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【2730】 | RE:【黒猫倶楽部】〜ミステリを語りません ゴールデンゼウス (2010年06月11日 23時49分) |
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メルカトルさん、こんばんは。 >同一人物でも作品によってがらりと作風を変えている人もおれれますから、なかなかその素顔を容易には悟らせないかもしれませんが。 そうですね。 多分作家も毎回同じパターンでは自分でも飽きてきてしまうのかもしれませんね。 >赤鬼と青鬼では性質が違うものなのでしょうかね。 >区分けとはどういった差別化ですか。 この物語には宇宙から来た生命体が、遠い過去に地球で戦いがあり、一方が勝ち他方を封印してしまうのです。(安部清明他) それが現代にその封印が破られて妖怪が出てきてしまうわけですが、それとは別にもっと邪悪な生命体(邪神)がいて、今度は前回同様(人間を餌とする昆虫)を使い人間を襲います。 日本に多くある鬼伝説は多々あり、昔から鬼がでるというと、人々は近づきませんでした。 それは来るべき戦いの日々に備えて鬼がいろいろな噂を流して、人間を近づけないようにしていたと、この物語では伝えています。 青鬼はその邪神が復活するための役割をはたし、赤鬼は単なる伝説として人々に認知されてきたという設定です。 ただこの本は本当に急いで次を読みたくなります。 本に向かう気持ちとしては、ある意味乱歩と共通点があるような気がします。 >名作というものはいつ読んでも色褪せないものだと思いました。 その通りですね。 それではまた。 |
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【2733】 |
メルカトル (2010年06月12日 22時57分) |
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これは 【2730】 に対する返信です。 | |||
ゴールデンゼウスさん、こんばんは。 >そうですね。 多分作家も毎回同じパターンでは自分でも飽きてきてしまうのかもしれませんね。 作家の頭脳労働も結構大変なものですね。 シリーズ化してヘビーユーザーを確保したい、がしかし、あまりにパターン化してしまうと読者に飽きられてしまう。 悩ましいところでしょうね。 無から何かを創造するということは、本当に難しいものだと思います。 それだけでも大変なのに、読者のニーズに応えるべく涙ぐましい努力をしているのが、実際の作家の姿なのかもしれませんね。 >青鬼はその邪神が復活するための役割をはたし、赤鬼は単なる伝説として人々に認知されてきたという設定です。 なる程、そういう解釈なのですね。 それにしても過去にも妖怪(異性人?)との戦いがあったようで、伝奇的な物語でもあるのですか。 >ただこの本は本当に急いで次を読みたくなります。 そのような作品には出会えそうでなかなか出会えないんですよね。 それはまさに読書をする上で、貴重な体験と言えると思います。 先が気になってつい読み急いでしまうけれど、先を読むのが勿体無くもある、まさに至高の時ですね。 さて本日より東川篤哉氏の『密室の鍵貸します』に取り掛かりました。 ご存知だと思いますが、このタイトル、名作映画の『アパートの鍵貸します』をもじったものと思われます。 さわりしか読んでいませんが、コメディタッチの本格物らしいです。 感想はまたおいおい書いていきます。 ではまた ^^ |
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