返信元の記事 | |||
【4131】 | RE:龍は眠る メルカトル (2011年03月23日 23時23分) |
||
ドウコクさん、こんばんは。 >ですから、今回の映像は、それを防ぐためにも、時折り流すようにしてほしいですね。 そうですね、おそらくあと一ヶ月もすれば、かなり記憶が薄れてしまうと思います。 そうならないためにも、津波や火災などの震災直後の映像を折に触れて流すべきではないでしょうか。 >(思い出すのが辛い、という声が大きければ、別ですが。) いや、それでも流すべきだと思います。 我々にはその時の状況を映像でしか知る事ができないわけですからね。 >私なら、猫ちゃんを捕まえても、ずーっと撫でまわすだけなんですけど。 >そんなの、絶対に無害なはずなのに。 野良猫を忌み嫌う人も中にはいるはずですから、やはり恐怖心はあるのだと思います。 なかなか野良猫と人間とは共存できない運命なのかもしれませんね。 猫が人間に馴れるためには、やはり子供の頃から家で飼われて、人間は怖くないんだということを教えてやるしかないんでしょう。 >どういうわけか、野良猫はもちろん、ヨソ様の飼い猫にまで敬遠されています。(笑) 飼い猫も色々いますからね。 うちの猫なんかは我が家の近所であれば、誰にでも懐いていましたよ。 ただ、中には臆病な子もいるでしょうからね、飼い猫でもすぐに呼べば来るようにはならないかもしれませんね。 >「マンホールのふたが、なぜか開いている。」に始まって、次々に明かされていく、 >その真相の意外な展開、記述のテンポ良さ、まさに一級品の叙述だと感じました。 そのご意見には私も賛同させていただきます。 確かに第一章は、凄く引き込まれますし、本当に超能力を持っているとしか思えないような描写は、誠に見事としか言いようがないです。 私が本作に高評価を与えているのは、実はその第一章によるところが大きいのです。 確かにその後の展開は、期待したほどではなくトーンダウン気味に感じるかもしれませんね。 ですから、私はドウコクさんとは逆に、第一章以外に関しては評価を下げざるを得ませんが、全体として相殺されるのではないかという印象です。 おそらくドウコクさんは、第一章の素晴らしさ故にその後の展開の期待値が上がりすぎて、やや肩透かしを喰らったのではないかと思います。 そのお気持ちは分からないでもないです。 ですが、やはり第一章を含めて全体として捉えたならば、私は十分に及第点を与えてあげても良いのではないかと思います。 この見解の相違は、もしかしたら宮部女史に対する評価の差かもしれないですね。 私は正直、宮部女史の他の作品をあまり高く評価していないんですよ。 理由は自分でも今ひとつ分かりません。 ですが、ドウコクさんは多分宮部みゆきという作家をかなり高く買っておられるため、本作の序盤の素晴らしさなら、もっと全体として高水準の作品に仕上がっていてもおかしくないと感じられているのではないでしょうか。 その辺りの温度差が、本作の評価の分かれ目になっているような気がします。 ではまた ^^ |
■ 9,999件の投稿があります。 |
【4132】 |
ドウコク (2011年03月24日 22時20分) |
||
これは 【4131】 に対する返信です。 | |||
メルカトルさん、こんばんは。 >そうですね、おそらくあと一ヶ月もすれば、かなり記憶が薄れてしまうと思います。 あれから2週間、首都圏では、水への不安が出て、またミネラル・ウォーターが店頭から消えるという事態。 被災地はもちろん、周辺エリアでも、まだまだ大変な模様。 せめて、不謹慎な発言をした、大阪府議会議長のようにはならないように、気をつけたいと思います。 >うちの猫なんかは我が家の近所であれば、誰にでも懐いていましたよ。 以前お話した、我が家にオヤツ(なのか夕食か)を食べにくるようになった猫が、そんな感じでした。 その猫が飼われていた家には、他に2匹いたのですが、その猫たちは飼い主にしか懐かなかったです。 ところで、ウチに来ていた猫の目当ては、ダシ用の煮干しでした。 それは母の実家から送られてきていて、母いわく、「天然の、最高級のダシ素材」らしいのですが(私は、信じていませんでしたけど)。 飼われている家での(市販の)煮干しは、あまり食べなかったそうなので、 ある意味、こだわりを持ったグルメな猫だったのかも。(笑) さて、宮部みゆき氏「龍は眠る」、つづき。 >第一章の素晴らしさ故にその後の展開の期待値が上がりすぎて、やや肩透かしを喰らったのではないかと思います。 まさしく、その通りでございます。 そこはメルカトルさんとは、違う評価になったかな、と。 ですが、第1章の素晴らしさについては、双方、同意見のようですね。 >私は正直、宮部女史の他の作品をあまり高く評価していないんですよ。 これはなかなか、興味深い発言ですね。 というのは、本来、本格ミステリ志向である私よりも、幅広い分野でのミステリを楽しまれているメルカトルさんの方が、 宮部氏を評価できる素地は、充分にありそうだと思いますので。 やはり、私としては、まず(殺人)事件があり、「犯人は? どうやってこの犯行を行った?」に、より興味を惹かれるのですが、 宮部氏は、その点よりも、 「今、起こっていることの、真相とは?、表面に現れたことの裏で、実は何が起こっている?」への力点が強い、と思います。 ですから、本当であれば、私の方が宮部氏を低く評価しても、おかしくはないんですけどね。 メルカトルさんは、評価の低い理由を、「よく分からない」とのことでしたが、私の場合、氏の評価が高い理由は、簡単です。 「読んだのが、『火車』、『理由』、『模倣犯』、『長い長い殺人』だけ、これらは私にはアタリで、ハズレは読んでいない。」からです。 「長い長い殺人」にメルカトルさんは、高い評価をしておられませんでしたが、 残りの3つは、知名度的にも、錚々たる作品だと思います。 従って、本作をそれらの下に感じられたとしても、(その評価が正しいかどうか、は別として)そういう人(私みたいな)もいるのでは?、 と思っています。 |
|||
この投稿に対する 返信を見る (1件) |
© P-WORLD