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【2705】 | RE:長い家の殺人 ドウコク! (2010年06月09日 23時01分) |
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メルカトルさん、こんばんは。 >六番目の小夜子』はホラーともミステリともつかず、中途半端で尻すぼみの印象が払拭できません。 これについては私は、青春小説かな、と思っています。 それにちょっと不気味ない伝統が絡んだ。 おっしゃる通り、ホラーでもミステリでもない、と思います。 歌野晶午氏「長い家の殺人」、つづき。 >ちょっとアウトロー的なキャラがいい味出していると思いますね。 おお、「家」シリーズの残りにもがぜん興味が湧いてきました。 >一時、執筆を中断していた氏ですが、再開したおかげで『葉桜の季節に君を想うということ』みたいな傑作をものにし、 充電みたいなものでしょうか? その間にアイデアを上手くまとめられたのでしょうね。 それにしても、歌野氏「葉桜〜」、「死体を〜」、「長い家〜」の3作しか読んでいませんが、 作風にかなり幅がありますね。 そのへんにも「真剣さ」を感じました。 >新本格のブームも島田氏なくしてはあり得なかったかも知れません。 私は綾辻氏ほか2・3名しか知らなかったのですが、本当に貢献されているのですね。 「新本格」を充分に楽しんでいる私にとっては、恩人とも呼べそうです。 なお、以前メルカトルさんがおっしゃられていた音楽に関してなのですが、こちらはですね、 曲が古すぎたのと、私が楽器を演奏出来ないので、実はあまりピンときませんでした。 これはお相手できず、申し訳ないです。 ただ、ストラトキャスター(私のイメージでは、リッチー・ブラックモアのギター)が凄い名品だというのを知って、驚きでした。 |
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【2709】 |
メルカトル (2010年06月09日 23時37分) |
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これは 【2705】 に対する返信です。 | |||
ドウコク!さん、こんばんは。 >これについては私は、青春小説かな、と思っています。 なるほど、その一面もありますね。 ホラー+ミステリの要素、それに青春小説の特色を併せ持った贅沢とも言える小説の割には、ワクワクさせてくれたのは最初だけでした。 前半は非常に先を読むのが楽しみだったのに、後半に行くほど目に見えてドキドキ間が薄れているのが分かり、最後にはがっかりさせられました。 プロット的には優れていただけにとても残念な作品だと思います。 >おお、「家」シリーズの残りにもがぜん興味が湧いてきました。 『長い家の殺人』を楽しめたのでしたら、他の作品も毛色は少しずつ変わっていますが、少なくとも期待を裏切られる事はないと思いますよ。 >作風にかなり幅がありますね。 そのへんにも「真剣さ」を感じました。 個人的には少しお遊びが過ぎる気もしますが『密室殺人ゲーム王手飛車取り』なんかもお薦めです。 丁度、文庫化されたばかりなので、今ならすぐに入手できるでしょう。 >「新本格」を充分に楽しんでいる私にとっては、恩人とも呼べそうです。 長らく無冠の帝王などと呼ばれていました。 私は何故この人がいまだに候補に挙がりながら、直木賞を受賞していないのか不思議でなりません。 また、日本推理作家協会賞は8年連続でノミネートされましたが、本人が辞退していたそうです。 賞には縁がなくとも、その実績は誰もが認める、ミステリ界の御大でしょうね。 >曲が古すぎたのと、私が楽器を演奏出来ないので、実はあまりピンときませんでした。 >これはお相手できず、申し訳ないです。 いえいえ、全然構いませんが、私がご紹介した曲ってそんなに古かったでしょうか。 クサメタルではないですよね? ではまた ^^ |
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