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【5600】 | RE:林檎の樹 ドウコク (2012年01月30日 22時38分) |
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メルカトルさん、こんばんは。 >だとしたらドウコクさんは幸せ者ですね、そんなご母堂の手料理を食べられるのですから。 そうですね。 そう思います。 でも、そのありがたさに気付いたのは、不覚にもかなり大人になってから。 高校の時なんか、「オカンの料理は野暮ったい。」とか不埒な発言をしていましたし。 まあ、冗談で、ですけど。 でも、今は冗談でも言いません。 >ちょっと水の量を多めにしてやれば、上手くいくと思います。 これ、実は昨日、初めておでん作ったのですよ。 具を、バラバラに買い求める方法で。 そこでビックリしたのが、水の量。 「おでんの素」通りに作ったのですが。 最後、具があふれそうになりました。 ですから、ウチの鍋では水の量をこれ以上増やすのは、残念ながら無理ですね。 でも、美味しかったです。 この後、昨日の残り。 きっと味がしみているだろうな、楽しみ。 さて、ゴールズワージー「林檎の樹」。 >多分若い頃は感受性が今より研ぎ澄まされていて、ふとした描写がストレートに心に突き刺さったりするからではないかと思いますね。 おっしゃる通りです。 恐らく今の歳で初めて読んだのなら、そんなに記憶に残らないのかも知れません。 あと、本作が印象的なのは他にも理由があるのですが、これはまた後日に。 >そうですか、どんなストーリーなのか分かりませんが、 では、概要。 銀婚式の日、愛妻とドライブに出かけた主人公アシャースト。 その途上、偶然かつての思い出の地を訪れることになる。 その場所は、卒業旅行で少しばかり滞在し、村娘ミーガンと恋に落ちた場所。 若かりし日の過ぎ去った悔いが、彼の脳裏によみがえってくる……。 そんな内容です。 特に、その村で有名な、大きな林檎の樹の下で真夜中に密会し、 駆け落ちを約束するシーン、それがあまりにも美しいです。 駆け落ち……都会の学生であるアシャーストと、農家の働き手であるミーガンとは、境遇が違い過ぎるので、 普通の手順では、二人は結ばれることはないだろうから。 |
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【5603】 |
メルカトル (2012年01月30日 23時08分) |
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これは 【5600】 に対する返信です。 | |||
ドウコクさん、こんばんは。 >でも、そのありがたさに気付いたのは、不覚にもかなり大人になってから。 >高校の時なんか、「オカンの料理は野暮ったい。」とか不埒な発言をしていましたし。 そんなものでしょうね。 若い頃は思ったことをストレートに言ってしまうことが往々にしてありますから、仕方ないとは言え、知らず人を傷つけてしまう場合もあります。 私もご他聞に漏れず、母親に辛く当たったことが何度もあった気がします、今では反省していますが。 ドウコクさんのお母様もおそらく口には出さないでしょうが、覚えておられるんじゃないでしょうかね。 でも、心の中ではその発言を許してくださっていると思いたいですね。 >最後、具があふれそうになりました。 ですから、ウチの鍋では水の量をこれ以上増やすのは、残念ながら無理ですね。 わかりますよ、どうしても鍋が小さいと、具が膨張して溢れそうになってしまいます。 ですから、ダシもあまり沢山は増やせないんですよね。 でも翌日になると、具がダシを吸ってかなり減っていると思いますよ。 >でも、美味しかったです。 この後、昨日の残り。 きっと味がしみているだろうな、楽しみ。 今日は昨日より更に美味しくなっているのは間違いないですよ。 楽しみですね、明日また感想を聞かせてください。 >恐らく今の歳で初めて読んだのなら、そんなに記憶に残らないのかも知れません。 若い頃読んだ作品を再読すると、意外とつまらなかったというケースはままありますからね。 その理由は、やはり先述したようなことが原因なのではないでしょうか。 場合によっては、こんなはずじゃなかったと愕然とするほど、心に響かなかったりしますからねえ。 >特に、その村で有名な、大きな林檎の樹の下で真夜中に密会し、 >駆け落ちを約束するシーン、それがあまりにも美しいです。 翻訳者の手腕も、その感動のシーンを際立たせるのに一役買っているのではないでしょうか。 翻訳物で、美しいシーンが美しく描かれていると感じるかどうかは、原作は勿論ですが、訳者の読解力や表現力がいかに発揮されるかどうかに掛かっていると思いますから。 その意味では、この作品は原作と訳者が上手く噛み合っていたのでしょうね。 私が若い頃だったら、迷わず読んでいたかもしれません。 もう若いとは言えないこの歳では、おそらくそれほど感動できるとは思えません、残念ながら。 ですから、せっかくご紹介いただいているわけですが、読むかどうかは取りあえず未定ということにしておいて下さい。 ではまた ^^ |
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