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【6340】 | RE:蒼林堂古書店へようこそ、再び ドウコク (2012年08月27日 22時23分) |
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メルカトルさん、こんばんは。 >破天荒でも意外性や驚きのあるトリック重視の作品や、ホラーよりのもの、倒錯した或いは、ダークな世界観を描き出した作品 > >最近の作品で言うと例えば『連続殺人鬼カエル男』とか、『隻眼の少女』とか むむ、まさに。 上記の作品は、そういう世界観を見事に表現していますね。 私も、こういうのが好みです。 >四男が探偵役の『林真紅郎と五つの謎』 >三男の林茶父(チャップリン)が活躍する『六つの手掛かり』 >次男の林雅賀(ガガーリン)が主役の本書『蒼林堂古書店へようこそ』 ほほう、作品名や探偵役の名前に、なかなか凝っている感じです。 たくさんのミステリを読破しているなど、乾さんもかなりのミステリ作家だと、改めて見直しました。 >最終章も上手くまとめられていて、なるほどと感心させられましたが、私が指しているのは最後の2行のことです。 了解です。 >結末としては最高の〆方だったと思いますね。 いや、ホントに、ここがね。 大仰な表現で無くさりげないんだけど、それでもハッピーエンドをちゃんと示唆していて、読んだ瞬間、私は 「作者、やるな。」と唸りました。 そして、(前にも書きましたが、)これは女性ならでは、とも。 |
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【6341】 |
メルカトル (2012年08月27日 23時26分) |
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これは 【6340】 に対する返信です。 | |||
ドウコクさん、こんばんは。 >上記の作品は、そういう世界観を見事に表現していますね。 >私も、こういうのが好みです。 そうでしょう、ダークであったりドロドロした雰囲気であったりするだけでは当然ダメなんですけど。 あくまで、基本に裏打ちされた完成度の高さを要求されますが。 ただし荒削りでも、意外性や驚きが抜きん出ていれば、それだけでも評価できると思います。 >たくさんのミステリを読破しているなど、乾さんもかなりのミステリ作家だと、改めて見直しました。 そうですよね、随分様々なジャンルの作家を幅広く読まれているなと感心しました。 乾くるみ氏には失礼ですが、氏を今までなめていました。 『イニシエーション・ラブ』の印象が強いため、ミステリ作家としてあまり評価していませんでした、本当に申し訳なく思います。 『匣の中』は相当好きでしたし、その時点でもっと氏を高く評価すべきだったのでしょうね。 >大仰な表現で無くさりげないんだけど、それでもハッピーエンドをちゃんと示唆していて、読んだ瞬間、私は >「作者、やるな。」と唸りました。 まさにおっしゃる通りですね。 まさかミステリ案内の最後に、このようなサプライズが登場するとは、本当に嬉しい誤算でした。 この最終話自体がよく出来たストーリーであるとは思いましたが、それがこの最後の2行に収束されるとは、誠にお見事としか言いようがありませんね。 >そして、(前にも書きましたが、)これは女性ならでは、とも。 ドウコクさん、見事に騙されていますよ。 乾くるみ、いかにも女性のペンネームですが、実際は男性作家です。 まあ無理もないですよね、私も長年女性だと思っていましたから。 まさか男にあの『イニシエーション・ラブ』が書けるとはねえ。 あれを読んだら、女性作家だと勘違いするのもやむを得ない事だと思いますよ。 ではまた ^^ |
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