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【2371】 | RE:【黒猫倶楽部】〜ミステリを語りません ゴールデンゼウス (2010年04月26日 23時59分) |
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メルカトルさん、こんばんは。 >高村女史はそれ程スピード感をウリにしている作家のイメージはありませんが、そうでもないんですね。 マークスの山では、やたら文体を難しく書きすぎた感がありましたが、こちらは最初の導入部分を抜けてしまたっら、かなりのスピードアップになります。 それに何より警察内の動き、新聞社内の動きの表現が素晴らしいです。 現場にいるような錯覚を覚えました。 本日上巻が終わったので中巻に入りますが、概要としては大会社の社長が誘拐され、皆が大事件と騒ぐ中、 突然人質が解放されます。 警察も新聞社も??ですが、実は人質は社長個人ではなく、もっと別なものでした。 ここから先はネタばれになるから書きませんが、う〜ん、そんなことも出来るのかと唸らされました。 この作品は1995年頃からのフィクションが作品に混ざっており、かなり昔に初版が刷られて、やっと文庫化されたようで、本屋の扱いもそれなりにということらしいですよ。 >さて、『クリムゾンの迷宮』ですが、現在、8人の男女が4組に分かれてそれぞれの目的に向かって、サバイバルゲームを本格的に始めるところです。 少し思い出してきました。(笑 それではまた。 |
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【2378】 |
メルカトル (2010年04月27日 23時08分) |
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これは 【2371】 に対する返信です。 | |||
ゴールデンゼウスさん、こんばんは。 >それに何より警察内の動き、新聞社内の動きの表現が素晴らしいです。 現場にいるような錯覚を覚えました。 高村女史の筆力を持ってすれば、読者にそれ位の臨場感を味わわせる事くらいは、それ程困難ではないのかもしれませんね。 私は『マークスの山』で、著者の実力を見誤ってしまったのでしょうか。 やはりどの作品も世評が高いのは、伊達ではないという事ですかね。 >警察も新聞社も??ですが、実は人質は社長個人ではなく、もっと別なものでした。 まさに意外な展開ですね。 単なる誘拐物に留まらず、さらに読者の予測の上を行く、素晴らしい構成だと思います。 これは先の展開が楽しみですね、大いに楽しまれる事を祈っております。 『クリムゾンの迷宮』はさしたる進展もなく、なんとなく淡々とストーリーが進行している感があります。 ただ、主人公の心情が手に取るようにわかるので、その意味では流石に達者だと思いますが、果たして世間の評判どおりの出来なのか、些か不安になってきました。 ではまた ^^ |
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