返信元の記事 | |||
【5494】 | わくらば追慕抄 ドウコク (2012年01月06日 22時38分) |
||
メルカトルさん、こんばんは。 >今の時期、小松菜とか椎茸なんか値段が結構高いですからね。 そうですか、両方とも冬は安いものだと勝手に思っていましたが。 でも、確かにシイタケは秋かも。 鍋には欠かせないのに。 時期的(正月をはさんで流通が不活発なのか)なのかも知れないですが、他も全体的に少しずつ値段が上がっているような気がします。 ニラやえのきも、ちょっと高くなっているし。 >おせち料理も家で作らずに、ネットで注文したりして、買い揃えるというパターンも増えていますし。 まあ、もともとはお正月は店が開いていないし、さすがの主婦も正月は炊事をしないための保存食ですよね。 今では、店も開いているし炊事の手間も大幅に減っているから、その意味は薄れてきたような。 それに、火を通してアツアツで食べるものでもないので、昔からあまり美味しいとは思いませんでした。 私なら、正月気分を味わうだけの意味で、1日だけで充分な気がします。 でも、それをわざわざ注文する人もいるのは(しかも高級品で)、驚きです。 >クリスティの場合は、トリックそのものよりも、プロットの妙とか読者への仕掛けなどのほうがメインになっているケースが多い気がします。 発想が凄いですよね。 「オリエント急行殺人事件」、「ABC〜」、「アクロイド殺し」、「そして誰もいなくなった」、いずれも抜群の発想力。 さて、本日より、朱川湊人氏「わくらば追慕抄」。 以下、【5480】 より >残念ながら前作より数段出来栄えとしては、落ちる感じでした。 > ( 中 略 ) >まあ、朱川作品としては、どちらかと言うと凡作の部類に入ってしまうでしょうね。 なかなか厳し目の評価のようです。 ただ、それは本作の出来に不満というより、 それだけ、前作「わくらば日記」や朱川氏の他の作品(「セピア都市伝説」など)を高く評価されている、ということだと感じました。 私も率直に言って、前作に比べて劣るとは思います。 ですが、前作との比較ではなくて、1冊の作品集として見た場合、充分に面白い=優に合格点、だと感じました。 メルカトルさんもご指摘の通り、いきなり第1話から薔薇姫という謎の人物が現れる展開に、 かなり衝撃を受けたまま、そのテンションで全体を読んだ、というのもありますが。 |
■ 9,999件の投稿があります。 |
【5497】 |
メルカトル (2012年01月06日 23時34分) |
||
これは 【5494】 に対する返信です。 | |||
ドウコクさん、こんばんは。 >そうですか、両方とも冬は安いものだと勝手に思っていましたが。 でも、確かにシイタケは秋かも。 鍋には欠かせないのに。 12月の中旬くらいまではそんなに高くはなかったですが、お正月と言えばやはり雑煮、こちらでは雑煮と言えば小松菜が欠かせませんので、どうしても需要が高まるこの時期は値段が高騰しています。 ですから私は、最寄のJAに買いに行きます。 かなり格安で手に入りますからね。 椎茸なんかもやはり鍋の時期と言う事で、同じ様に需要が高くなるので、自然値段も高くなってしまうのではないでしょうか。 12月は正月商品として、今は余ったお餅を消費するための必需品として、小松菜はやはりいつもより割高になっているのだと思います。 >今では、店も開いているし炊事の手間も大幅に減っているから、その意味は薄れてきたような。 確かにそうですね、まあ、買ってそのまま何も手を加えずに食べられるのが魅力なのではないでしょうかね。 >それに、火を通してアツアツで食べるものでもないので、昔からあまり美味しいとは思いませんでした。 正直私もおせち料理、あまり好きではありません。 本当に1日だけで十分な気がします。 でも日持ちしますし、とても一日で食べられる量ではありませんので、仕方なく食べましたけど。 >「オリエント急行殺人事件」、「ABC〜」、「アクロイド殺し」、「そして誰もいなくなった」、いずれも抜群の発想力。 確かに独創的であり、先駆者的な意味合いを持った作品ばかりですね。 しかも、後続の作品はこれらを超えるのは難しいと思える完成度の高さだと思います。 >それだけ、前作「わくらば日記」や朱川氏の他の作品(「セピア都市伝説」など)を高く評価されている、ということだと感じました。 おっしゃる通りです。 前作が非常に気に入っていますので、どうしても続編にも過度の期待を抱いてしまったがゆえの、辛目の評価になってしまいました。 もし前作がなければ、おそらく評価としては変わったのではないかと思います。 しかし、どうしても朱川氏という作家に対する期待度が高いため、ハードルも高めになってしまったというのもありますね。 >ですが、前作との比較ではなくて、1冊の作品集として見た場合、充分に面白い=優に合格点、だと感じました。 ドウコクさんなら、ある程度の評価を本作に与えるのではないかと思っていました。 それはドウコクさんが、それぞれの作品の良さを上手く読み取る能力に長けているからに他ならないですね。 酷評するのは簡単ですが、美点を掬い上げるほうが余程才能が必要だと思います。 つまりは、その才能を私よりもドウコクさんのほうが遥かに多く持ち合わせているのでしょう。 ところで、バトルパニックさん宛に少し書きましたが、川上健一氏の『翼はいつまでも』、面白いですよ。 主人公が中学生の青春小説ですが、とてもみずみずしいタッチで描かれていて、思わず泣きそうになるシーンもいくつかありますし、ドウコクさんにもきっと気に入ってもらえると思います。 明日には読み終えられると思いますので、詳細は明日にでも書き込みますが、取りあえずお薦めです。 甘酸っぱくてほろ苦くて、「あの頃」を思い出さずにはいられませんよ。 ではまた ^^ |
|||
この投稿に対する 返信を見る (1件) |
© P-WORLD