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【4209】 | RE:熱帯夜 メルカトル (2011年04月05日 23時44分) |
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ドウコクさん、こんばんは。 >こちらも、満開ではないけれどとても美しかったですが、いま現在は少し寒いです。(まだまだコタツが大活躍中) まさにお花見の季節ですが、今年は節電の件もあって自粛傾向にあるようですね。 しかし、私はそこまでする必要はないのでは?と思っています。 休みの日中にすれば何ら問題ないのではないでしょうか。 こんな時期に花見もないだろう、という意見も聞かれそうですが、日本中がしゅんとなって俯いていてはいけないと思いますね。 それにしてもまだ朝晩は少し冷えますね。 これがいわゆる花冷えと言うんでしょうか。 >東北地方も、桜の咲くころには少しでも暖かくなって、そして今より状況が良くなっていることを、願いたいものです。 少しずつではありますが、仮設住宅の建設も進んでいるようですし、各都道府県の受け入れ態勢も整ってきていますので、取り合えず仮の住まいでも落ち着きを取り戻されると考え方も前向きになれる気がします。 とにかく早く笑顔と心の平安を取り戻していただきたいです。 >あまり長引くと、福島県の住宅地はもちろん、産業の復興がかなり困難になってしまいそうで、心配です。 もうこの事態を収束させるのは容易ではありませんね。 何とか専門家の知恵を借りて、勿論海外からの支援も甘んじて受け入れて、ことの解決に当たっていただきたいと思います。 >例えば、「最後の言い訳」で出てきたような新聞記事などを出して、事件の推移をもう少し詳しく、という手もありそう。 >(その一方で、記述が軽かったから騙されたのかも知れない、という思いも。) この作者の手腕なら、長編に纏め上げる事も十分可能だったとは思いますが、そうなるともっと事件を複雑化せざるを得ない分、テンポが悪くなったかもしれませんね。 短編だからこそ、コンパクトにまとめられて、読者の興味を最後まで逸らさない傑作に仕上がったとも言えそうです。 この素材を生かした長編も読んでみたかった気もしますが、結局短編で正解だったのかもしれませんね。 >(構想から完成までの苦労など除き、)作者としては、分量的に執筆で手間のかかった筈のものが、一番、評価されないなんて。 単行本では、『あげくの果て』が表題作だったんですよね。 本当に分からないものですね、作者としても最も自信があったからこそ表題作にしたのだと思いますが、その作品が皮肉にも我々にはあまり評価されなかったとは。 しかし実際、この作品はどこに焦点が絞られていたのかイマイチ理解できない部分がありました。 一体作者の意図がどこにあったのか、私には正直分かりませんでした。 私の読み込みが足りないのかもしれませんが、それ以前に三作品の中では最も読みづらく、登場人物にも魅力が感じられませんでした。 ではまた ^^ |
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【4210】 |
ドウコク (2011年04月06日 22時41分) |
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これは 【4209】 に対する返信です。 | |||
メルカトルさん、こんばんは。 >それにしてもまだ朝晩は少し冷えますね。 何と、昨日までは帰り(夜)のチャリで、まだ手袋をしていましたよ。 今日はさすがに、しようかどうか迷いましたが。 4月になっても手袋をしているのは、あまり記憶にないです。 日中は、ポカポカ陽気でした。 >何とか専門家の知恵を借りて、勿論海外からの支援も甘んじて受け入れて、ことの解決に当たっていただきたいと思います。 まあ、被害を受けていない外野がいくら心配をしたところで、福島の被災地には影響ないでしょうから、 歯がゆいけど、ここは黙って、専門家にお任せ、ですね。 曽根圭介氏「熱帯夜」、つづき。 >しかし実際、この作品はどこに焦点が絞られていたのかイマイチ理解できない部分がありました。 >一体作者の意図がどこにあったのか、私には正直分かりませんでした。 同感です。 「あげくの果てに」の作者の意図、 私が思うに、(というか、誰でも思うでしょうが、)3人の主要人物の意外な接点、だと思うのですが、 その意外性が、作品の重い背景に釣り合っていないのでは、との感想です。 「高齢化社会を解決するための、戦慄すべき、一つの方策」、 「警察と反社会的組織との狭間での、ある人物の葛藤」、などを、 ミス・ディレクションとして使うには、あまりに重かった(=読者は、それを単なる伏線と切り捨て難い)、と思います。 その分、シンプルに「あっと驚ける」ような、切れ味に欠けたのではないか、と感じました。 更に、エンディングの不明瞭さ。 ここで、「結局、この話は何だったのだ?」となりそう(←これは、読み終えた直後の私の感想)、なのですが。 ただし、私の場合、ここは逆に、「いかにも“筒井康隆らしい”。」ということで、 実は、この部分を結構、「これもアリ」と評価していたりします。(結局、話の真の構造は、分かっていないのですけどね。) |
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