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【3453】 | RE:片目の猿 ドウコク! (2010年11月22日 22時27分) |
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メルカトルさん、こんばんは。 >私の記憶では、道尾秀介氏の『向日葵の咲かない夏』がそうだったと思います。 確かこの年は、「骸の爪」、「シャドウ」、そして「向日葵〜」と、道尾氏は3作品を出したと思います。 だから、それらが合わさって、「作家別投票数1位」となったのかも知れないですね。 >これが想像以上に待たされた 麻耶ファン、待ったかいがあったのではないでしょうか。 さて、次はいつまで待つのでしょう?(笑) >取りあえずドラマの最終回を見終えたら書き込みますので、 お待ちしております。 道尾秀介氏「片目の猿」、つづき。 >『骸の爪』 おお、読まれていたのですね。 もし良かったら、簡単な感想でも。 >ミステリの要素がしっかりしていれば、問題ないと思いますね。 いえ、本作、ミステリの要素、しっかりしていません。(笑) ただ、ストーリーと登場人物のキャラはしっかりしているので、「私は」満足でした。(「 」を付けた理由は明日にでも) 概要です。 俺は盗聴専門の探偵。 今回は産業スパイを見つけるべく、ある会社を探っている。 謎の女・冬絵をスカウトし、彼女と共に仕事に取り組むが、その矢先に殺人事件発生。 俺と冬絵は、それに巻き込まれていく。 そして、その過程で、「俺」の住んでいるアパートの住人たちも絡んでくるのですが、 この面々が、また実に個性的。 それを絡めたストーリーは、よくまとまっていた(これは良くも悪くも)、と思います。 |
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【3455】 |
メルカトル (2010年11月22日 23時10分) |
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これは 【3453】 に対する返信です。 | |||
ドウコク!さん、こんばんは。 >確かこの年は、「骸の爪」、「シャドウ」、そして「向日葵〜」と、道尾氏は3作品を出したと思います。 >だから、それらが合わさって、「作家別投票数1位」となったのかも知れないですね。 そうですね、おそらくはそうした事情があったのだと思います。 それにしても、年に3作も発表するとは、大したものですね。 まだまだ若いですしね。 >麻耶ファン、待ったかいがあったのではないでしょうか。 >さて、次はいつまで待つのでしょう?(笑) でしょうね。 しかし、5年は長かったですね、それだけの値打ちはあると思いますけど。 せめて2年後くらいには・・・それじゃあまりに寡作すぎませんかね。 >おお、読まれていたのですね。 もし良かったら、簡単な感想でも。 ストーリーテラーとしての道尾氏は十分評価できると思います。 しかし、仏像の謎の解明は大方予想通りだったのには、ちょっとがっかりしました。 もう少し大仕掛けなトリックだったら納得できたかというと、そうでもないんですけどね。 要するに謎自体にあまり魅力を感じなかった、という事ですかね。 それと残念ながら、キャラがイマイチ魅力的でない気もしました。 でも怒らないで下さいね、ドウコク!さんが高く評価されるのも分かりますよ。 久しぶりに登場した、本格ミステリの旗手であるのは間違いないと思いますし、のちのちまで記憶に残る作品ではありますよ。 なにしろ、誰も描かないような独自の世界観を持っていて、確固とした信念に基づいて執筆活動を行っている人であるのは疑いようがないでしょうし。 >ただ、ストーリーと登場人物のキャラはしっかりしているので、「私は」満足でした。(「 」を付けた理由は明日にでも) なるほど、カギカッコ付きなのがミソですね。 確かにハードボイルドは、トリックよりもキャラ重視、ストーリー重視の作品が多いような気がします。 本作もそういった点を踏襲しているのでしょう。 >それを絡めたストーリーは、よくまとまっていた(これは良くも悪くも)、と思います。 読者を引き込んで、引っ張っていく描写力は確かなものがあるようですね。 道尾氏の作品は個人的には『ソロモンの犬』などになんとなく惹かれるんですよ。 他にも読んでみたい作品はありますが、評価が割れているものが多くて、結構迷っています。 単行本が多いですしね。 ではまた ^^ |
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