返信元の記事 | |||
【7114】 | RE:【黒猫倶楽部】〜ミステリを語... メルカトル (2013年05月20日 23時07分) |
||
みゆりんりんさん、こんばんは。 >メルカトルさん、読み終わりましたよー いやー、吃驚しました。こんなに早く読み終わるとは思ってもみませんでしたから。 お疲れ様でした、そして長文も慣れたもんですね。 感想を改めて拝読し、素晴らしいと思いましたよ。 私にはここまで突き詰めた感想はとても書けません、なかなか本質を突いているし、何と言うかインテリジェンスを感じます。 >今回は木場も関口の過去の様子も詳しく解り、どういう繋がりの友人達なのかも解りました。 そうですね、各登場人物の相関関係が比較的詳しく書かれていますので、その意味では親切な作家さんだと思います。 ですから、出来ることなら「百鬼夜行シリーズ」は書かれた順番に読むのがベストなのでしょうけど。 >今回は結構ドロドロした感じでしたね。 もうデビュー作でこの人の作風は完全に出来上がっていたと思いますね。 私はノベルズの初版が刊行されたと同時に読ませてもらいましたが、京極夏彦恐るべしと感じ入りました。 この人は将来大作家になるだろうと予感しましたね。 まあ、私だけじゃなく、ほとんどの人がそう思ったでしょうけど。 それにしても、おっしゃるようなドロドロ感が、これまで経験したことのない刺激となって私を飲み込んだ感じで、あの夏は忘れられないものとなりました。 >遺伝的に起きる無頭症に対する昔からの行いは、ある意味納得出来ます。 無頭症が出てきた時点で、なんだかとんでもない方へ話が進んでいる気がしましたけどね。 >そんなに脳の情報の否定(思い込み)で数人が同時に現物を意識出来なくなるものか? それはドウコクさんが最も気にされていたことです。 メイントリックとも言える、その見えるとか見えないとかが、フェアではないと。 しかし、そのために長々と初っ端から京極堂が解説を試みたわけなので、その努力を買ってやっていただきたいなと思います。 私は、これをトリックと受け止めず、単なる現象と考えることにより、本作をミステリではなくエンターテインメントだと思うことにしています。 >一言で言うと、関口初め神経薄弱な方々が多すぎる?でした。 そうでなくては成り立たなかったお話です。 なので、ある程度の瑕疵は大目に見てあげないと、この作品は出来上がらなかったでしょう。 特に関口がこの時、幾分情緒不安定だったことが、重要なポイントではないかと考えます。 >屍蝋が出てきましたが、屋内で出来る発想が出るとは思っていませんでした。 現実に起こり得ることなのか、私には正直分かりませんが、これもまたストーリー上やむを得なかったのでしょうね。 >京極さんのはそれをめちゃめちゃスケールを大きくして、題材にしている感じです。 おっしゃる通りだと思います。 その姿勢は本シリーズの一貫したテーマと言っても過言ではないかもしれません。 >でも着地点で同じ気持ちで居れたら、それで良し!ですね♪ 本作ではあまりいいところのなかった榎木津ですが、例えば『鉄鼠の檻』なんかでは、その本領を発揮していますよ。 >京極堂が結婚した逸話が出る話は無いんですか? 残念ながらそのエピソードは今のところ書かれていません。 >だから奥さんも大変とは・・・あっ、関口は精神的に弱そうだから動じない性格じゃないと。 関口の奥さんはしっかりした人だと思いますよ。 あまり出番は多くないですが、ある作品でその辺りが描かれています。 >オーサーさん=大沢住職様? そうです、PCからはオーサーさんで、スマホからは大沢住職さんですね。 同一人物ですよ。 ではまた ^^ |
■ 9,999件の投稿があります。 |
【7121】 | ![]() |
みゆりんりん (2013年05月21日 10時05分) |
|
これは 【7114】 に対する返信です。 | |||
メルカトルさん、おはようございます。 >そうでなくては成り立たなかったお話です。 そうですよね。普通の人達の普通の感覚でだけ表現しようと思ったら、面白い展開になる訳ないですもんね♪ 昨日から手持ち無沙汰でほけら〜、読むのがなーい。 でも昨日図書館から予約が入ったとのお電話。 もう前過ぎて何を予約してるか覚えてないから、何が来たのか聞いたら『64』とのこと。 新刊か人気ランキングを見て予約したから、さぁて誰のどんなのかも分からないww 今日退社後行こうと思ってます。 その時にまた京極さんを借りようと思います。 |
|||
この投稿に対する 返信を見る (1件) |
© P-WORLD