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【6978】 | メルカトルさんへ みゆりんりん (2013年05月01日 15時38分) |
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>原田マハと言う人の作品ですね。 >詳しくは知りませんが、なんでもアート・ミステリということで、一応ミステリのようです。 画の下に巨匠の絵があるかも?ってところがミステリーってとこでしょうか? 文中に古書が出てきますが、それがまた良い感じにメリハリを付けています。 >トリックなんかがあまりに分かりやす過ぎて、想像通りなのが拍子抜けしてしまいます。 なるほど。本当のトリック好きから見たら、ひねりが足りないと感じるものなのかもしれませんね。 東野さんの文章は癖が無く、難しいと思わせず解決していくので好きなんですが、ここが受け手の決定的な違いだと感じました。 >ところで、別にゴリ押しするわけでは決してありませんが、出来れば麻耶雄嵩氏の『翼ある闇』の感想をお聞きしたいです。 先程述べた感想がそのまま麻耶さんの作品に対する感想になっちゃうんですけどね。 本格派となると、よりその状況を細かく読者に伝えていこうとしますし、展開も更に細かく表現していかなければならないと思います。 更に簡単なトリックにならないよう、登場人物の心理的にもやり方にしても読者に見破られないようにしていきますよね(言いたい事が伝わるか不安ですが) そこがとても長いと感じてしまうんです。 どうも麻耶さん、私には本格的過ぎの感じが。 更にメルカトルの人物像が好みじゃないんです。 隻眼は主人公に釘付けになったのが一番ですが、それがこのシリーズにはないので集中して読めないって感じです。 それほどトリック好きじゃないって事なんです。 昔半村良の太陽の世界だったかを夢中で読んでたことがあります。 やっぱり文章的に言い回しが難しめだった記憶があるんですが、なんかストーリーが面白くて。 今はやけに文章とストーリーが軽すぎて、良い作者を見付けられないんですけどね。 昨日読み終わった『生存者ゼロ』 良くありがちなストーリーだなって読んでたんですが、残り約3分の2から急展開。 そうなってくの〜?から一気に読みが加速。 途中でこう思いました。 こんな最後のほうでこんな展開になったら、どう収束するの?ハーメルンの笛が吹かれるオチしか、残りページで終わらないんじゃないの? この予感は的中、一気にまとめ上げてましたが、なんか拍子抜け。 更に最後何を暗示しているかがよく分からない。 ちょっと腰砕けでした。 こんな感想ですみませんww |
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【6985】 |
メルカトル (2013年05月01日 23時36分) |
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これは 【6978】 に対する返信です。 | |||
みゆりんりんさん、こんばんは。 >画の下に巨匠の絵があるかも?ってところがミステリーってとこでしょうか? 詳しいことは読んでみないと分かりませんが、本格的なミステリではないかもしれませんが、一応ミステリの体裁は保った作品だとの情報を得ております。 >なるほど。本当のトリック好きから見たら、ひねりが足りないと感じるものなのかもしれませんね。 そうですね、ただしあくまでドラマを見る限り、ですけど。 どの回も、大体先が読めてしまう感じですし、トリックも意外と単純で、おっしゃるように捻りがないので、あまり意外性を感じませんね。 その辺りは、ドラマを見ていてやや残念に思います。 >東野さんの文章は癖が無く、難しいと思わせず解決していくので好きなんですが まあ、私のようなひねくれ者の読者のたわ言など、あまり気にされなくてもいいと思います。 東野氏と言えば、今をときめく大人気作家ですので、取り敢えず私めなどはその作品の前にひれ伏すしかありません。 でも、ミステリ・ファンばかりでなく一般の読者をもその魅力のとりこにしてしまっているわけですから、実力はやはり認めないわけにはいかないですね。 私はあまり世間的に認知度の高くない『超殺人事件』とか、『名探偵の掟』とかが好きなんですよね。 やはりひねくれてます。 >どうも麻耶さん、私には本格的過ぎの感じが。 >更にメルカトルの人物像が好みじゃないんです。 なるほど、キャラの問題ですか。それとやはり麻耶氏の作品はどうしても一般受けしづらい傾向があるんですよね。 『隻眼の少女』なんかは別として、他の作品は確かに読み難いですし、内容もあまりに破天荒過ぎたり気をてらい過ぎたりして、コアなファン(私やドウコクさんのような)以外には受けないのかなと思ったりします。 だから絶版が多いのか? >隻眼は主人公に釘付けになったのが一番ですが、それがこのシリーズにはないので集中して読めないって感じです。 >それほどトリック好きじゃないって事なんです。 おっしゃりたいことはよく分かります。 それが普通の感覚だと思いますよ、実際。我々が相当ずれているのだということですね、つまりは。 まあ私なんかは、あのバカミス的なトリックは大いに受けましたし、大好きなんですが。 やはり、かなりひねくれていますね。 >今はやけに文章とストーリーが軽すぎて、良い作者を見付けられないんですけどね。 でも、みゆりんりんさんは、かなり幅広く読んでおられるようですね。とても良いことだと思いますし、私には真似できないです。 なかなか自分に合った作家を見つけられないのは、私も同じですね。 これはみなさん、同じような悩みを持っておられるのではないかと思いますよ。 じゃあ、好きな作家だけを読めばいいじゃないかと言われそうですが、読み尽してしまってますからねえ。困ったものです。 >昨日読み終わった『生存者ゼロ』 この作品は文庫化されたら是非読んでみたいと思っています。 でも、リーダビリティは優れていても、オチが拍子抜けではちょっとがっかりですねえ。 しかしなんか、感想を無理強いしたみたいで申し訳なかったです。 やはり『翼ある闇』を他人に薦めるのは、今後ちょっと控えたほうが無難かもしれないと考えを改めようかどうしようか迷っています。 懲りない奴ですが、もしまだ未読でしたら京極夏彦氏の『魍魎の匣』は一度読んでおいたほうが良いのではないかと思いますよ。 かなり長尺ですし、やや読みづらいかもしれませんが、面白さは保証します。 ではまた ^^ |
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