返信元の記事 | |||
【7322】 | RE:黒祠の島 メルカトル (2013年06月26日 23時47分) |
||
ドウコクさん、こんばんは。 >こちらでは、今日は良い具合に降ってくれました。 こちらも朝から結構降りました。今日の降水量なら水不足もほぼ解消されたのではないでしょうか。 おかげで、気温も適度に下がり、とても過ごしやすい夜となっています。 しかし明日はまた最高気温30℃だそうで、また蒸し暑くなるんでしょうね。 まあ、それくらいならまだ我慢できますので、仕方ないかなと。 >絵は誰かに付かないと、上達は望めないような気がします。 そうですね、絵画はやはりその都度、くせや直すべき点を指摘してもらわないと、自分では気づかないことも多いでしょうからね。 私もね実は子供の頃、絵を描くのは好きだったんですよ。 写生とかポスターで、何点か入賞もしましたよ。 今でも賞状が飾ってあります。 でものちに気づきました、自分には絵心がないと。 >以前、字を練習しようと思い、ペン字の練習帳みたいなのを買いましたが、三日坊主でした。 私も相当なクセ字なので、ペン字は習いたいと真剣に思っています。 字が汚いと、頭悪いと思われてしまいますからね。 そう思っているのは私だけでしょうか、そんなことないですよね。 >素材は良かったけど、上手く料理できていない、という感じです。 まさにおっしゃる通りでしょう。今どきこうした作風を書ける人はあまりいませんが、せめてもう少し読みやすい文章だったらと思いますね。 >どうでしょう、メルカトルさんにとって本作は再読する価値があるのかなー、と勝手に思いますが。 確かに。私もこの半年くらい再読ばかりしていますが、正直この作品をもう一度読み直そうと考えたことは全くありませんでした。 なんとなくですが、再読してもやはりピンと来ないんじゃないかなと思ったりしています。 >ですから、どこかの部分で欠陥があっても他がカヴァーしていればOK はい、そうです。少々の瑕疵ならば他で補っていれば問題ないと思います。 どこかで感動できるとか、トリックがずば抜けて凄いとか、文章が心に沁みるとか、何か美点が目立っていれば、結構高得点を付けることが多いです。 >一つ良いところがあっても、他が良くないとダメ、みたいな。 まあこれもありますね。でも、良い点が欠点を忘れさせてくれれば、評価は上がります。 全てが優れたミステリなど、ほぼあり得ないですからね。 >私の場合は、嗜好が本格かビックリ系に偏っているので、 >そこさえクリアされていれば、後はあまり気にならないかも。 これまでの書評を読ませていただいて、それは感じます。 例えば、大村友貴美女史の『首挽村の殺人』を評価されているなど、私とはまた違った視点で読まれているのは間違いないですね。 私は本格だろうが、雰囲気が横溝を彷彿とさせようが、ダメなものはダメと割り切ってしまうほうですので。 ただ、トリックに関しては物理的なものよりも叙述のほうがより驚けるという点において、ドウコクさんと注目するところは同じかもしれません。 >「このミステリーがすごい」で評価されているような作品は、経験上、私の中では大幅にマイナス点です。 えっ?でも、『悪の教典』は1位でしたよ。 私は『このミス』はそれなりに精選されているとは思います。 ただ、すべてがミステリではないので、看板に偽りあり、だとは思います。 まあ私の場合は、ミステリに限らずエンターテインメント系の小説も許容範囲内ですので、全面的に否定するつもりはありません。 ホラーだろうが、SFだろうが、エンターテインメントだろうが面白ければそれでいいと思うほうですので。 ではまた ^^ |
■ 9,999件の投稿があります。 |
【7325】 |
ドウコク (2013年06月27日 22時59分) |
||
これは 【7322】 に対する返信です。 | |||
メルカトルさん、こんばんは。 >まあ、それくらいならまだ我慢できますので、仕方ないかなと。 そうですね。 30度は暑さの一つの目安ですけど。 誠にもって理不尽なことですが、8月なら30度は「涼しい」になりますから、マシと考えねば。 いつの間に、こんな変てこりんな感覚になってしまったのか。 >写生とかポスターで、何点か入賞もしましたよ。 おお、これは凄いことではないですか。 私は、小学生の時はいちびって(!)遠足の絵などにウルトラマンとかを書き足して、いつも叱られていました。 >字が汚いと、頭悪いと思われてしまいますからね。 そうなんですか。 私はそうは思いませんが。 ただ、雑な印象は受けます。 だから逆に、字の綺麗な人はキッチリとした感じが。 さて、小野不由美氏「黒祠の島」、つづき。 >今どきこうした作風を書ける人はあまりいませんが、せめてもう少し読みやすい文章だったらと思いますね。 うふふ、本日は恒例のツッコミ・タイム。 「読みにくい」というのとは少し違いますが、宗旨の本尊の正体を推理するところが、チンプンカンプンだったです。 ここはもっと平易な言葉で分かりやすくするか、もっと簡便に流すか。 あと、せっかく「黒祠」という聞き慣れない言葉を持ち出して、「邪教」を匂わす雰囲気作りをしながら、 あまり妖しげな感じがしなかったのが、残念です。 結果的には邪教っぽかったのですけど、そういう印象が読後に薄い。 ここは、横溝氏なら、 「古くより島独特の疫病があり、江戸時代には隠れキリシタンが大勢惨殺され、その結果、人々の中に……」 のような因縁話を付けて、もっと盛り上げるような気がしますし、 麻耶氏なら、 信仰の本質を、もっと狂気じみた異常なものとして記述したように思います。 その意味では、「風車を各家が飾っている風景」というのは、アイデアとして良かったのですが、 全く活かされていなかったのが残念です。 >えっ?でも、『悪の教典』は1位でしたよ。 まあ、これは「黒い家」の作者だということで読もうと思っていました。 それにこれは、ジャンルとしてミステリとは呼べないでしょう。 ミステリではない作品が高評価を受けるので、「このミス」はやはり、私の中ではマイナス・ポイントです。 |
|||
この投稿に対する 返信を見る (1件) |
© P-WORLD