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【2434】 | RE:【黒猫倶楽部】〜ミステリを語りません メルカトル (2010年05月04日 23時16分) |
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ゴールデンゼウスさん、こんばんは。 >なるほど。ミステリというよりも、ワンダーランドとかパラレル・ユバーサルの世界ですね。 まあ、そうとも言えますけど、やはり括りとしてはミステリだと思います。 本格ではないですが、サスペンスに近いミステリではないかと。 一応合理的なオチがついていますし。 >いかなる理由があっても売りません。売り買いするのはあくまでもそれを生業としている人たちです。 なるほど、確かに一理ありますね。 収集家は集めるだけで、それを処分しようとは思わないでしょうね。 >小手先のテクニックが悪いわけではありませんが、もっとがっぷり四つに組む本格小説であれば、私はミステリに限らずその作家を応援したいですね。 今回は短編集という事で、小細工を弄した作品が多かったようですが、長編はそうでもないですよ。 叙述トリックがメインの作家ですから、おっしゃるように小手先のテクニックに頼っている傾向はありますが、個人的にはそういったミステリ作家がいても悪くないと思います。 残念ですが、ゴールデンゼウスさんの嗜好には合わない作家なのかもしれませんね。 さて乙一氏『夏と花火と私の死体』ですが、本日読み終えました。 同時収録の『優子』はまだこれからです。 内容は 九歳の夏休み私は無邪気な殺人者によって殺された。 幼い兄妹はこの私の死体を巡って、四日間の悪夢のような冒険を強いられる。 というものです。 物語は殺された私の一人称によって語られます。 この小説は作者が16歳の時に描かれて、それを絶賛する読者も少なくないようですが、私にはやはりやや稚拙な印象を受けました。 ただ、登場人物は少ないですが、ラストはちゃんとしたオチがついていて、ホラーというよりはミステリとしての体裁を保っていたと思います。 その点は救いでしたが、世間の評価が高い割には、それ程秀逸ではなかった、というのが正直な感想です。 ではまた ^^ |
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【2437】 |
ゴールデンゼウス (2010年05月05日 00時03分) |
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これは 【2434】 に対する返信です。 | |||
メルカトルさん、こんばんは。 >まあ、そうとも言えますけど、やはり括りとしてはミステリだと思います。 >本格ではないですが、サスペンスに近いミステリではないかと。 >今回は短編集という事で、小細工を弄した作品が多かったようですが、長編はそうでもないですよ。 >残念ですが、ゴールデンゼウスさんの嗜好には合わない作家なのかもしれませんね。 そうですか。 別にそれも嫌いではないですよ。 短編はどうしても短いページ数の中で、いかにオチをつけるかが難しいので、今まで読んだ中ではちょっと古いですが、星新一とか片岡義男などは短編の名手だと思っています。 では長編でも読んでみますかね。 >さて乙一氏『夏と花火と私の死体』ですが、本日読み終えました。 >その点は救いでしたが、世間の評価が高い割には、それ程秀逸ではなかった、というのが正直な感想です。 おお、ペースが速いですね。 この作家はまだ読んだことがないので、候補として頭の中に入れておきます。 それではまた。 |
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