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【2702】 | RE:【黒猫倶楽部】〜ミステリを語りません ころころ (2010年06月09日 11時36分) |
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・メルカトルさん、こんにちは。 >そうですね、そしていつの日か文庫化されて感想を交換できる時が来るとよいですね。 いま、あんまり、書店へいく時間がなくて、 存在もまだ確かめられていないのですが、 見つけたら文庫化を待たずに入手しちゃうかも知れません。 私には思い入れのあるシリーズなものですから(^^) >読み方、感じ方は十人十色、どこに重点を置いて読み進めるかは個人の自由ですから。 >要はいかに自分が共感できる部分を沢山見つけられるかがポイントとなるのではないでしょうか。 私の場合「共感」と「新鮮な知識」でしょうね。 自分の知らなかった分野のことや行ったことのない地域や国の話が 楽しく、よく分かるように書いてあると嬉しいです(^^) >私もメインよりサイドストーリーの方が印象に残っている作品が結構ありますよ、そんなものだと思います。 キャラに感情移入した場合、そういうことが多いですね、私の場合。 ほんの少し事件のかかわりを持ったその場限りの登場人物でも この人の歩んできた半生はどんなだったのだろうな、とか。 本の筋以外の部分を想像してみたり。 これってなぜかな?と、ふと自己分析してみました。 私は、小・中・高校生とずっと演劇部にいました。 お芝居演じるのが好きだったし、オリジナルの脚本を考えるのも好きでした。 つまり、役をつかむためにその役柄のサイドストーリーを考えてしまう ことがあったので、そのクセみたいなものがついているのかしら?と。 京極作品はそういう意味では思いきり戯曲向けの著書に思います。 だから傍役に注視する時もそういう眼で見ているのかも知れません。 >その姿勢こそが、現代的といえるミステリの読み方なのかもしれません。 >いまだにトリックやプロットに思い入れを持っている私は、時代に逆行しているのでしょうかね。 >少し考えさせられます。 いえいえ、それこそ、それぞれの読書スタイルであると メルカトルさんが仰っていることですから問題ないのでは? と思います(^^) いろんな角度からいろんなものの見方を別々の人がするってことが 同一著書であっても奥行きや幅が深く広くなっていくとも思えますし。 要は読書に関してはお互いの感じ方、とらえ方に対して なるほど、そうとも取れるのか、ととらえられればいいのでは? 邪道だ、違うぞ、と否定的な見方さえしなければ、いい気がします。 ちょっと偉そうなこと書いてしまってごめんなさい。 では、また(^^)ノ |
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【2708】 |
メルカトル (2010年06月09日 23時35分) |
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これは 【2702】 に対する返信です。 | |||
ころころさん、こんばんは。 >見つけたら文庫化を待たずに入手しちゃうかも知れません。 今なら中型書店クラスでも、手に入るのではないでしょうか。 出版社は前作と同じ祥伝社です。 >自分の知らなかった分野のことや行ったことのない地域や国の話が >楽しく、よく分かるように書いてあると嬉しいです(^^) そのお気持ちはよく分かりますね。 私も自分の知らなかった意外な知識がさりげなく提示されていたりすると、なんとなく得した気分になります。 その瞬間だけでも、その小説を読んで良かったと思わせてくれますしね。 >ほんの少し事件のかかわりを持ったその場限りの登場人物でも >この人の歩んできた半生はどんなだったのだろうな、とか。 >本の筋以外の部分を想像してみたり。 なるほど、しかしそれは余程想像力がなければ出来ない事かもしれませんね。 それが出来るころころさんは、ある意味読書の才能に恵まれているとも言えるのではないでしょうか。 なかなか得がたい体質ではないかと。 これは想像力の貧困な私には羨ましい限りですよ。 >お芝居演じるのが好きだったし、オリジナルの脚本を考えるのも好きでした。 そんな経験が現在のお仕事に役立っているのでしょうね。 >いろんな角度からいろんなものの見方を別々の人がするってことが >同一著書であっても奥行きや幅が深く広くなっていくとも思えますし。 そうなのでしょうねえ。 だから私は他の人の書評を読むのが好きですし、解説も好きです。 なるほど、こんな読み方も出来るのかとか、自分が読みきれなかった部分を発見できる場合も多々ありますから。 >邪道だ、違うぞ、と否定的な見方さえしなければ、いい気がします。 そうですね。 どこに重点を置いて読むか、何に対して共感できるかは人それぞれですから、まさに十人十色、感じ取り方は様々あって当然でしょう。 ただ、本を読む時だけは己の感受性を最大にして相対したいものだとは思います。 ではまた ^^ |
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