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【2653】 | RE:続 怪奇小説 メルカトル (2010年06月02日 23時43分) |
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ドウコク!さん、こんばんは。 >今日もホールで凍死しそうになりました。(以前のとは別のところ。) 最近ではパチンコ店も空調に気を使っているものと思っていましたが、相変わらずのようですね。 私も真夏に半袖に上着という、妙な格好で打っていました。 >作品、お勧めということで、インプットしておきます。 途中まではサスペンスの効いたミステリと呼んでも差し支えないような、そんなホラー小説です。 面白いのは間違いないですが、思わず目を覆いたくなるようなシーンもありますので、少しだけ覚悟が必要です。 とにかく一番怖いのは怪物でも幽霊でもなく、ごく普通に存在する人間なのだという一種の教訓を含んだ、最近の作品にしては珍しいいかにもホラーらしいホラー小説だと思いましたね。 >「ドラマ」という意味では、戦争の悲惨さを感じた、かな。 それも当然のご意見だと思います。 しかし、乱歩自身はこの作品は反戦小説ではないと言い切っています。 つまり、グロテスクの極限を描きたかったのだということらしいのですが、私には悲しい人間の性が感じ取られました。 これは乱歩の短編の代表作ではないかと、密かに思っています。 最近のホラーにはこのようなドラマ性を孕んだ名作は見当たらない気がします。 ではまた ^^ |
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【2663】 |
ドウコク! (2010年06月04日 22時36分) |
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これは 【2653】 に対する返信です。 | |||
メルカトルさん、こんばんは。 昨日は失礼しました。 今日はさすがにコタツを使うこともありません。 また、しまうことにします。 >真夏に半袖に上着という、妙な格好で打っていました。 夏のパチ屋では、上着は必需品ですね。 私も必ず着ますよ。 ですから、半袖で長時間、打っている人は素直に凄いな、と思います。 先日だって上着を着ていました。 でも、それでも寒すぎる、という状態だったのです。 >これ(「芋虫」)は乱歩の短編の代表作ではないかと、密かに思っています。 私はメルカトルさんのように、あまりドラマ性は感じませんでしたが、それ以外の部分でも充分に評価して然るべき、だと思います。 ご意見、同感です。 さて、前の続きで、怪奇小説。 >とにかく一番怖いのは怪物でも幽霊でもなく、ごく普通に存在する人間なのだ これなんですよ。 実は、これに頭を悩ませているのですよ。 私は元々、幽霊などに大変、興味がありました。 小学生の夏休みなんか、「心霊写真特集」を楽しみにしていたものです。 ですが、(多分、高校ぐらいに)ある怪奇小説のオムニバスを読んでから、急激に興味を無くしたのです。 元々、できの良くない作品ばかりでしたが、その中で印象的だったのが、小松左京の「くだん」。(確か、こんなタイトル) 太平洋戦争末期で、疎開先の民家の2階には何かがいる、そこに近づくことは禁止されていた、 しかし、ある時、小松少年はそれを見てしまう……といった内容です。 そこまでは、作者の力量からなのか、とてもゾクゾクして読めたのですが、クライマックスの、広島の原爆。 (それがストーリーとどう関わるのか、は割愛します。) このとき、私は思いました。 「いくら怖い幽霊や怪物でも、一瞬で10万人単位の人間を殺しはしない。 本当に怖いのは、それができる人間の方だ。」 これ以降、幽霊系の怪奇小説(ホラー小説)が面白くなくなりました。 本当は、読んで存分に恐がりたいのですが。 |
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