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【1223】 | RE:悪霊島 メルカトル (2009年11月30日 23時24分) |
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ドウコク!さん、こんばんは。 >「お尋ねの人物は、昭和二十何年に〜」みたいな電報が金田一にあった作品は、記憶にあります。 といういう事は、本当の意味での競演は果たしていなかったのですね。 だから横溝氏は、夢の競演を現実のものにしようと目論んでいた、ということになるのでしょうか。 この有名な二人の警部が同作で登場していないのは意外な気もしますが、東京と岡山ではかなり距離がありますから、やむを得なかったんですね。 >また、私は、タイトルからして、非常に惹かれました。 タイトル名もそうですが、私は登場人物ひとりひとりの名前の付け方にも拘りを感じます。 横溝氏はこんなところにも、独自のセンスを発揮していたように思います。 話は変わりますが、最近、書店で『悪霊の島』というタイトルを見つけてドキッとしました。 作者はあのスティーヴン・キングでしたので、余計に驚かされました。 しかも本書には双子が登場するらしいですよ、ちょっと吃驚でしょ。 >更に、「シャム双生児」、「鵺(ぬえ)の鳴く夜は恐ろしい」などの、オカルティックな醍醐味満載、の本作。 ディクスン・カーの影響もあってか、横溝氏は確かにオカルティシズム(特に和の)を作品に取り込む事に関しては当代随一だったと思います。 読者の恐怖心を煽るテクニックは、本当に見事だったですしね。 >“ミステリ的に”、少し不満は残りましたが、「横溝節」を充分、堪能できて、今から思えば読後感は良かったと思います。 かなり忘れていますが、私もそう思います。 『病院坂』とはまた違った意味で、横溝氏晩年の代表作となりうる作品だと思います。 ではまた ^^ |
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【1224】 |
ドウコク! (2009年11月30日 23時45分) |
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これは 【1223】 に対する返信です。 | |||
メルカトルさん、再びです。 >といういう事は、本当の意味での競演は果たしていなかったのですね。 だと思います。 私としては、もう内容はともかく、ぜひ読んでみたかったです。 「次回 死仮面」 では、おやすみなさい。 |
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