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【2682】 | RE:【黒猫倶楽部】〜ミステリを語りません ゴールデンゼウス (2010年06月06日 23時47分) |
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メルカトルさん、こんばんは。 >しかし、無の状態から執筆を始めて、結局最後に全てを収束しきれずに完結させてしまう例は結構あるのではないかという気がします。 そうでしょうね。 すべての作家がみなうまく納めることが出来るとは限りませんらね。 禍都 途中まできました。 前作同様に登場人物はほぼ一緒です。 だんだん思い出してきました。 これが一番スケールがでかいです。 前作で京都がズタズタの破壊され数万人が死にますが、政府は妖怪について一切認めようとはしません。 数万人の人が見ているのですが、何故かどのTVやムービーにも写っていないからです。 政府はテロ組織による集団幻覚と決めつけてしまいます。 ここで、政府を仰天させて認めざるをえない出来事が起こります。 最初、これを読んだとき、あまりの内容であきれてしまいました。 ここで私の柴田よしきという作家の認識が決まりました。 破天荒でムチャクチャ! 面白い。 >最近これといったミステリに出会っていない為、ネットで角川ホラー文庫を検索する機会が多くなっているのです。 なるほど、そうやって探しているのですか。 私は基本的に本屋で探すしかしたことがないのですが、地理的にすぐに行けない人のためには良いかもしれませんね。 それではまた。 |
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【2689】 |
メルカトル (2010年06月07日 22時56分) |
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これは 【2682】 に対する返信です。 | |||
ゴールデンゼウスさん、こんばんは。 >そうでしょうね。 すべての作家がみなうまく納めることが出来るとは限りませんらね。 どうしても回収できずに、強引に解決に結び付けてしまったり、謎を謎のまま残してしまったり、色々な例がありそうですね。 特にミステリの場合、謎が過不足なく解明されている事が前提となっているので、その辺り文芸作品に比べてハードルが高くなっているのかもしれませんね。 だからなかなかミステリ作家が育たない、その分ホラーが近年幅を利かせている気がしないでもないです。 ホラーなら小難しいトリックも必要ないですし、細かい伏線などもそれ程重要視されない、そんな気安さがホラーを隆盛させている要因でしょうかね。 >ここで、政府を仰天させて認めざるをえない出来事が起こります。 むむ、これは展開が読み難いですね。 その出来事とは一体どのようなものなのでしょう、ネタバレになりそうなら回答は無用ですが、気になりますね。 >ここで私の柴田よしきという作家の認識が決まりました。 破天荒でムチャクチャ! 面白い。 分からないものですね、あの『ふたたびの虹』の作者がそのような破天荒な作品を上梓しているとは。 幅広い作風には素直に脱帽します。 >なるほど、そうやって探しているのですか。 私は基本的に本屋で探すしかしたことがないのですが、地理的にすぐに行けない人のためには良いかもしれませんね。 田舎ですので大型書店が近隣にないんですよ。 ですから、ネットの力を借りて検索したり、取り寄せてもらったりするしかないのです。 しかし、e-hon加盟店だとネットで注文し、書店を指定すれば2、3日で届きますから、便利には違いないですね。 結構入手困難な小説でも手に入りやすいですよ。 さて『トンコ』に同時収録の『黙契』。 何の前触れもなく自殺した専門学校生の妹の謎を追う兄。 しかし、兄妹愛は描かれているものの、今ひとつ踏み込んで描写されていない為、印象が薄かったのが残念でした。 まあ、他の2編が予想以上に出来が良かったのでよしとしましょう。 明日からは、江戸川乱歩の短編集に入ります。 ではまた ^^ |
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