返信元の記事 | |||
【3224】 | RE:【黒猫倶楽部】〜ミステリを語りません ゴールデンゼウス (2010年09月28日 23時54分) |
||
メルカトルさん、こんばんは。 >つまり、第二章までで応募したのであるから、そこで一応の決着が形だけでも着いているのではないだろうか、というわけです。 なるほど。 それもまた一考ですね。 >まさにおっしゃる通りだと思います。 >幻想的で魅力的な謎と、論理的な解決との落差が本格ミステリの醍醐味だと私も思っています。 >勿論、別の形での提示もあるでしょうけどね。 日本の本格ミステリで、現実世界から飛躍した状況を持ち込んで、本格物を確立したのは山口雅也氏の「生ける屍の死」じゃないかなと思います。 この石持浅海氏は、私の予想ですが、彼の思想を受け継いだのではと思います。 >私は伊坂氏の『ラッシュ・ライフ』が好きでした。 >しかし、氏の作品は出来不出来の差が結構激しいようですので、最近は敬遠しています。 >本作が出来の良い部類である事を期待しています。 今の段階ではまだなんとも言えませんが、それほど悪い出来ではないと思われます。 Z |
■ 9,999件の投稿があります。 |
【3226】 |
メルカトル (2010年09月29日 23時11分) |
||
これは 【3224】 に対する返信です。 | |||
ゴールデンゼウスさん、こんばんは。 >日本の本格ミステリで、現実世界から飛躍した状況を持ち込んで、本格物を確立したのは山口雅也氏の「生ける屍の死」じゃないかなと思います。 うーむ、そうですか。 『生ける屍の死』を読んでおられるとは、これまた予想だにしませんでした。 確か本作ほど特異な設定でありながら、それを不自然と感じさせないほど、推理が破綻していない小説は他に類を見ないでしょう。 これも一つの本格ミステリの形であるとの意気込みで、新たな試みを大胆に取り込んだこの作品は、異端でありながらもミステリの王道を行くものではないかと、個人的には思っています。 私は評価しますが、賛否両論呼ぶ作品ではありますね。 ただ、死に対する哲学や、宗教に関する薀蓄は本当に必要なのかなとは思いますが。 >この石持浅海氏は、私の予想ですが、彼の思想を受け継いだのではと思います。 なるほど、作風の違いはあるものの、舞台設定は共通する部分があるわけですね。 >今の段階ではまだなんとも言えませんが、それほど悪い出来ではないと思われます。 それは何よりです。 なかなか評価の難しい作家だと思いますが、良作であることを願っています。 さて『赤々煉恋』ですが。 第三話『アタシの、いちばん、ほしいもの』 主人公のアタシは今時の女子高生。 お母さんは今日も、アタシを無視して、朝食を黙って置いて行く。 そしてアタシは、今時流行らないルーズソックスを履いたまま、まあいいか、などと思いながら今日も電車で学校に行く。 といった女子高生の一人称で、普段着の女の子の本音が語られていく、のかと思いきや・・・。 といった内容ですが、途中でそれまでの違和感の理由が分かります。 勘のいい読者はすぐに気付くのでしょうが、私はそこに至るまで分かりませんでした。 ではまた ^^ |
|||
この投稿に対する 返信を見る (1件) |
© P-WORLD