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【4130】 | RE:龍は眠る ドウコク (2011年03月23日 22時39分) |
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メルカトルさん、こんばんは。 >次第にメディアから映像が消えていくにしたがって、忘れ去られてしまう危険性がありますので 被災者の中には、マスコミがこういう映像を流すのを、不快に思っておられる方もいらっしゃるでしょうが、 やはり、私も含め、実際に被害に遭っていない人は、ついつい忘れがちになりがちだと思います。 ですから、今回の映像は、それを防ぐためにも、時折り流すようにしてほしいですね。 (思い出すのが辛い、という声が大きければ、別ですが。) >一度捕まったら何をされるか分からない、と本能で感じる部分があるのでしょうね。 私なら、猫ちゃんを捕まえても、ずーっと撫でまわすだけなんですけど。 そんなの、絶対に無害なはずなのに。 どういうわけか、野良猫はもちろん、ヨソ様の飼い猫にまで敬遠されています。(笑) さて、宮部みゆき氏「龍は眠る」、つづき。 >そうですか、それは少し残念でしたね。 >私個人としては、宮部女史の作品の中では最も好きですけど。 おお、これは意見が分かれましたね。 私が本作を、(宮部氏にしては、)物足りなく思う理由は、 メルカトルさんのおっしゃる「本格に近いか、どうか、氏の作風に近いか、どうか」というより、 ズバリ、「第1章が、余りにも鮮やかに感じられること」、だと思います。 「マンホールのふたが、なぜか開いている。」に始まって、次々に明かされていく、 その真相の意外な展開、記述のテンポ良さ、まさに一級品の叙述だと感じました。 そこで、「第1章からこんな調子では、この後どうなるのだろう?」と、とても期待したのですが。 その後は、物語の起伏がペースダウンしたように、感じられたのです。 従って、私にとっては、第1章のインパクトが強すぎたため、 その分、残りが相対的に平坦に感じてしまって、全体的に(しつこいですが、宮部氏にしては)高評価を与えられない、となりました。 なお、上記は遠回しながらも、宮部氏を称賛しているつもりなのですが、 もし、そんな風に受け取られなければ、それは私の表現力不足ということで、ご勘弁。 |
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【4131】 |
メルカトル (2011年03月23日 23時23分) |
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これは 【4130】 に対する返信です。 | |||
ドウコクさん、こんばんは。 >ですから、今回の映像は、それを防ぐためにも、時折り流すようにしてほしいですね。 そうですね、おそらくあと一ヶ月もすれば、かなり記憶が薄れてしまうと思います。 そうならないためにも、津波や火災などの震災直後の映像を折に触れて流すべきではないでしょうか。 >(思い出すのが辛い、という声が大きければ、別ですが。) いや、それでも流すべきだと思います。 我々にはその時の状況を映像でしか知る事ができないわけですからね。 >私なら、猫ちゃんを捕まえても、ずーっと撫でまわすだけなんですけど。 >そんなの、絶対に無害なはずなのに。 野良猫を忌み嫌う人も中にはいるはずですから、やはり恐怖心はあるのだと思います。 なかなか野良猫と人間とは共存できない運命なのかもしれませんね。 猫が人間に馴れるためには、やはり子供の頃から家で飼われて、人間は怖くないんだということを教えてやるしかないんでしょう。 >どういうわけか、野良猫はもちろん、ヨソ様の飼い猫にまで敬遠されています。(笑) 飼い猫も色々いますからね。 うちの猫なんかは我が家の近所であれば、誰にでも懐いていましたよ。 ただ、中には臆病な子もいるでしょうからね、飼い猫でもすぐに呼べば来るようにはならないかもしれませんね。 >「マンホールのふたが、なぜか開いている。」に始まって、次々に明かされていく、 >その真相の意外な展開、記述のテンポ良さ、まさに一級品の叙述だと感じました。 そのご意見には私も賛同させていただきます。 確かに第一章は、凄く引き込まれますし、本当に超能力を持っているとしか思えないような描写は、誠に見事としか言いようがないです。 私が本作に高評価を与えているのは、実はその第一章によるところが大きいのです。 確かにその後の展開は、期待したほどではなくトーンダウン気味に感じるかもしれませんね。 ですから、私はドウコクさんとは逆に、第一章以外に関しては評価を下げざるを得ませんが、全体として相殺されるのではないかという印象です。 おそらくドウコクさんは、第一章の素晴らしさ故にその後の展開の期待値が上がりすぎて、やや肩透かしを喰らったのではないかと思います。 そのお気持ちは分からないでもないです。 ですが、やはり第一章を含めて全体として捉えたならば、私は十分に及第点を与えてあげても良いのではないかと思います。 この見解の相違は、もしかしたら宮部女史に対する評価の差かもしれないですね。 私は正直、宮部女史の他の作品をあまり高く評価していないんですよ。 理由は自分でも今ひとつ分かりません。 ですが、ドウコクさんは多分宮部みゆきという作家をかなり高く買っておられるため、本作の序盤の素晴らしさなら、もっと全体として高水準の作品に仕上がっていてもおかしくないと感じられているのではないでしょうか。 その辺りの温度差が、本作の評価の分かれ目になっているような気がします。 ではまた ^^ |
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