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【1082】 | 骸の爪 ドウコク! (2009年11月02日 21時46分) |
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メルカトルさん、こんばんは。 道尾秀介作、「骸の爪」、読後感の第一印象は、一言で言って、イイ、です。 これは、私見では前作、「背の眼」 を超えていると思います。 私事ながら、わざわざ、「遠出」 までして買い求めた甲斐は、ありました。 また、前作を読んでいなくて、これから読み始めても、OKです。 主要登場人物(道尾・真備・凛)の設定は、少し 「?」 となりますし、 随所に、「10ヶ月前の事件」 と出てきますが、それは知らなくても、本書は十分に楽しめると思います。 そうですね、前作と違い、これはもう、ホラーではありません。 純粋にミステリです。 ホラー的な要素は、確かに出てきますが、これは最後にね……(以後は、ネタバレになりそうなので、省略。) 概要は、以下の通りです。 ひょんなことから、仏像制作の工房に泊まることとなった、ホラー作家・道尾。 そこで彼は、夜中に“笑いだす仏像”や、 “血を流す仏像”に遭遇。 しかも、後者は、「マリ……」 という謎の言葉まで、残してしまう。 更に、翌日、同地で起こった20年前の怪事件に関すると思われる、仏像製作者の失踪が明らかになる。 友人・真備に相談に行った結果、助手の凛と共に、現地へ赴くが、そこでは、また新たなる事件が起き、ついに警察介入! そして……。 今、これを読んでおられる、ミステリ好きの方にとって(もちろん、本作品が未読なら)、これは是非、お勧めです。 道中、退屈することなく読めて、最後に、「あっ、なるほど!」ってなると思います。 幻冬舎文庫 760円ほどです。 最近、文庫版が出たばかりなので、今なら書店で求めやすいと思います。 た・だ・し。 メルカトルさんには、「どうかな〜?」って思います。 その辺も含め、明日は本書について、もう少し詳しく報告したいと思います。 |
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【1085】 |
メルカトル (2009年11月02日 22時58分) |
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これは 【1082】 に対する返信です。 | |||
ドウコク!さん、こんばんは。 >これは、私見では前作、「背の眼」 を超えていると思います。 >私事ながら、わざわざ、「遠出」 までして買い求めた甲斐は、ありました。 それは良かったですね、苦労して入手しただけのことはあったようで。 >そうですね、前作と違い、これはもう、ホラーではありません。 純粋にミステリです。 そうなのですか、これは私のイメージとはかなり違っていましたね。 道尾氏という作家のウリはそのホラーの部分だと思っていましたが、ホラー色が薄くなったと言われる本作は、道尾氏本来の魅力を発揮しているのでしょうか。 その辺りもお聞きしたいですね。 >た・だ・し。 >メルカトルさんには、「どうかな〜?」って思います。 それは一体どういう意味で? あまりストーリーに捻りが効いていないとか、でしょうか。 まだ、私の好みに合った作品かどうかは分かりませんが、機会があったら挑戦してみたいと思います。 ちなみに現在の私は、ミステリと少しジャンルが離れてしまいますが、梶尾真治氏、朱川湊人氏辺りが気になっています。 しかし、近所の書店ではなかなか目当ての作品の在庫が無いため、近日中に少し遠征する予定です。 ではまた ^^ |
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