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【2739】 | RE:【黒猫倶楽部】〜ミステリを語りません ゴールデンゼウス (2010年06月13日 23時43分) |
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メルカトルさん、こんばんは。 >つまり、伝奇的エンターテインメントと呼んで差し支えないようなストーリーということですね。 >或いはファンタジーとも言えそうですが、どちらにしても壮大なスケールの物語のようにも感じます。 まさにそんな感じです。 今日中巻の禍都を読み終わりましたが、なにしろスケールがでかい。 一部訂正です。サイパン島ではなく、隣のテニアン島でした。 謎の人間を食料とする昆虫を、妖怪の封印を解いて開放し、その妖怪に昆虫を丸呑みさせて、第2の災難を免れた京都。 ここから第3巻の遥都に入ります。 この本で面白いのは、常に役目を持った人間を助けるやもりなんですが、名前がります。 「珠星」じゅせいといいます。 これが第1話と第2話ではまったくキャラクターの違うやもりで登場します。 これがまた大変可笑しいキャラで、実に笑います。 それから後書きで作者が後日談のように書いていますが、第1作を書いた際、友人から随分と思い切った作品との感想をもらい、第2作後には大丈夫か?という内容が多かったと言ってました。(笑 柴田女史も執筆しながら可笑しくて仕方なかったそうで、ずっと笑っていたようです。 2作目はちょっと 地球の起源から宇宙的なことまで話が及んでいるため、半村良の妖星伝に似ているかも・・? >今後の展開はもう少しスピーディーに進展して欲しいものです。 展開がスローだとイライラするのがありますからね。 それではまた。 |
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【2745】 |
メルカトル (2010年06月14日 23時25分) |
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これは 【2739】 に対する返信です。 | |||
ゴールデンゼウスさん、こんばんは。 >謎の人間を食料とする昆虫を、妖怪の封印を解いて開放し、その妖怪に昆虫を丸呑みさせて、第2の災難を免れた京都。 レスだけを読ませていただく限り、下手すると滑稽な展開になりかねないストーリーですが、その辺りは流石にプロの作家、上手く読者を巻き込んでいるのでしょうね。 それだけ荒唐無稽なお話に読者を引き込ませるだけのリーダビリティを備えた作品ということなのでしょう。 まさにファンタジー好きには堪らない仕上がりになっているようですね。 >これがまた大変可笑しいキャラで、実に笑います。 なるほど、破天荒なストーリー展開だけでなく、キャラでも読ませる作品のようです。 これだけの大作ともなると、作者も様々な工夫を施しているわけですね。 おっしゃるように、読者を楽しませようとするサービス精神と共に、柴田女史自身も楽しんで執筆されたようで、作家冥利に尽きますね。 一応第3巻で完結する訳ですよね。 益々書評が楽しみです。 >展開がスローだとイライラするのがありますからね。 やっと半分まで来ました。 ここに来て、展開がめまぐるしくなってきましたよ。 背中を刺されて墜落死させられた女性が、実は主人公の流平の元彼女だった事。 そして先輩のアパートに遊びに来ていた流平は、とんでもない密室殺人事件に巻き込まれる。 死体を目の当たりにし何時間も気を失っていて、ようやく意識を取り戻した流平は自分がとんでもない苦境に立たされている事に気づく。 そんな彼は知り合いの探偵を頼って、二人でアパートに戻り、現場検証を始め、またもや意外な事実を知る事になる。 とまあ、こんな感じです。 探偵が密室に対してある仮説を立てますが、これを否定する目撃者が現れ、今後の展開に目が離せません。 これは期待以上の出来かもしれません。 ではまた ^^ |
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