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【3011】 | RE:夏の葬列 ドウコク! (2010年08月12日 22時39分) |
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メルカトルさん、こんばんは。 訪問に関しては、何かネタが浮かんだとき(ミステリではないでしょうけど)などに、 ウダ話をさせてもらいたいとは、思っています。 その時は、どうかよろしく、と前もってお願いしておきますね。 >私の知る書店で、光文社刊の高木氏の作品を並べてある店はありません。 あ、これは例の大書店だからですよ。 さすがに近所の本屋では無い、と思います。(ちゃんと探したわけではないですけど。) ところで、この出版社って、角川文庫と何かつながりでもあるのですかね。 (例えば、元角川の社員が、以前の社長のゴタゴタの際に、独立して作ったとか。) 他の作家や、作品を見ても、以前に角川文庫に収録されていたのが多いような気がします。 山川方夫氏「夏の葬列」、つづき。 >読後感は切ない?或いはつらい、という感じなのでしょうか。 「つらい」、だと思います。 どーんと落ち込みそうな。 概要は、以下の通り。 暑い夏のある日、(数字は多分ですが)10数年ぶりに、苦い思い出のある、少年時に疎開した町にやってきた主人公。 今、改めて記憶が甦る。 その日も暑かった。 少年は、空襲に遭遇してしまった。 その際、自分をかばってくれようと駆け寄ってきた年上の少女を、思わず突き飛ばして、米軍機の前にさらしてしまう。 場所は、畑の中。 少女の来ている服の白さが、格好の標的になるかも知れない恐怖に、「お姉さん、こっちに来ないで。」と。 目をつぶった背後で、敵機の機銃掃射が、人間を撃ち抜いた音。 振り返れずに帰宅した少年は、少女の生死を知らぬまま、疎開先を後にすることになる。 「俺は一人の人間を、死に至らしめたのかも知れない。」と、いつも悩んでいた主人公。 そんな彼の前に、一群の葬列がやってくる。 その葬列こそ、彼を更なるどん底に突き落とす使者であった……。 と、こんな感じです。 記憶がもはや曖昧なので、不正確な部分や、 上手く簡潔にまとめられなかったので、ネタバレっぽく、かなり詳細に書いてしまったことは、お許しを。 |
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【3015】 |
メルカトル (2010年08月12日 23時36分) |
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これは 【3011】 に対する返信です。 | |||
ドウコク!さん、こんばんは。 >訪問に関しては、何かネタが浮かんだとき(ミステリではないでしょうけど)などに、 >ウダ話をさせてもらいたいとは、思っています。 その時は、どうかよろしく、と前もってお願いしておきますね。 ドウコク!さんには随分沢山の小説や映画をご紹介いただきましたね。 本当にありがとうございました。 あ、まるで最後のお別れみたいな書き方ですが、今後も新たに本を読まれた時や、何かあった時は遠慮なく書き込んでくださいね、いつでもお待ちしていますよ。 >ところで、この出版社って、角川文庫と何かつながりでもあるのですかね。 私は無関係だと思いますけどね。 そんな話は聞いたことがありませんし、角川文庫はハルキ文庫と分裂した経緯がありますから、その件に関しては解決済みだと思いますよ。 >「つらい」、だと思います。 どーんと落ち込みそうな。 しかし、短編のわりにはそれだけ重みを感じさせる読後感を持った、希少な作品とも言えそうですね。 あらすじを読ませていただきた限りでは、確かにテーマが重いし、後味も良くなさそうですが、一読の価値はあると思えます。 暫くは読みたい小説の候補がいくつかありますので、まだ先になるとは思いますが、いつか読んでみたいですね。 ではまた ^^ |
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