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【3006】 | 夏の葬列 ドウコク! (2010年08月11日 22時26分) |
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メルカトルさん、こんばんは。 >今後も細々と続けていくつもりですので、よろしくお願い致します。 もちろん、こちらこそ是非よろしくお願いします、なのですが……。 バラすと、そろそろ、過去に読んだ本のネタが尽きてきました。 近いうちに、毎日は訪問できなくなる(新たに読んだときだけ、になる)かも知れませんので、その辺は、なにとぞご理解を。 >それと、物語の構成上、殺人事件を完成させる為には探偵の存在が邪魔になる場合があることも否定できません。 なるほど、探偵が早々に登場しては、話がすぐに終わってしまうか、そうでなく長引けば、探偵の能力に疑問が浮かびますものね。 金田一耕助なんか、登場してから10人近くの人が殺されることもあるので、 「防御率の低い、探偵」と評されているのを、読んだことがあります。 これには、思わず笑ってしまいました。 >私のもう一つの特別な存在である『占星術殺人事件』は、何度も映画化のオファーがあったそうですが、その度に島田氏は断り続けた いやー、これは純粋に凄い。 もちろん、私も映像で見たいのは当然ですが、信念を持って断り続ける島田氏、また一つ好きになりました。 >またこれらの作品は、書店で入手するのは今では困難になっているかもしれません。 多分、入手できると思います。 今回、私が読んだ「刺青〜」は角川文庫ではなく、光文社文庫の「新装版」でした。 他の作品も、同社の文庫で置いてありましたので。 ただ、麻耶氏の例もありますし、店頭に並んでいるうちに買っておいた方が良さそうですけど。 さて、本日より、山川方夫氏「夏の葬列」。 今日は簡単に。 ジャンルとしては、多分、純文学です。 ただ、太平洋戦争が絡んできますので、今の時期、思い出したのでした。 私の読後感は、とにかく一言、「衝撃」でした。 こんな体験をした人は、この後、生きていくのがメチャクチャ辛いだろうな、と。 似たような感覚としては、「こころ」、「慟哭」、「容疑者Xの献身」、などです。 短編なのですぐに読めますが、決して「ホンワカ、しんみり」というのではありません。 その点、「西の魔女が死んだ」や、「夏の庭」とは、大違いですよ。 |
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【3008】 |
メルカトル (2010年08月11日 23時25分) |
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これは 【3006】 に対する返信です。 | |||
ドウコク!さん、こんばんは。 >近いうちに、毎日は訪問できなくなる(新たに読んだときだけ、になる)かも知れませんので、その辺は、なにとぞご理解を。 そうですか・・・それは残念ですが仕方ありませんね。 いずれはその時が来ると覚悟はしていましたが、実際そうおっしゃられると辛いものがありますね。 >「防御率の低い、探偵」と評されているのを、読んだことがあります。 これには、思わず笑ってしまいました。 登場が早ければ早いほど、そのそしりを受けるのが探偵の宿命とも言えるので、そのように評価されるのもまた已む無し、でしょうね。 しかし、金田一耕助はなんと言われようと日本が誇る名探偵の一人であるのは間違いないですからねえ。 >他の作品も、同社の文庫で置いてありましたので。 そうですか、良心的な書店ですね(私にとっては)。 私の知る書店で、光文社刊の高木氏の作品を並べてある店はありません。 全体的に文庫のスペースが狭いのは気のせいではないと思います。 やはり近年、ミステリは勿論、文芸作品の売れ行きも落ちてきているのかもしれませんね。 >似たような感覚としては、「こころ」、「慟哭」、「容疑者Xの献身」、などです。 そうですか、読後感は切ない?或いはつらい、という感じなのでしょうか。 読んでみたい気もします、とても気になりますね。 ではまた ^^ |
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