返信元の記事 | |||
【2680】 | RE:長い家の殺人 メルカトル (2010年06月06日 23時27分) |
||
ドウコク!さん、こんばんは。 >おお、江戸川乱歩の短編集だったのですね。 そうです、ドウコク!さんは既に読まれているかもしれませんが。 実は私もかなり前に乱歩の短編集を読んでいるので、もしかしたら重複するかもしれないのですが、もう忘れてしまっていると思いますので、特に問題ないかと。 >「芋虫」の件、了解しました。 まあ、お互いに結構、触れてますので、ここで終了ということで。 それ以外の作品については、問題なければ書評は書くつもりですが、『芋虫』だけはあまりにも悲惨な内容なので、ここで書くには相応しくないと考えました。 >「怪奇色はあるが、ノスタルジック」とのことで、ふと私は道尾秀介氏を思い浮かべました。 イメージ違いなら申し訳ないです。 基本的に「ノスタルジック・ホラー」と呼ばれているジャンルの作家ですので、ミステリとは言えませんね。 短編集がほとんどですが、淡いタッチで切なく描かれる人間模様や、心情が心に残ります。 >「大変、満足。 とても良かった。」です。 そうですか、それは何よりです。 デビュー作ですので、拙さが残っているような気がして、その辺りやや心配だったのですが、杞憂に終わって良かったです。 >以前に書かれた内容から言って、読まれてますよね? 読みましたよ。 随分前なので、ほとんど忘れてしまっていますけどね。 >私が最も評価したいのは、 >「山奥のロッジで起こった、不可解な事件が、何と都会のライブハウスでも発生した!」です。 なるほど、本作のトリックの肝ですからねえ。 意外に単純なトリックだけに、破壊力は備えているのかもしれませんね。 どちらにしても、本格好みのドウコク!さんが満足されたのですから、島田氏が推薦する理由も分かるというものです。 もしかしたら、三部作の『動く家』や『白い家』も同様に気に入られるかもしれませんね。 ではまた ^^ |
■ 9,999件の投稿があります。 |
【2686】 |
ドウコク! (2010年06月07日 20時55分) |
||
これは 【2680】 に対する返信です。 | |||
メルカトルさん、こんばんは。 >(朱川湊人氏)基本的に「ノスタルジック・ホラー」と呼ばれているジャンルの作家ですので、ミステリとは言えませんね。 なるほど、購入する際には「ミステリではない」と割り切らないと、いけないですね。 あやうく「イニシエーション・ラブ」の二の舞になるところでした。 あるいは、「六番目の小夜子」かな? これはてっきりホラーだと思って購入したのに。 解説、ありがとうございます。 歌野晶午氏「長い家の殺人」、つづき。 >デビュー作ですので、拙さが残っているような気がして さすがメルカトルさんあたりの読書量ともなると、この作品にそんな感想も抱くわけですね。 私は単純に、「練り込まれているな。」と感じました。(言い換えれば、私が作者の罠に見事にハマった、かな。) 前日記したように、山荘だけに終わらせなかった点、 (ここで終わっていたら、そんなに評価していないかも。 もう一つあったからこそ、驚いた。) 事前に泥棒が入っている点、ペンキが塗られている点、などの伏線の張り方も、 上手くトリックを盛り上げたと思います。 また、冒頭の独白も(もしかしたら、最初は無かったのかも知れないけど、付け加えることによって)結構、効果的だったと思います。 ただ、小説として、「人間が描けていない。」とかの指摘なら、その辺は私には分かりません。 上の感想は、あくまでミステリ的観点からです。 島田荘司「薦」については、明日に。 追記:「キャリー」(特別編)借りました。 でも、“193分”とあって、ビックリ。 今日は無理かも。 |
|||
この投稿に対する 返信を見る (1件) |
© P-WORLD