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【2254】 | RE:【黒猫倶楽部】〜ミステリを語りません メルカトル (2010年04月13日 23時06分) |
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ころころさん、こんばんは。 >平たく言えば好みの問題と言うわけですね。 おっしゃる通りです。 ただ、京極作品の中では独自の立ち位置を確保している感じですかね。 >「鉄鼠の檻」と比較してもそれほど悪くない感じをうけました。 そうですか、それは良かった。 実は『狂骨の夢』を読まれると聞いたとき、若干の危惧があったのですが、杞憂に終わってよかったです。 私よりも本作の魅力を繊細に感じ取られたのでしょうね。 その読解力は素晴らしいと思います。 >全て電話やメールのやり取りだったため、強引さは弱かったかも。 >着眼点は論理的な理由があってのこと。 そうですか。 不可解な謎が理論的に解明されるという、島田氏自身が本格ミステリはこうあるべきとの姿を体現された作品だったようですね。 ころころさんはそれなりに満足されたでしょうか? >このエピソード、絶対あとで生きてくるって思って読んでいるので >ものすごい肩透かしな気分になります(^^;) お気持ちは分かります。 でもミステリには、そういった事件とは全く関係ないと思われる記述が横溢している作品も結構あります。 作者の意図を測りかねる状況ではありますが、これも文学の異端としてのミステリの一つの形でもあると思います。 >メルカトルさんも、嫌いでないならYOU TUBEで仮面ライダー電王、 >是非ご覧になって下さい。 時間があるとき観てみます。 ご紹介ありがとうございます。 ではまた ^^ |
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【2266】 |
ころころ (2010年04月15日 11時03分) |
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これは 【2254】 に対する返信です。 | |||
・メルカトルさん、こんにちは。 >おっしゃる通りです。 >ただ、京極作品の中では独自の立ち位置を確保している感じですかね。 え?そうなのですか? 私は普通の皆様とは感覚が違うのでしょうか?(^^;) 独自の立ち位置・・・には思えませんでしたけど、なんででしょうね? >そうですか、それは良かった。 >実は『狂骨の夢』を読まれると聞いたとき、若干の危惧があったのですが、杞憂に終わってよかったです。 > >私よりも本作の魅力を繊細に感じ取られたのでしょうね。 >その読解力は素晴らしいと思います。 お褒めいただいて恐縮なのですけど(笑) 読解力と言うよりも、女性視点のストーリーであった・・・と 言うのが大きかったのかも知れませんね。 気持ちの入り方がスムーズだったということではないかと。 >不可解な謎が理論的に解明されるという、島田氏自身が本格ミステリはこうあるべきとの姿を体現された作品だったようですね。 >ころころさんはそれなりに満足されたでしょうか? 短編ですし、強引さは否めませんでした。 「なぜソレがわかったの?」っていう部分もすべては書いてなかったり。 この1冊の2作品だけを取り上げて言えば、そういう意味では、 正直少しばかり消化不良な感じも受けてしまいました。 >お気持ちは分かります。 >でもミステリには、そういった事件とは全く関係ないと思われる記述が横溢している作品も結構あります。 >作者の意図を測りかねる状況ではありますが、これも文学の異端としてのミステリの一つの形でもあると思います。 う〜ん、作家の作風の特色・・・ととらえて 理解するしかないってことですよね。 さて、「絡新婦の理」2〜3日読めなくて停滞してます。 冒頭一発目の始まり方が、「あなたがー蜘蛛だったのですね」となっているのは 「鉄鼠の檻」での「拙僧が殺めたのだ」と同様の手法ですね。 「魍魎の匣」でも最初に列車の中で男性二人が邂逅し 箱の中のアレを見てしまう件が最初に持って来られているように、 京極作品は時系列が前後してしまうことがあるように思います。 読んでいく順番通りにはストーリーの時間が流れてないのですよね。 ここに惑わされる要因の一つがあるのでしょうね。 では、また(^^) |
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