返信元の記事 | |||
【4610】 | RE:i (アイ) 鏡に消えた殺人者 ドウコク (2011年06月14日 22時35分) |
||
メルカトルさん、こんばんは。 >そうですねえ、クーラーに身体が慣れてしまうと、僅かな時間でもクーラーを止めるとすごく暑く感じますからね。 なかなか、クーラーの場合は、「止める」とは行かないでしょうから。 家庭の場合は、難しいと思います。 ただ、公共の場合、温度設定を高めにすることで、かなりの節電効果が見込めるのでは?、と思います。 例えば、鉄道。 駅や列車内。 ラッシュ時は仕方ないとして、それ以外は少々の汗も我慢しなければ。 そして、パチ屋。(笑) 確か、去年は「冷房で殺されそう」みたいな話を書きましたが、今年は今のところ、大丈夫ですけど。 >このままでは、電気料金の大幅な値上げにも繋がりかねません。 これはもう、仕方がないでしょう。 実際、そこまで最早われわれは追い詰められてしまっている、と思います。 その意味で、あれほどヒドイと思われた阪神大震災より、今回の方が更に深刻なのではないでしょうか。 それにしても、電力会社管区内では最大の電力消費地である、某府知事の節電への非協力的発言は、気になります。 まあ、彼の言っている内容も分からないでもないですが、この夏は、「まず節電」だと思います。 さて、今邑彩氏「i(アイ) 鏡に消えた殺人者」について。 >もしかして、女史の読みやすく忘れやすい、という二大特徴の事をおっしゃっているのでしょうか。 > ( 中 略 ) >それだけインパクトに欠けるのでしょうかねえ。 今邑氏にそんな特徴があったとは知らなかったのですが、私が感じたのは、「忘れやすい」というよりも、 「インパクトに欠ける」の方が、近いと思います。 今作のホラー的側面、怨念の部分を、もっとドロドロに強調することもできたのではないか?、と思います。 記述の、技術的な話でいうと、途中で「発端」の話の後日談みたいなものを、挿入するとか。 あるいは横溝氏なら、親子3代くらいに渡って、因縁話を展開させたかも。(笑) しかし、その部分が弱いと感じられるため、ホラー的側面でもあまり恐くない、 ひいては、「犯人が、鏡の中から出現したとしか思えない」の部分に、説得力が薄かったような感じがします。 つまり、現実的な判断をする警察でさえ、それを信じざるを得ないという状況には、遠かったかな、と。 この辺が、前回に記した、「柔らかな筆致に感じ、読みやすかった」の感想の、マイナス面ですね。 |
■ 9,999件の投稿があります。 |
【4613】 |
メルカトル (2011年06月14日 23時19分) |
||
これは 【4610】 に対する返信です。 | |||
ドウコクさん、こんばんは。 >なかなか、クーラーの場合は、「止める」とは行かないでしょうから。 >家庭の場合は、難しいと思います。 気軽に「暑いから点けよう」ではなく、扇風機などを駆使して、どうしても我慢できなくなったらクーラーを点けるくらいの意識を持って、この夏は乗り越えなければならないと思います。 >ただ、公共の場合、温度設定を高めにすることで、かなりの節電効果が見込めるのでは?、と思います。 そうですね、まあ公共施設の場合は、その辺り抜かりはないと思いますけどね。 電車などはおそらく設定温度を上げて、その旨を乗客に説明したりするのでしょう。 >確か、去年は「冷房で殺されそう」みたいな話を書きましたが、今年は今のところ、大丈夫ですけど。 今年は大丈夫でしょう。 これだけ節電の動きが活発になっている時に、それを逆行するような、冷房をガンガンに効かせるような真似はしないと思いますよ。 あまり冷えるようだったら、「温度を上げて節電しなさいよ」くらいの事は訴えても、文句は言われないでしょう。 >その意味で、あれほどヒドイと思われた阪神大震災より、今回の方が更に深刻なのではないでしょうか。 福島の原発事故がこれ程深刻な状況を生み出すとは、当初想像もしませんでした。 恐ろしいものですね、このまま各原発が次々に休止に追い込まれると、更なる電力不足が日本を襲う可能性も否定できません。 そうなると、ますます日本経済が落ち込むのは目に見えています。 >それにしても、電力会社管区内では最大の電力消費地である、某府知事の節電への非協力的発言は、気になります。 協力しない、と明言していますね。 いくらなんでも、ちょっと酷いのではないでしょうか。 >今作のホラー的側面、怨念の部分を、もっとドロドロに強調することもできたのではないか?、と思います。 ちょっと中途半端でしたか。 まあ、それこそ横溝氏と比較されたのでは、今邑女史もたまったものではないと思いますが。 それでも、もう少しホラー色を濃くして、ドロドロした描写もあったほうが、作品の深みは出た気がしますね。 しかし、その辺りも含めてソツなくこなすところが今邑女史らしさと言えるかも知れませんけど。 >ひいては、「犯人が、鏡の中から出現したとしか思えない」の部分に、説得力が薄かったような感じがします。 なるほど、肝心の事件の不可能性が弱いと感じられるのは、問題ありですね。 一番のウリであるところが、あっさり処理されすぎている、という事でしょうか。 >この辺が、前回に記した、「柔らかな筆致に感じ、読みやすかった」の感想の、マイナス面ですね。 確かにこの作家の短編ホラーを読んでみると分かりますが、じんわりと心に染み込んでくる怖さはありますが、リアル感はあまり感じませんし、きわどい描写も敢えて避けている気がします。 だからと言って、面白くない訳ではありませんが、物足りなさを感じる読者も少なくないかもしれませんね。 ドウコクさんにとってはそんな作風が、欠点として映ってしまったんですね。 なんとなく分かる気がします。 ではまた ^^ |
|||
この投稿に対する 返信を見る (1件) |
© P-WORLD