、やはり全く意味がないわけではなかったんでしょうね。 しかし、せめて竹本健治の『匣の中の失楽』くらいストーリーに絡んでくるならまだ納得出来ますが、ほとんど重要性を持たないぺダントリーほど疎ましいと感じるものもないと思います。 >というか、読んだ直後ですら、よく分からなかった、というのが真相です。 同感です。 私も何がなんだかって感じで、結局何を描きたかったのか疑問にすら感じました。 一回読んだだけで、全てを理解してしまうような頭脳の持ち主はほんの一部の方だけだと思いますよ。 でなければ「三大奇書」の名が廃るというものです。 ではまた ^^ |
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