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【2155】 | RE:さまよう刃 ドウコク! (2010年04月04日 22時33分) |
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メルカトルさん、こんばんは。 では、早速、「さまよう刃」の冒頭部分から。 実は犯人たちには、凌辱行為を行う際に、ビデオ撮影をするという超悪癖があります。(過去に何人もの記録がある。) そして、被害者の父親が、謎の密告電話を受けて犯人宅に侵入した際に、 愛する娘の悲惨なシーンを見てしまう、そこに偶然帰宅した犯人の一人に、思わず……。 それまでにも、この父娘は以前に母親を失っていての2人だけの家族、失踪した娘を待ちわびる父の焦燥、 変わり果てた娘との対面に絶叫する場面(ここは、「慟哭」を彷彿とさせました)などがあり、 父親が復讐する気持ちには共感できながらも、そうせざるを得ない状況に、私は読み進める辛さを感じました。 (なお、以下、蛇足にはなりますが、) まあ、以上のような設定と同じような、あるいはそれ以上の悲惨さも、他のミステリでもあると思いますし、 特別、本作だけがひどい、とも思いませんので、これに辛さを感じない方もいて当然、と思います。 例えば、「首のない死体」を扱った作品に対し、私は特に抵抗は感じません。(あまりにその描写がリアル過ぎると別ですが。) しかし、一方で、「これは生理的に受け付けない。」という方もいるでしょう。 そんな方にとっては、その作品は大減点になるでしょうが、私には減点の対象になりません。 それと逆のパターンで、本作では私は減点するが、許容範囲の方もいると思います。 さて、返レスで。 >ストーリー展開や、犯人や復讐する父親に対するアプローチの仕方が、東野氏らしからぬ作風になっている気がするのは私だけでしょうか。 こちらはスミマセン、私も東野作品をそれほど読んだわけではないので、迂闊には発言できないのですが、 氏の他の作品の紹介を読む限り、私もメルカトルさんの意見に賛成です。 次に「王将」話。 うふふ、メルカトルさんも王将を評価されておられるようで、何となく嬉しいです。 >何故「王将」の餃子は癖になるんでしょうかねえ。 こちらについては、ナズキさんの指摘、「粒が大きい、よって中の具も食べ応えがある」に、ほぼ賛成なのですが、 味的に、何か別の理由があるような気もしています。 「美味すぎ、ではない。(私の餃子No.1は他にある) 普段着の美味しさ」かな、と個人的に思っています。 |
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【2158】 |
メルカトル (2010年04月04日 23時22分) |
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これは 【2155】 に対する返信です。 | |||
ドウコク!さん、こんばんは。 >それまでにも、この父娘は以前に母親を失っていての2人だけの家族、失踪した娘を待ちわびる父の焦燥、 >変わり果てた娘との対面に絶叫する場面(ここは、「慟哭」を彷彿とさせました)などがあり、 >父親が復讐する気持ちには共感できながらも、そうせざるを得ない状況に、私は読み進める辛さを感じました。 なるほど、そういう理由だったのですね。 その状況は確かに辛いでしょう。 しかし、それはドウコク!さんが、主人公に感情移入してしまった結果とは言えないでしょうか。 そう考えると、東野氏の目論見は見事に成功しているとも思えますが、如何でしょう。 >例えば、「首のない死体」を扱った作品に対し、私は特に抵抗は感じません。 首なし死体と言えば、ミステリではある種王道と言っても過言ではないと思っていますので、個人的にはミステリ好きな人間に、首なし死体が苦手な人はあまりいないのではと思いますが。 >氏の他の作品の紹介を読む限り、私もメルカトルさんの意見に賛成です。 あ、私もそれ程東野氏の作品を読んでいるわけではありませんので、偉そうな事はいえません。 しかし、氏の作品は意外と幅広く、多岐に亘っているのは承知の上で、敢えてそう考えます。 この作品は異色であると。 >「美味すぎ、ではない。(私の餃子No.1は他にある) 普段着の美味しさ」かな、と個人的に思っています。 あの適度なボリュームと歯応え、それにタレとの絶妙なマッチ・・・。 食べ終わった後に感じる充足感は、他に例えるものが見当たりません。 でも、行き付けの店がいつの間にか閉店していて、かなりショックを受けています。 ラーメンも旨かったのに・・非常に残念です。 ではまた ^^ |
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