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【4551】 | RE:作者不詳 ドウコク (2011年06月04日 22時18分) |
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メルカトルさん、こんばんは。 >しかし、日中でも目に付き難い場所に建ってるマンションなんかは狙われやすいのは間違いなさそう。 上の階の場合、玄関にカギを掛けてさえいれば、侵入経路はベランダだけなので、泥棒が入った場合、まず両隣が疑わしい。(笑) 話は飛びますが、「香菜里屋を知っていますか」を読むにあたって、人物を参照するために過去3作を用意していたところ……。 何と、その3冊が行方不明となりました。 消えているのは、その3冊だけ。 他の本はもちろん、金目のもの(大したものではないですが)も普通に、あります。 従って、空き巣ではない。 考えにくいですが、自分で、掃除のときに誤って捨てたとしか、考えられません。 そんな覚えは無いですが。 うーん、ミステリ! >誰が読んでいるか分からない小説の世界ですから、どこからクレームや苦情が出てもおかしくはないですから。 もちろん、それへの予防線もあるでしょうが、事前に調べる手間が省ける、というのもあるのではないでしょうか。 また、せっかく思いついたのに、時代的に使えない、というのも避けられる。 「シュレディンガーの猫」(作中では、確か「毒まんま」)の話なんか出てきますが、この時代に、実際にそれを知っている人がいたかどうか、 調べるのは面倒でしょうし。(まあ、これくらいは調べたでしょうけど。) 架空の設定だと、思いついたネタを、クレームなど気にせずに自由に書ける、という利点があると思います。 三津田信三氏「作者不詳」、つづき。 >文章がすんなり頭に入って来ないと言うか、情景が浮かびにくいというか・・・ これは以前にも、おっしゃっておられましたね。 私の場合、そこまで意識したことはないですが、無意識のうちに、そういう不満もあるのかも知れません。 というのも、私が読んだ三津田氏は4作ですが、いずれもサクサク読めた or ゾクゾク感じた、というわけでもないですので。 ※参考 4作とは、「凶鳥の如く忌むもの」、「忌館 ホラー作家の棲む家」、「首無の如く祟るもの」、「作者不詳」。 ※※追記 ただ、以前にも申し上げた通り、「凶鳥の〜」のトリックは、凄いと思います。 さて、今日は本作の良い点について。 それは、女子大生が主人公の、作中作「娯楽としての殺人」。 他の作品群とは異質な、コミカルで明るいタッチの、ミステリ。 「うわあ、こんな作品も書けるんだ。」と、感心しました。 トリック的には今一つ、とも思いますが、犯罪を扱う性質上どうしても暗くなりがちなミステリでも、こんなにサラッと読める、 そして、それを出来るだけの力量が作者にはある、と思った次第です。 |
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【4555】 |
メルカトル (2011年06月04日 23時14分) |
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これは 【4551】 に対する返信です。 | |||
ドウコクさん、こんばんは。 >上の階の場合、玄関にカギを掛けてさえいれば、侵入経路はベランダだけなので、泥棒が入った場合、まず両隣が疑わしい。(笑) なるほど、まあミステリの世界ならば、単純な警察の捜査ではまず両隣を怪しむでしょうね。 それは、現実の捜査でも同じことかもしれません。 例えば5階とかに空き巣が忍び込む可能性は、非常に低いですからね。 それこそ顔見知りの犯行か、隣かでしょう。 >考えにくいですが、自分で、掃除のときに誤って捨てたとしか、考えられません。 そんな覚えは無いですが。 うーん、ミステリ! えーっ!?掃除していて、文庫本を整理するのは解りますが、簡単に捨てたりしますかねえ。 ちなみに、読み終わった本は本棚に片付けている訳ではないのですか? 私の場合は、もう本棚は一杯で、古いオーディオの上にうず高く積まれていますが。 それにしても不思議ですね、大事にされているであろう、「香菜里屋シリーズ」だけが紛失してしまっているのは。 まさか、ドッペルゲンガーでは? >もちろん、それへの予防線もあるでしょうが、事前に調べる手間が省ける、というのもあるのではないでしょうか。 >また、せっかく思いついたのに、時代的に使えない、というのも避けられる。 なるほど、それは大いに考えられますね。 せっかくのアイディアが使えないとなると、それなりに時代設定を変えざるを得ないですから、その手間も省けますしね。 >というのも、私が読んだ三津田氏は4作ですが、いずれもサクサク読めた or ゾクゾク感じた、というわけでもないですので。 例えば、今邑彩女史なんかと比べると、その読みやすさの差は歴然としていますね。 その代わり、女史の場合は忘れやすいという特徴もあるようですが。 しかし様々な読者の事を慮って、最低限の読みやすい文章で描くのは、作家の務めだと思いますけどね。 せっかくの名作なのに、読みづらいが為にいまいち手放しで喜べない、という作品の代表が私にとっては『首無の如き祟るもの』ですね。 いやー、非常に残念です。 トリック的には目を瞠るものがあるんですけどねえ。 >そして、それを出来るだけの力量が作者にはある、と思った次第です。 確かに力量という点では、今後も注目されるべき作家であるのは間違いないと思いますが、文体が合わないのは返す返すも残念です。 もう少し読みやすい平易な文章を書いてもらえないでしょうかね。 そうすれば、もっと著書を読む気が起きるはずです。 ではまた ^^ |
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