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【6487】 | RE:再読 ドウコク (2012年10月20日 22時11分) |
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メルカトルさん、こんばんは。 >しかし、鋭い嗅覚を持っていたとしても、あまり得するようなことは少ない気がしますが、その点いかがですか。 はい、特に私の場合は、記したように異臭にだけ敏感なだけので、良い点はないです。 他の人が気にならない匂いにでも、イヤな思いを抱いてしまうのが、損。 例えば、人混みの中でも、香水などの良い香り以上に加齢臭などに敏感なので、あまり人の多いところには行きたくない、という。 >吸っている本人は満足でしょうが、周りの人は意外と迷惑しているかもしれませんよ。 ふふ、上の通り他人の匂いには文句を付けているけど、他ならぬ自分が喫煙で異臭をまき散らしているのも、 大いなる矛盾。 お互いさまと割り切るしかないでしょう。 >そうですよね、トイレの芳香剤、もう少し何とかならないものでしょうか。 まあ、、元の匂いがアレで強烈なので。 さすがに難しいと思います。 さて、再読について。 >別に再読する気はなくてもいいんです、取り敢えず全て揃って並んでいれば、それで満足です。 これも分かりますねー。 ズラリと並んでいる様を眺めるのは、まさに壮観で気持ちが良い。 >なるほど、犯人もトリックも分かっていて、尚再読したくなるような作品は、ミステリとしての魅力が並大抵ではない、ということですね。 これに関して、前に書いたかも知れないですが、横溝氏の「八墓村」の話。 ファンレターで、「『八墓村』は、もう十何回も読んでいます。」という内容に、横溝氏は良い気がしなかったそうです。 というのは、 「ミステリは、意外性を味わうために1回、伏線を味わうために1回の、計2回読むのが理想だが、それ以上は読む必要が無い。」 という持論が氏にあったため、 「十何回も読まれているということは、『八墓村』で自分の凝らしたミステリ的趣向が、軽視されているのかも?」 と感じたからだそうです。 でも、このことに関する限り、横溝氏は「純粋な読者」としての立場を、忘れていると思うのです。 読む側からすると、ミステリは犯人の意外性やトリックの奇抜性だけではない、 世界観や筆者の筆運びにも魅力を感じるものである、ということを。 その意味で、「八墓村」は幾度もの再読に耐えうる名作ですよ、と横溝氏に言ってあげたい気がします。 |
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【6488】 |
メルカトル (2012年10月20日 23時38分) |
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これは 【6487】 に対する返信です。 | |||
ドウコクさん、こんばんは。 >はい、特に私の場合は、記したように異臭にだけ敏感なだけので、良い点はないです。 そうでしょうね、幾ら異臭に敏感でも別にこれといって得なことはなさそうですね。 しかし、いざ危険に晒された場合役に立つかもしれませんよ。 まあそんな危険な場面に出くわすような事はほとんどないとは思いますけど。 >例えば、人混みの中でも、香水などの良い香り以上に加齢臭などに敏感なので、あまり人の多いところには行きたくない、という。 なるほど、私も人混みは苦手ですが、そうした理由で雑踏に紛れ込みたくないというのは、ある意味可哀想ですね。 加齢臭もそうですが、私は永くタンスに仕舞われていた洋服の臭いが苦手です。 ナフタリンっていうんですか?あのなんとも言えない臭いはかなりへこみます。 >ふふ、上の通り他人の匂いには文句を付けているけど、他ならぬ自分が喫煙で異臭をまき散らしているのも、 >大いなる矛盾。 お互いさまと割り切るしかないでしょう。 最近は禁煙の場所も増えていますし、分煙化も進んでいますので、遠慮して喫煙しなければならないケースは減っているのではありませんか。 でも、自分が喫煙者でも他人の副流煙はイヤという人もいるかもしれませんので、一応注意は必要かもしれませんね。 >ズラリと並んでいる様を眺めるのは、まさに壮観で気持ちが良い。 本棚に収まっているうちはそう思って、一応並びにも気を使っていたのですが、今ではカバーをしたままどんどん積み上げているだけです。 近いうちに何とかしたいと思います。 何か良いアドヴァイスがあればよろしくお願いします。 >「ミステリは、意外性を味わうために1回、伏線を味わうために1回の、計2回読むのが理想だが、それ以上は読む必要が無い。」 まあ分かりますけど、私などは時が経つにつれて内容を忘れてしまう危険性がありますので、何年も経ったならまた読み返すのもアリだと思います。 また、ミステリの魅力は意外性と伏線だけにある訳ではないですので、好きな作品なら何度読んでも悪くはないと思いますけどね。 >読む側からすると、ミステリは犯人の意外性やトリックの奇抜性だけではない、 >世界観や筆者の筆運びにも魅力を感じるものである、ということを。 その通りですね、先にも述べましたが、読者にとっては意外な犯人やトリックだけではなく、作品全体を覆う雰囲気や、文章自体の魅力、キャラの描き分けなど、何度も読み返す理由は色々あると思います。 確かにミステリの性質上、他の文学とは事を異にするという気はしますが、お気に入りの作品は何度読んでも面白いですからね、横溝氏の言い分には全面的に賛成は出来かねますね。 >その意味で、「八墓村」は幾度もの再読に耐えうる名作ですよ、と横溝氏に言ってあげたい気がします。 確かに、『八墓村』は横溝氏の作品の中では異色作ですし、ホラー小説の一面もあり、名作の誉れは高いですよ。 代表作であるのは間違いないですし、おっしゃるように、三度以上の再読に耐えうる作品だと思います。 ではまた ^^ |
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