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【2669】 | RE:【黒猫倶楽部】〜ミステリを語りません ゴールデンゼウス (2010年06月05日 00時22分) |
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メルカトルさん、こんばんは。 >ストーリーを予め決める、プロットを優先させる、トリックに肉付けしていく、など様々な執筆方法がありそうですね。 そうかもしれませんね。 でも書き出して構想が決まってないのに、ちゃんと最後にまとめるというのは凄いと思います。 >こんなところで京極作品で有名な妖怪が既出だったとは知りませんでした。 >意外というか、まさか柴田女史の作品でこんなに沢山の妖怪が出てくるとは、面白いものですねえ。 私も意外でした。 最初に読んだときは気付かなかったけど、再読というのはこうした再発見も楽しいものですね。 今日、炎都読み終わりました。この物語は安部清明なんかも登場します。といっても妖怪を封印した人としてですが・・・。 最後は龍を復活させてなんとか凌ぎきるのですが、帝の生まれ変わりは京都を守るために、紅姫という悪い姫の希望をかなえるために、あえて現世の恋人を捨て、時空の彼方へ飛び去ってしまいます。 これから2冊目の禍都に入ります。 >『トンコ』の前に「あちん」で『幽』怪談文学賞短編部門大賞を受賞し、同作でデビューしているもようです。 そうですか。それは知りませんでした。 ちょっと面白そうですね。 それではまた。 |
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【2673】 |
メルカトル (2010年06月05日 23時25分) |
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これは 【2669】 に対する返信です。 | |||
ゴールデンゼウスさん、こんばんは。 >そうかもしれませんね。 でも書き出して構想が決まってないのに、ちゃんと最後にまとめるというのは凄いと思います。 作家という人種は一般人とは頭の構造が違っているのかもしれませんね。 特にミステリ作家にいたっては、他のジャンルと違って、トリックは勿論の事、細かな伏線やプロットなど頭を捻って搾り出さなければなりませんから。 我々には窺い知れない苦労があるのでしょうね。 幾多の新人が華やかにデビューしながら、いつの間にか名前を聞かなくなった、というのもやむを得ない話なのかもしれないですね。 >私も意外でした。 最初に読んだときは気付かなかったけど、再読というのはこうした再発見も楽しいものですね。 その通りだと思います。 私など、つい新しいものを追い求めるが故に、気になる作品はいくつもありながら再読しないでいるのは、実は勿体無い話なのかもしれません。 それでいて古書店に売りに行こうと思わないのは、やはりミステリに愛着があるからなのでしょう。 >今日、炎都読み終わりました。 この作品は本格的な歴史ファンタジーだとゴールデンゼウスさんの書評を読んで感じました。 たまにはそういった作品も良いかもしれませんね。 あまりファンタジーとは縁のない私ですが、本作のような壮大な物語は「あり」だと思います。 >ちょっと面白そうですね。 『トンコ』の特筆すべき点は、主人公の雌豚の逃避行を描きながら、一切の感情表現を避けているところです。 ですから、読者はトンコの言動からその場その場の感情を想像するしかない訳で、逆にその事で感情移入しやすくなっていると思います。 その辺り、さすが新人同然とはいえプロの作家だと感心します。 なんとなく読み飛ばしてしまいそうな、そんな些細な点を拾い上げながら読み進むのも一興ではないでしょうか。 最終話の『黙契』はまだ最後まで読んでいませんので、明日にでも感想を書きます。 ではまた ^^ |
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