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【7353】 | RE:黒祠の島 メルカトル (2013年07月01日 23時30分) |
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ドウコクさん、こんばんは。 >さあ、今日から地獄の灼熱3ヵ月間の始まり。 本当なら、あと3週間くらいは梅雨で多少は涼しいはずなんですが、そんなに甘くはなさそうですね。 局地的に降雨があるようですが、特に北のほうでは極端に雨が少ないようで。 でも涼しいからいいですよね、その代わり冬は大変でしょうけど。 >PCではかなり複雑な模様でも作れる、ということです。 そうなんですか。時間は掛かるでしょうが、やり甲斐はあるんでしょうね。 複雑なAAなんかできる人は天才じゃないかと思いますよ。 いや、本当に尊敬に値します。 >以前、広島の江田島で、海軍兵の父母への手紙(要は遺書みたいなもの)を見ましたが、 >内容はもちろん、その字の上手さにも感動しました。 ほとんどが未成年なのに、立派でした。 何事にも真剣に取り組んでいた証拠ですね。 内容が内容だけに、その重さには何ものにも代えがたいものがあるのだと思います。 >いや、やはり、本作には読解力以前に、作品としての欠陥(と言えばおおげさですが)があると思います。 やはり、そうなんでしょうか。 私の未熟さだけではなく、正当に評価して欠陥があると。 まあ、あまり印象に残っていない時点で、何か足らないものがあったような気はしますけどね。 >最初に、「この島はよそ者に対して、非常に排他的で閉鎖的」とあるのに、 >本土から来た主人公に対し、聞きもしないアリバイまでペラペラ喋ってくれる。 なるほど、まあありがちな展開ではありますが、誰も彼もが素人探偵に協力的というのは、排他的、閉鎖的とは正反対ではありますね。 確かに読者によっては、興ざめと感じるところだと思います。 >こういうところの設定や展開の甘さが、ミステリとしては完成度が低いな、と感じます。 本格ミステリとして、色々な意味でちぐはぐさを感じてしまうのは、当然のことかもしれませんね。 これは結構な穴と言える気がします。 ではまた ^^ |
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【7354】 |
ドウコク (2013年07月02日 22時48分) |
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これは 【7353】 に対する返信です。 | |||
メルカトルさん、こんばんは。 >本当なら、あと3週間くらいは梅雨で多少は涼しいはずなんですが、そんなに甘くはなさそうですね。 もう、この辺は、だいぶ前から諦めて予報とか当てにせず、そう思うようにしています。 「7〜9月は。灼熱地獄。」、「日本は、(北の一部地方を除き、)温帯ではなく、亜熱帯である。」と。 そう覚悟していれば、何とか対処できるような。 ま、とにかく雨、かな。 20年ほど昔、夏に連日雨で冷夏だったころを、思い出しました。 (凶作で、米を緊急輸入した年。 農家の人は大変だったようですが、私は過ごしやすかった。) >何事にも真剣に取り組んでいた証拠ですね。 うちのオヤジ(江田島の兵隊さんよりは、ずっと年下ですが)も、字は強烈に上手いのですが。 でも、本人いわく、「クラスでは、下手な方だった。」とのこと。 読みでも、難解な漢字をほぼ読めますし。 昔の人、読み書きについては、本当に凄いなと思います。 さて、小野不由美氏「黒祠の島」、つづき。 >まあ、あまり印象に残っていない時点で、何か足らないものがあったような気はしますけどね。 これが本作の評価を、簡潔に表現しているのではないでしょうか。 「あまり印象に残っていない」と、ミステリを読み慣れた人に言われてしまう、という。 これは、読んだ側の方ではなく、作品自体にそう言わせてしまう要素があるのだと思います。 >本格ミステリとして、色々な意味でちぐはぐさを感じてしまうのは、当然のことかもしれませんね。 そういう意味(=アリバイ調査の記述が不自然かどうか)では、 「絶海の孤島」・「嵐の山荘」パターンは、よくできたシチュエーションだと思います。 上記では、アリバイを主張して自分の身の潔白を訴えなければ、犯人と疑われて、 最悪の場合、自分の身に危険が及ぶから、聞かれなくても自ら話すのが普通の感覚。 ですから、アリバイをベラベラ喋る(=そこにいくまでに、余計な記述がなく読みやすくなる)ことが、 自然な流れに。 しかし、それ(=上のパターン)を用いないと、アリバイ調べの部分などが煩雑になりそう。 かといって、そこを説明しないと、内容が薄くなる。 というわけで、そういう部分の処理が本作では未熟であった、と感じています。 |
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