|
 | | トップページ | P-WORLDとは | ご利用案内 | 会社案内 | |
| 返信元の記事 | |||
| 【4489】 | RE:魍魎の匣 ドウコク （2011年05月28日 22時54分) |
||
|
メルカトルさん、こんばんは。 ＞そうですか、我が家は田舎ですから、とても窓を全開というわけにはいきません。 多分、これは都会・田舎というよりも、住居の高さの問題なのでは？ 私のところは、５階。 なので、地面で湧いている虫は、恐らく上ってこられません。 窓から侵入してくるのは、近隣の階層で発生した程度（＝少ない）？ 今も、真下では、この辺でも珍しい、ビルに挟まれた水田で、カエルがゲコゲコ大合唱していますよ。 そこは、蚊などの一大生産地（？）のはずですが、被害（！）はないし。 ＞妹の方は特別相手が気に入ったわけでもなかったようですが、いつかは結婚するのだから、という理由で断らなかったようです。 むふふ、今時、こんな考えの方もいらっしゃるのですね。 素晴らしい。 ＞まあ、歴史の勉強にはなるかもしれませんが。 いや、昨今の大河ドラマ、一般によくは知られていない人物を登用しているため、創作・フィクションの余地も多く、 その意味では、あまり事実関係の勉強にはなりません。 例：今回の「江」で、江は、「本能寺の変」、「賤ヶ岳の戦い」、「秀吉の関白就任」、「秀吉の四国〜九州平定の流れ」他、に絡みますが、 現実に関係があったのは、（実の母＝お市の方が再婚した柴田勝家 vs 秀吉の）「賤ヶ岳の戦い」のみのはず。 まあ、史実の流れ自体は、頭に入りますけど、それは本来なら傍観者に過ぎない人物が無理に歴史に参加する、歪曲された形。 さて、京極夏彦氏「魍魎の匣」、今日で、ラストのつもり。 ＞しかし、ころころさんへのレスとはいささか矛盾しますが、いつかこれを超えるような大傑作を期待しています。 私としては、「できれば、本格的な要素を、もっと強く。」と、注文したいところなのですが。 あ、でも、今回の“人間消失”は、「姑獲鳥の夏」に比べて、納得度は高かったですよ。 （これは、ある状況下で、という条件付きですが、これはこれでアリ。 しかも、結構ビックリ。） ともかく、これから挑戦しようという方がいらっしゃるようなので、本作への私からの言及は、この辺で。 あと、 ＞『神様ゲーム』も未読ですよね、私もそうなんですが。 ご指摘の麻耶氏の作品、私も、後悔の念がぬぐえません。 例の大書店で、見たことはあったのですよ、おっしゃる通りに高そうな装丁でね。 でも、「いつか文庫になるだろう。」と、たかをくくっていたら、今や後の祭り。 | |||
| ■ 9,999件の投稿があります。 |
| 【4490】 |
RE:魍魎の匣
メルカトル (2011年05月28日 23時35分) |
||
| これは 【4489】 に対する返信です。 | |||
|
ドウコクさん、こんばんは。 ＞多分、これは都会・田舎というよりも、住居の高さの問題なのでは？ 私のところは、５階。 ＞なので、地面で湧いている虫は、恐らく上ってこられません。 窓から侵入してくるのは、近隣の階層で発生した程度（＝少ない）？ ５階なら窓全開でも大丈夫そうですね。 大阪は都会ですし、そんな高い部屋にまで侵入してくる虫はそうそういないでしょう。 羨ましいですねえ、真夏でも窓を開け放しても、何の障害もないというのは。 ＞そこは、蚊などの一大生産地（？）のはずですが、被害（！）はないし。 蚊の幼虫、ボウフラは溜まった水にしか生息しないはずですので、田んぼとかからは発生しないと思いますよ。 ちょっとした器に水溜りでも出来れば、自然に涌いてくるみたいですね。 ＞むふふ、今時、こんな考えの方もいらっしゃるのですね。 相手の方は一目で気に入ったようですが、従姉弟の方はあまりピンと来るものはなかったそうです。 何度も逢わない段階で、既に決心していたらしいですが。 そんなものですかね、私にはちょっと信じがたい事でしたし、結婚が決まった時はかなり驚きましたよ。 代理で出席しておいて、上手く纏ってしまうなんてこともあるんですね。 いやー、世の中色々です。 ＞まあ、史実の流れ自体は、頭に入りますけど、それは本来なら傍観者に過ぎない人物が無理に歴史に参加する、歪曲された形。 確かに全て史実に従って製作したのでは、ドラマになりませんからね。 ある程度はやむを得ないとは思いますが、『江』はちょっと酷いのではないかという声も聞こえますが。 ＞私としては、「できれば、本格的な要素を、もっと強く。」と、注文したいところなのですが。 それが京極氏の持ち味ですから、仕方ないと思いますよ。 だってこれ以上本格に傾いたら、「妖怪小説」とは言えなくなってしまうではありませんか。 なんといってもネーミングが「百鬼夜行シリーズ」ですからねえ。 まあ、『鉄鼠の檻』や『絡新婦の理』は『魍魎の匣』に比べて、本格ミステリの要素はやや強いと思いますけどね。 特にフーダニットという意味で。 ＞あ、でも、今回の“人間消失”は、「姑獲鳥の夏」に比べて、納得度は高かったですよ。 そうでしょ、まあこのトリックの為に巨大な箱を用意した訳ではないと思いますけど。 言ってみればこの“人間消失”はオマケみたいなものだと私は密かに思っています。 無論、この仕掛けでミステリファンをも唸らせたのも事実でしょうけど。 ＞例の大書店で、見たことはあったのですよ、おっしゃる通りに高そうな装丁でね。 ＞でも、「いつか文庫になるだろう。」と、たかをくくっていたら、今や後の祭り。 麻耶氏がもっと人気作家だったらと思うと残念です。 綾辻行人氏の『びっくり館の殺人』をノベルズ化するくらいなら、もっと他にあるだろうとつい考えてしまいます。 今では文庫化までされているではないですか。 これはちょっと理不尽ですよ。 しかし、今回の日本推理作家協会賞受賞をきっかけに、何とか講談社も本腰を入れて麻耶氏を推して欲しいと願っています。 どさくさに紛れて『痾』も再刊行されると良いですね。 ではまた ＾＾ |
|||
© P-WORLD
