■ 9,999件の投稿があります。 |
【1229】 |
ドウコク! (2009年12月02日 22時15分) |
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これは 【1226】 に対する返信です。 | |||
メルカトルさん、こんばんは。 >スティーブン・キング (中略) 値段的にもとても手が出ませんが ということは、メルカトルさんは、キング氏も読んでおられるのですね。 私はこの方は、映画でしか知りません。 一応、ホラー作家なのですよね。 観た映画がホラーばっかりだったので。 今すぐ思いつくのを挙げれば、「ペット・セメタリー」は、結構、恐かったです。 他、「シャイニング」、「ミザリー」、「イット」などかな。 「キャリー」(ってこの人ですよね?)は、見ていません。 遠い日の抒情を感じさせる佳作、「スタンド・バイ・ミー」がキング氏作、だと後から知って、とても驚きました。 >中途で投げ出すような横溝氏ではないと思いますので、完全なる作品が読みたい 「死仮面」の完全版、実はあるそうです。 後半部分がなぜ他人の手によって書かれたかというと、 角川版発行時に、「原稿が紛失していたため」だそうですが、後から見つかって発表されたみたいですよ。 (角川文庫ではない。 どこか聞いたことのない出版社。) 後半を加筆した評論家が、それを見ていたのかどうかは分かりません。 でも、もし読んでいて書いたのなら、たとえ横溝作品であっても、本作はあまり大きな期待は出来ない、と思います。 >高木彬光氏 この方も読んでおられるのですね。 凄いです。 私も気にはなっていましたが、映画化された「白昼の死角」を読んで、(それは良い出来だと思ったのですが、) 「私の求めるモノとは違うかな。」と思い、他は読んでいません。 それにしても、坂口安吾氏も凄いですね。 この人は、太宰治と同系統の「堕落論」のような作家だと思っていたのに、ミステリも「不連続〜」以外にも 手掛けていたのですね。 |
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【1228】 |
ころころ (2009年12月02日 16時59分) |
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これは 【トピック】 に対する返信です。 | |||
お部屋の皆様、こんばんは。 なんとか、無事帰国いたしました。 本日は、いろいろと仕事の後始末やらなんやらで、ちょこちょこと作業が入り、 落着いて書き込みの時間を作れる明日以降に、ご報告やお土産話を記載したいと思います。(^^) 短くて申しわけありませんがまずは、帰国のご挨拶まで。 ではでは、また(^^)ノ |
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【1227】 |
ドウコク! (2009年12月01日 23時54分) |
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これは 【1226】 に対する返信です。 | |||
メルカトルさん、再びです。 >坂口安吾氏の『復員殺人事件』 坂口安吾氏って、「不連続殺人事件」だけでは、なかったのですね。 というか、「堕落論」だけの人だと思っていました。 勉強になりました 明日は、今回のメルカトルさんのレス、他にも思うところがありますので、それを記したいと思います。 では、おやすみなさい。 |
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【1226】 |
メルカトル (2009年12月01日 23時24分) |
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これは 【1225】 に対する返信です。 | |||
ドウコク!さん、こんばんは。 >これは、スティーブン・キングの最新作なのでしょうか? 或いは最近の作? 最新作です。 9月に発売されたばかりの単行本で、上下2巻合わせて1000頁越えの超大作だそうです。 値段的にもとても手が出ませんが、ネームバリューで購入される方もおられるんでしょうね。 原題は『duma key』です、意味はよく分かりませんが。 >読んでみると、(うろ覚えですが)全8章のうち、前4章が横溝氏の手になるもの。 >後半は、ミステリ評論家が加筆して完結すると文中にあったので、ますます、これが遺作だと思っていました。 うーむ、どんな事情があって後半を評論家が加筆修正して完成させたのでしょうかねえ。 中途で投げ出すような横溝氏ではないと思いますので、完全なる作品が読みたいところですね。 >後半のなんとも締まりのない結末。 ありがちな展開ですね。 その評論家氏は本当に加筆しただけなのでしょうか。 ドウコク!さんの書き込みを読む限り、構想だけ知っていて、それにオリジナルとして書き加えたとしか思えませんね。 そういえば坂口安吾氏の『復員殺人事件』ですが、掲載誌の廃刊によって途絶した作品を、安吾氏の没後、高木彬光氏が解決編『樹のごときもの歩く』を書き継ぐという、珍しい例を思い出しました。 安吾氏は死の間際に奥さんにその作品の解決を密かに伝授されたらしいのですが、高木氏はその解決に不満を抱き、「最後まで作家として本当の解決を封印し謎を残して亡くなったのだ」との信念を持って、敢えて違った解決編を書き著した、という逸話が残っています。 私はこの作品を読みましたが、高木氏の作家としての力量と矜持を改めて実感しました。 安吾氏の残したとおりの解決編では、こういった捻りの効いた謎解きは出来なかったに違いないと。 すみません、話が逸れました。 ではまた ^^ |
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【1225】 |
ドウコク! (2009年12月01日 22時17分) |
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これは 【トピック】 に対する返信です。 | |||
メルカトルさん、こんばんは。 >最近、書店で『悪霊の島』というタイトルを見つけてドキッとしました。 これは、スティーブン・キングの最新作なのでしょうか? 或いは最近の作? だとしたら、横溝氏より後になり、日本の一部の人(メルカトルさんや私など)にとっては、思わずニヤリとさせられる タイトルですね。 原題では、「イーブル・アイランド」とでも付けられているのかな。 さて、「死仮面」。 これは「悪霊島」発表後に横溝氏が亡くなられてから、文庫で発売されたのを購入しました。 ですから、私はこれをてっきり、横溝氏の絶筆、しかも予定通り「等々力警部モノ」だと思ってました。 (マンガを買いに行ったついでに、たまたま見つけ、「おぉっ」と購入したのです。) 読んでみると、(うろ覚えですが)全8章のうち、前4章が横溝氏の手になるもの。 後半は、ミステリ評論家が加筆して完結すると文中にあったので、ますます、これが遺作だと思っていました。 デスマスクにまつわる奇怪な告白から始まる冒頭は、雰囲気満点で、まさにラストを飾るにふさわしい始まり方でしたが、 後半のなんとも締まりのない結末。 ガッカリしましたが、作者も違うし、「まぁ、仕方がないな。」と納得していたのですが……。 「横溝氏なら、こんな話にしなかっただろう。 そこまでは、かの評論家氏も分からないだろうからな。」と。 でも、何と本作、絶筆の作品ではなかったのですね。 生前の、ただの未発表作品に過ぎなかったのですね。 それを後から知りました。 当時、解説は、多分きちんと読んでいなかったのだと思います。 そこには、当然それくらいのことは書いてあっただろうに。 私にとっては、またも「ミステリ要素」抜きではあるが、悲喜こもごも、変に印象に残っている作品です。 (ただし、タイトルだけ。 内容はよく覚えていない。) |
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【1224】 |
ドウコク! (2009年11月30日 23時45分) |
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これは 【1223】 に対する返信です。 | |||
メルカトルさん、再びです。 >といういう事は、本当の意味での競演は果たしていなかったのですね。 だと思います。 私としては、もう内容はともかく、ぜひ読んでみたかったです。 「次回 死仮面」 では、おやすみなさい。 |
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【1223】 |
メルカトル (2009年11月30日 23時24分) |
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これは 【1222】 に対する返信です。 | |||
ドウコク!さん、こんばんは。 >「お尋ねの人物は、昭和二十何年に〜」みたいな電報が金田一にあった作品は、記憶にあります。 といういう事は、本当の意味での競演は果たしていなかったのですね。 だから横溝氏は、夢の競演を現実のものにしようと目論んでいた、ということになるのでしょうか。 この有名な二人の警部が同作で登場していないのは意外な気もしますが、東京と岡山ではかなり距離がありますから、やむを得なかったんですね。 >また、私は、タイトルからして、非常に惹かれました。 タイトル名もそうですが、私は登場人物ひとりひとりの名前の付け方にも拘りを感じます。 横溝氏はこんなところにも、独自のセンスを発揮していたように思います。 話は変わりますが、最近、書店で『悪霊の島』というタイトルを見つけてドキッとしました。 作者はあのスティーヴン・キングでしたので、余計に驚かされました。 しかも本書には双子が登場するらしいですよ、ちょっと吃驚でしょ。 >更に、「シャム双生児」、「鵺(ぬえ)の鳴く夜は恐ろしい」などの、オカルティックな醍醐味満載、の本作。 ディクスン・カーの影響もあってか、横溝氏は確かにオカルティシズム(特に和の)を作品に取り込む事に関しては当代随一だったと思います。 読者の恐怖心を煽るテクニックは、本当に見事だったですしね。 >“ミステリ的に”、少し不満は残りましたが、「横溝節」を充分、堪能できて、今から思えば読後感は良かったと思います。 かなり忘れていますが、私もそう思います。 『病院坂』とはまた違った意味で、横溝氏晩年の代表作となりうる作品だと思います。 ではまた ^^ |
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【1222】 |
ドウコク! (2009年11月30日 22時37分) |
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これは 【1220】 に対する返信です。 | |||
メルカトルさん、こんばんは。 >過去に磯川警部と等々力警部の競演っていうのはありましたかね。 無かったと思います。 ただ、(多分)等々力警部の事件(=東京)で、磯川警部に何かを尋ね、 「お尋ねの人物は、昭和二十何年に〜」みたいな電報が金田一にあった作品は、記憶にあります。 (それは「病院坂〜」だったのかもしれません。 また、警部は逆だったかも。) >何故殺害したのか、何故そのような装飾を施したのか、などのホワイの謎の方に比重を置いていたような気もしますが。 本作品も、その辺は大変練られていたと思います。 また、私は、タイトルからして、非常に惹かれました。 「よくもまぁ、こんな読む気を誘うタイトルを考えつけるなぁ。」と変に感心したものです。 更に、「シャム双生児」、「鵺(ぬえ)の鳴く夜は恐ろしい」などの、オカルティックな醍醐味満載、の本作。 確か、クライマックスも見せ場たっぷりだったような。 (と書く割りに、ほとんど忘れているので、もしかしたら読んだ当時は、犯人が予想通り過ぎて、拍子抜けだったのかも知れません。) “ミステリ的に”、少し不満は残りましたが、「横溝節」を充分、堪能できて、今から思えば読後感は良かったと思います。 この作品、犯人以外、今はほとんど忘れているので、実は機会があれば、また読んでみたいな、 そして、独特の「横溝ワールド」に浸りたいな、と思っています。 |
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【1221】 |
ドウコク! (2009年11月29日 23時52分) |
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これは 【1220】 に対する返信です。 | |||
メルカトルさん、再びです。 >その辺りはどうなのでしょう、横溝氏はフーダニットには重きを置いていなかったのでしょうか。 これは、私の考えをバカ正直に書くと、横溝氏への侮辱になりそうなので、控えさせて頂きたいと思います。 (これについての考えはあるが、侮辱は絶対にしたくない、という意味。 この微妙なニュアンスは、どうかお察し下さい。) 明日は本作をホメる予定ですが、ただ、個人的な事情により、もしかしたらレスできないかも知れません。 そうなってしまったら、お許し下さい。 では、おやすみなさい。 |
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【1220】 |
メルカトル (2009年11月29日 23時11分) |
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これは 【1217】 に対する返信です。 | |||
ドウコク!さん、こんばんは。 >更に次々作で、「磯川警部+等々力警部モノ=岡山県と東京にわたる、夢のような大長編」を構想されていたみたいです。 それは是非とも読んでみたかったですね。 過去に磯川警部と等々力警部の競演っていうのはありましたかね。 私の記憶ではないですが、夢の競演を果たす大長編、何とか現実のものになって欲しかったと思います。 残念ですね。 >「犯人が、あまりに分かり易すぎる!」 んー、確かに登場人物が異様に多い割には、犯人の目星が付けやすいかもしれませんね。 その辺りはどうなのでしょう、横溝氏はフーダニットには重きを置いていなかったのでしょうか。 何故殺害したのか、何故そのような装飾を施したのか、などのホワイの謎の方に比重を置いていたような気もしますが。 >横溝作品、犯人は意外と定番だと思いませんか? そうですね。 この人物は怪しいと思っていたら、本当に犯人だったといった例も何作かありました。 明らかにわざとらしいミスリードを仕掛けている分、「この線はないな」と逆に犯人が絞られてしまう、という傾向は大いにあると思いますね。 例えば偽の犯人を指定しやすい見立てを殺害後に施してみたり、密室を仕立て上げてみたり、ミステリを少しでも読んでいる人にとっては逆効果になっているような気がします。 以上のような事柄が批判に値するかどうかは、読み手によって変わってくるのでしょうから何とも言えませんけどね。 ではまた ^^ |
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