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【2314】 | RE:【黒猫倶楽部】〜ミステリを語りません メルカトル (2010年04月20日 23時33分) |
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ゴールデンゼウスさん、こんばんは。 >ただ最近の読者はそれでは満足しないのではないでしょうか? それでは地味なんですよ。 確かにそうかもしれませんね。 余程強烈な謎が冒頭に提示されているとかしないと、読者の興味が地道な捜査だけでは長続きしないのでしょうね。 特に警察小説の場合は、探偵小説と違って奇想天外な謎を解明していくのとは趣が違いますから。 >地味すぎるとその本の主役すらボヤけてしまい、その後の第2弾、3弾が読者へのアピールが弱くなってしまう。 シリーズ化を念頭に置かれた作品は特にその傾向が強いでしょうね。 ですから主役だけでなく、脇を固める刑事達にもそれなりの個性を与えて、読者を引き込もうとする。 最近の警察小説とは、そのような傾向が強いのでしょうかね。 私はこれまで警察小説といわれる作品をあまり読んでこなかったので、詳細は分かりませんが、以前と様変わりしているのは本格ミステリに限った事ではなさそうですね。 >作品自体の完成度が非常に高いとか・・ なるほどそうかもしれませんね。 或いは、単行本の売れ行きが良かった為、文庫版にもそれなりの期待が出来るとかといった理由もある気がします。 >軽く読み流すのは無理ですね。 高村女史の場合は、文体からして高尚な気がしますので、それは確かに無理かもしれませんね。 さて『ソウルケイジ』ですが、前作『ストロベリーナイト』と比べるとかなり地味な展開になっております。 多摩川土手に放置された車両から、血塗れの死体の一部が発見され、死体なき殺人事件として捜査が開始されます。 今のところ地道な聞き込みや鑑識結果の検討など、捜査会議の場面が多く、展開としては地味ですが、前作で活躍した刑事達の個性は相変わらず発揮されているので飽きる事はありません。 これまた今後の展開に期待ですね。 ではまた ^^ |
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【2317】 |
ゴールデンゼウス (2010年04月21日 00時06分) |
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これは 【2314】 に対する返信です。 | |||
メルカトルさん、こんばんは。 >ですから主役だけでなく、脇を固める刑事達にもそれなりの個性を与えて、読者を引き込もうとする。 >最近の警察小説とは、そのような傾向が強いのでしょうかね。 小説に限らずTVドラマシリーズでもその傾向は多分にあると思います。 まず設定を新しくすると、それを頭に刻み込むのに時間がかかるし、役者も配役された役柄を飲み込むのが大変でしょうから・・・ 小説でも主人公のセンスや好みに至るまで、毎回考えるの大変なのではないかと思います。 今回のレディージョーカーは3部作なので、文中の登場人物が多いのと、まったく違う設定のお話がそれぞれ長くて、少々ぐったりです。 よくプロローグというのがあるでしょう。 あれが手を替え品を替えいろいろと出てくるのです。 まあそうでもしないと、3冊も話が繋がらないのだと思いますがね。 それではまた。 |
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