返信元の記事 | |||
【1229】 | RE:死仮面 ドウコク! (2009年12月02日 22時15分) |
||
メルカトルさん、こんばんは。 >スティーブン・キング (中略) 値段的にもとても手が出ませんが ということは、メルカトルさんは、キング氏も読んでおられるのですね。 私はこの方は、映画でしか知りません。 一応、ホラー作家なのですよね。 観た映画がホラーばっかりだったので。 今すぐ思いつくのを挙げれば、「ペット・セメタリー」は、結構、恐かったです。 他、「シャイニング」、「ミザリー」、「イット」などかな。 「キャリー」(ってこの人ですよね?)は、見ていません。 遠い日の抒情を感じさせる佳作、「スタンド・バイ・ミー」がキング氏作、だと後から知って、とても驚きました。 >中途で投げ出すような横溝氏ではないと思いますので、完全なる作品が読みたい 「死仮面」の完全版、実はあるそうです。 後半部分がなぜ他人の手によって書かれたかというと、 角川版発行時に、「原稿が紛失していたため」だそうですが、後から見つかって発表されたみたいですよ。 (角川文庫ではない。 どこか聞いたことのない出版社。) 後半を加筆した評論家が、それを見ていたのかどうかは分かりません。 でも、もし読んでいて書いたのなら、たとえ横溝作品であっても、本作はあまり大きな期待は出来ない、と思います。 >高木彬光氏 この方も読んでおられるのですね。 凄いです。 私も気にはなっていましたが、映画化された「白昼の死角」を読んで、(それは良い出来だと思ったのですが、) 「私の求めるモノとは違うかな。」と思い、他は読んでいません。 それにしても、坂口安吾氏も凄いですね。 この人は、太宰治と同系統の「堕落論」のような作家だと思っていたのに、ミステリも「不連続〜」以外にも 手掛けていたのですね。 |
■ 9,999件の投稿があります。 |
【1232】 |
メルカトル (2009年12月02日 23時14分) |
||
これは 【1229】 に対する返信です。 | |||
ドウコク!さん、こんばんは。 >ということは、メルカトルさんは、キング氏も読んでおられるのですね。 いえいえ、申し訳ないですが、私も読んだ事ありません。 誤解を招くような書き方をしてしまい、すみませんでした。 もっぱら映画、というかDVDでしか観ていないですので、ドウコク!さんのほうがお詳しいのではないでしょうか。 私は『キャリー』『シャイニング』『ミザリー』を観ましたが、正直『シャイニング』だけは、訳が分かりませんでした。 『キャリー』は青春映画としてもホラーとしても、素晴らしい出来だったと思います。 ドウコク!さんはご覧になっておられないようですが、これはお薦めですよ、デビュー作ですしね。 >角川版発行時に、「原稿が紛失していたため」だそうですが、後から見つかって発表されたみたいですよ。 そうなのですか、それは是非読んでみたいですね。 ただ、おっしゃるような経緯で書かれたのならば、期待はずれに終わる可能性が高そうです。 それにしても、なんだか微妙なお話ですね。 >私も気にはなっていましたが、映画化された「白昼の死角」を読んで、(それは良い出来だと思ったのですが、) >「私の求めるモノとは違うかな。」と思い、他は読んでいません。 私も映画化されたということで『白昼の死角』は読みましたが、はっきり言って高木氏の他の作品とは全く趣を異にします。 デビュー作の『刺青殺人事件』や代表作『人形はなぜ殺される』『能面殺人事件』『わが一高時代の犯罪』などはどれも水準以上の出来で、一度読んでみる価値はあると思いますよ。 私は横溝氏も勿論好きですが、高木氏の方が作品数的には圧倒的に多く読んでいます。 特に密室を扱った作品が多く、作風は横溝氏ほどオカルティックな雰囲気はありませんが、それだけ本格推理小説よりに傾いている感じです。 余談ですが『刺青殺人事件』は横溝氏をして、「やられた」と言わしめたほどの名作ですよ。 ただ今読んでみると所謂「古臭さ」は感じるかもしれませんがね。 >それにしても、坂口安吾氏も凄いですね。 坂口安吾氏は少年時代から、推理小説の愛読者だったそうです。 ですから、いずれ自分も書いてみたいとの思いは強かったのではないでしょうかねえ。 ところで、安吾氏は『不連続殺人事件』で第2回日本探偵作家クラブ賞を受賞していますが、この時最後まで候補作として争ったのが、奇しくも横溝氏の『獄門島』と高木氏の『刺青殺人事件』だったそうです。 ではまた ^^ |
|||
この投稿に対する 返信を見る (1件) |
© P-WORLD