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【4477】 | RE:魍魎の匣 ドウコク (2011年05月26日 22時29分) |
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メルカトルさん、こんばんは。 >しかし、最近小バエを瞬時に殺傷できる殺虫剤が新発売された模様ですので、そちらも気になっています。 「ベランダに吊るす」タイプより、なんかコッチの方が、効果が期待できそうではありませんか。 値段やニオイなども、気になるところですが。 >当時は政略結婚なども普通におこなわれていたようですし、あまり個人の人権は尊重されなかったのでしょうね。 今などより、「家」が重視されていたみたいですからね。 個人は、それを存続させるための道具みたいな面も、少なからずあったのかも知れません。 特に、女性なんか。 >私でも気になるくらいですから、ドウコクさんはかなり楽しみにしておられるのではありませんか? そうですね、最近は、時代背景が「戦国」⇔「幕末」の繰り返しばかりだったので、その意味で興味深いです。 また、いつもなら緊張感が持続できなくなる筈の終盤に、大きなドラマ(源平の争い)があるのも、ポイントが高そう。 (ただ、本当に盛り上がるのは、清盛が死んでから、ですが。) 京極夏彦氏「魍魎の匣」、つづき。 >しかし、また挫折しそうで、それが一番怖いですね。 「ドグラ・マグラ」(←すみません、間に「・」を入れるの忘れてました)、上巻のキツそうな(挫折しそうな)部分、 それは作中作の、経文の部分と学術論文のところだと思いますが、最悪、軽く読み流す(あるいは飛ばす)でも、 ストーリーの把握には、問題ないと思います。 作品全体の正確な評価には、少し支障が出るかも知れませんが。 >そうでしょうね、私も本作は日本のミステリ史に残る名作といって良いと思っています。 これに関連して、教えてほしいところがあります。 作品の評価は、その通りで良いとして、お聞きしたいのは、作家の評価について、です。 今は、各方面で高い評価を受けている京極氏ですが、そんな風になったのは、本作の成功によってでしょうか? それとも、その前(=「姑獲鳥の夏」)の時点で既に、凄かったか、 または、後に続く作品で、名声を確立することになったのでしょうか。 ざっくりとしたモノで結構ですので、よろしくお願いします。 |
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【4478】 |
メルカトル (2011年05月26日 23時42分) |
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これは 【4477】 に対する返信です。 | |||
ドウコクさん、こんばんは。 >「ベランダに吊るす」タイプより、なんかコッチの方が、効果が期待できそうではありませんか。 >値段やニオイなども、気になるところですが。 どうなのでしょうね。 やはり最初から嫌な虫が台所にいないほうがいいですからねえ。 取り合えず、今使っている殺虫剤がなくなったら試してみようかと思っています。 値段はそれ程高くはないと思いますが、匂いは確かに気になりますね。 >今などより、「家」が重視されていたみたいですからね。 >個人は、それを存続させるための道具みたいな面も、少なからずあったのかも知れません。 家柄ですね、現在ではそれ程重要視されていませんが、その昔は家系を絶やさないための結婚を強要された事も少なくなかったようです。 お見合いをして、一、二度会ってそのまま結婚した、なんて話もよく聞きますし。 >特に、女性なんか。 特別好きでもない相手と結婚するというのは、どんな気持ちなのでしょうね。 家の為なら仕方ないと簡単に割り切れるものでしょうか。 >そうですね、最近は、時代背景が「戦国」⇔「幕末」の繰り返しばかりだったので、その意味で興味深いです。 そう言われればそうですね。 それにしてもよくネタ切れしないものだと感心します。 そういう意味では脚本家も大変だと思いますね。 原作があればまだ何とかなる気はしますけど。 >また、いつもなら緊張感が持続できなくなる筈の終盤に、大きなドラマ(源平の争い)があるのも、ポイントが高そう。 なるほど、それは楽しみですね。 ドラマティックな展開を期待しています。 >それは作中作の、経文の部分と学術論文のところだと思いますが、最悪、軽く読み流す(あるいは飛ばす)でも、 >ストーリーの把握には、問題ないと思います。 んー、どの部分で挫折したのかもう思い出せないほど、昔に読みましたので。 ただ、なんとなくですが、これ以上読んでも意味不明な苦行が続くだけのような気がして、本を置いた記憶があります。 後半でちゃんとしたミステリに仕上がっていると分かっていれば、我慢して読んだと思います。 しかし、その頃は無論ネットなど無縁の時代でしたし、周りの誰も読んでいませんでした。 本作が確りしたミステリであり、合理的な結末を迎えるのだという情報が予め頭に入っていれば、と思うとちょっと悔しいですね。 >今は、各方面で高い評価を受けている京極氏ですが、そんな風になったのは、本作の成功によってでしょうか? 難しい質問ですね。 私見としては、デビュー作『姑獲鳥の夏』である意味ブレイクしたと言っても過言ではないと思います。 なぜなら、この作品をきっかけにメフィスト賞が創設された訳ですから。 しかし、その名を更に天下に轟かせることになったのは、やはり『魍魎の匣』ではなかったかと思います。 この作品で一躍時代の寵児になり、日本推理作家協会賞受賞で、もはやミステリ界のみならず文壇の風雲児として持て囃されるようになったわけですよ。 受賞した時点で『狂骨の夢』『鉄鼠の檻』を発表していましたから、その時は既に超人気作家(今で言う東野圭吾氏のような)にのし上がっていたと思います。 その後、泉鏡花文学賞、山本周五郎賞、直木賞の相次ぐ受賞でその地位を不動のものにしたのですね。 その段階で、少しでも本を読む人なら誰でもその名を知っている超有名人になっていたと思いますよ。 以上飽くまで私個人の意見というか、感覚ですが、それ程的外れではないと思います。 ではまた ^^ |
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