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【984】 | 砂の器 ドウコク! (2009年10月13日 21時30分) |
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メルカトルさん、こんばんは。 私は、日本映画をほとんど見ません。(理由は割愛します。 長くなりますので。) それなのに、多分、以下は断言できると思います。 「映画 『砂の器』 の終盤シーンは、日本映画名シーンのベスト3に入る!」 それほど、素晴らしいシーンなのです。 このシーンはお勧めですよ。 それを説明するために、まずは、小説版から軽く説明しましょう。 東京外れ(蒲田)の線路で、一人の男の他殺体が発見される。 聞き込みの結果、被害者は方言で喋っていたことが判明。 その方言を元に、一人の刑事が執念で以って数々の手がかりを得て、遂に犯人にたどり着く。 が、ストーリーです。(大筋は、映画も変わらず。) おっしゃる通り、「社会派」 らしく、凝ったトリックもなく、あっと驚く大どんでん返しもなく、リアリティー重視です。 (実は、殺害方法などで、リアリティー度外視なのが出てくるのですが、それは瑣末事なので、触れません。) また、事件の背景に、「ハンセン氏病」 が絡んできますので、これも、「社会派」 たる所以でしょう。 展開は、そうですね、宮部みゆきの 「火車」 や、クロフツの 「樽」 のように、一つ一つ、丹念に疑問を潰していく、という感じ。 間違っても、天才的な閃きで、一瞬に事件を解決するって展開ではありません。 メルカトルさんとは、(完全ではないとしても)同じ嗜好を持つ私には、小説は、そんなに良い、とは思えませんでした。 事実、松本清張氏の作品は、これしか読んでいません。 でもね、映画が凄いんですよ。 以下、明日に。 |
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【985】 |
メルカトル (2009年10月13日 22時47分) |
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これは 【984】 に対する返信です。 | |||
ドウコク!さん、こんばんは。 映画『砂の器』は地上波でも放映されたような記憶がある程度で、本当に興味がなかったので観ませんでした。 また、ドラマでも何年か前に放送されていましたが、やはり観ていませんでした。 >それほど、素晴らしいシーンなのです。 このシーンはお勧めですよ。 なんだか強風の中、砂丘を親子?でお遍路さんのような格好で歩いて行くシーンが有名だった気がしますが、その辺りでしょうか。 >展開は、そうですね、宮部みゆきの 「火車」 や、クロフツの 「樽」 のように、一つ一つ、丹念に疑問を潰していく、という感じ。 ああなるほど、やや地味目のミステリですね。 それにしてもクロフツの『樽』とはまた渋いですねえ。 昔読みましたよ、あまり印象に残っていないのが残念ですが。 有名な作品でも、自分の体質に合わないが為にさして面白みを感じない事もあることを、この作品で知りました。 >事実、松本清張氏の作品は、これしか読んでいません。 >でもね、映画が凄いんですよ。 恥ずかしながら私は松本清張氏の作品は一作も読んでおりません。 しかも『砂の器』は結構大作ではありませんでしたか? よく購読に踏み切られましたね、感心します。 映画が素晴らしかったから読まれたのですかね。 ではまた ^^ |
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