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【3743】 | カー談義 ドウコク (2011年01月20日 22時31分) |
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メルカトルさん、こんばんは。 >車を運転していて、スリップするあの感覚は本当に心臓に悪いです。 これは、相当に気持ち悪いですね。 経験したことが無いので、あくまで想像ですが。 以前、関西空港に向かう時、橋の上で強風のためハンドルが効きにくくなったことがありましたが、それ以上の恐怖でしょう。 >自転車でも結構滑るのではないでしょうか、そうでもないですかね。 こちらの雪なら、少し滑る程度です。 それに、チャリなら滑っても、足を着けてしまえばなんとかなるので、車に比べ大したことはないですね。 さて、今日は、カー談義。 >もしかしてカーの作風がお好きなのでしょうか。 好きですねー。 ただ、正確には、「横溝が好きなので、それに似ているカーが好き。」かな。 (順番は逆でしょうが。 横溝に似ているカーではなく、カーに似ている横溝、の表現が正しいのでしょうけど。) 読み始めた理由も、横溝がエッセイでホメテいたからです。 【3733】より メルカトルさんの挙げた3作(1作は少しあやふやですが)、私も好きですよ。 「三つの棺」……実は私は、「密室談義」はそんなに印象に残っていません。 それよりも、冒頭でいきなり出てきた事件の不可能性と、吸血鬼伝説のオカルティズムの度合いが、 他作品より抜きん出ていると、感じました。 「夜歩く」……心理的盲点をついた、トリックの鮮やかさ、というのが、とにかく本作の印象です。(内容はもう忘れましたが。) 「皇帝のかぎ煙草入れ」……確か、男性が階段を上って(下って?)いくシーンで始まる作品ですよね? そして、女性が窓越しに犯行現場(かな? らしきもの)を目撃するという。(違っていたら、失礼) もしその作品だとしたら、私は真犯人にビックリしました。 そのビックリ度は、クリスティのある作品(「オリエント急行」ではない)並み、といっても大げさではないと思います。 |
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【3745】 |
メルカトル (2011年01月20日 23時10分) |
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これは 【3743】 に対する返信です。 | |||
ドウコクさん、こんばんは。 >以前、関西空港に向かう時、橋の上で強風のためハンドルが効きにくくなったことがありましたが、それ以上の恐怖でしょう。 横からの強風も結構ドキッとしますね。 特にワゴンタイプだと車が傾く感覚が、じかに身体に伝わってきますから、ちょっと怖いです。 スリップの場合はそれとはやや違いますが、ハンドルが効かなくなると、車がどの方向にどういった動きをするのかが分からないので、一瞬かなりの恐怖感を覚えますね。 >それに、チャリなら滑っても、足を着けてしまえばなんとかなるので、車に比べ大したことはないですね。 そうですね、でも自転車の方が危険な場合もありますので、雪の日などは注意してくださいね。 特に傘など差して運転している場合など、視角も悪くなりますので。 >ただ、正確には、「横溝が好きなので、それに似ているカーが好き。」かな。 なるほど、横溝氏とカーとの共通点は結構あるような気はしますね。 オカルト趣味と村の古くからの因習とか、独特の雰囲気は西洋と東洋の違いはあっても、相通じるものがあると思います。 >読み始めた理由も、横溝がエッセイでホメテいたからです。 横溝氏が海外の作家でもっとも好きなのはカーだったとか、確かどこかに載っていた記憶があります。 もしかしたら、多少なりともカーの影響を受けた可能性はありますね。 > それよりも、冒頭でいきなり出てきた事件の不可能性と、吸血鬼伝説のオカルティズムの度合いが、 > 他作品より抜きん出ていると、感じました。 なるほど、そういった意味でも本作はカーの代表作といっても良いかも知れませんね。 知名度はカーの作品の中でも最高に近いと思いますし。 それだけ、世界中のミステリファンから愛されている作品なのだと思います。 >「夜歩く」……心理的盲点をついた、トリックの鮮やかさ、というのが、とにかく本作の印象です。 なんといってもカーのデビュー作ですから。 かのフェル博士も、H.M卿も出ていないわけですから、キャラの魅力を抜きに、純粋に面白い作品ですね。 独特のオカルティズムと、一瞬の隙を突いた見事なトリックは印象深いです。 >「皇帝のかぎ煙草入れ」……確か、男性が階段を上って(下って?)いくシーンで始まる作品ですよね? > そして、女性が窓越しに犯行現場(かな? らしきもの)を目撃するという。 そうです、ドウコクさんの思っておられる作品で間違いありません。 密室ではありませんが、僅かな錯覚を利用したあのトリックはカーにしては珍しい、特筆すべきものだと思います。 これはカーの作品の中にあっても、異色作でありながら代表作の一つであり、名作だと私は考えます。 話は変わりますが、びなぞうさん情報、ありがとうございました。 一安心しました。 あとはびなぞうさんの登場を、気長に待ちましょうか。 オーサーさんの『魍魎の匣』のその後も気になるところですが。 ではまた ^^ |
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