返信元の記事 | |||
【3229】 | RE:筒井康隆 ドウコク! (2010年09月30日 22時21分) |
||
メルカトルさん、こんばんは。 >出来れば翻訳物にはなるべく手を出したくないですから。 >読みづらいのは何ともしがたいですし。 お気持ち、分かりますよ。 確かに読みづらい。 でも、もし、いよいよとなったら、その前に、下準備として「新・旧約聖書」を予習しておくのを、お勧めします。 これを知っておくだけで、少しは読みやすくなると思うので。 まあ、そんな事態にならないのが一番ですが。 >魚屋は勿論各種包丁を、診療所の医者はメスを手裏剣の如く操り、戦闘を繰り返します。 「日の出通り商店街いきいきデー」、なかなか面白そうな感じですね。 「世にも奇妙な物語」でTV化されているとのことも含め、支持者は多いのかも。 筒井康隆氏、つづき。 >途中経過は忘れてしまっているが、ラストが強く印象に残っていて、忘れがたい作品と言うものは確かにありますよね。 >そしてなぜか、そういう作品には高評価を与えている場合が多い気がします。 おっしゃる通りです。 まだ、途中を忘れるまでには至りませんが、「アイルランドの薔薇」は、ラストだけでも私は、かなりの高得点を与えていますね。 ところで、どうして筒井氏の話になったかというと、「鼻」での「暴落」・「受難」に筒井テイストを感じる、からなのですが。 私が何作か紹介した作品では、そんな感じは、どうも受けないですね。 そこで、といきたいところですが、これは数が多すぎて(そのせいもあり、タイトルもかなり曖昧。)、作品名はご容赦を。 ともかく、私が読んだ筒井作品の中で、(ジャンル・作風は本当に多岐に渡りますが、その中でも) 普通のサラリーマンである主人公「俺」が、どんどん困った状況に追い込まれていく、というのが結構、多かったと思います。 会社では、変な上司や客のクレームのために、飲みに行くと、変な同僚や近くにいた酔漢のために、 家庭では、難題を持ちかけてきた妻や子供のために、予想外の事態に陥り困ってしまう、という。(そこが笑える。) |
■ 9,999件の投稿があります。 |
【3231】 |
メルカトル (2010年09月30日 23時35分) |
||
これは 【3229】 に対する返信です。 | |||
ドウコク!さん、こんばんは。 >でも、もし、いよいよとなったら、その前に、下準備として「新・旧約聖書」を予習しておくのを、お勧めします。 ありがとうございます。 でも今の私に、ミステリ以上に難解な聖書を理解できるでしょうか。 些か不安ではあります。 >「世にも奇妙な物語」でTV化されているとのことも含め、支持者は多いのかも。 『白いメリーさん』の中では、はっきり記憶に残っているのは『日の出通り・・・』だけです。 それだけ突出している、と言う訳ではなく、おそらく私の好みに合っていたのだと思います。 だから、私と同じ様に本作に共感した業界人もいたという事に、ちょっぴり嬉しくなったりしました。 >まだ、途中を忘れるまでには至りませんが、「アイルランドの薔薇」は、ラストだけでも私は、かなりの高得点を与えていますね。 それ程強烈なラストだったのであれば、一読の価値は十分ありそうですね。 頭に入れておきます。 >普通のサラリーマンである主人公「俺」が、どんどん困った状況に追い込まれていく、というのが結構、多かったと思います。 その中で、不条理劇が演じられるのですね。 これだけ読むと、それ程突飛な設定と言う訳でもなさそうですが、日常的な出来事をユーモアを交えながら劇的に描くのはかなりの手腕が必要となるように思います。 また、舞台が普通の会社であったり、家庭であったりするのは、主人公に感情移入しやすいという利点はありそうですね。 >会社では、変な上司や客のクレームのために、飲みに行くと、変な同僚や近くにいた酔漢のために、 >家庭では、難題を持ちかけてきた妻や子供のために、予想外の事態に陥り困ってしまう、という。(そこが笑える。) 「俺」が窮地に陥れば陥るほど、読者は同情する共に笑えるのは、まさしく筒井氏の底力を感じずにはおられません。 ではまた ^^ |
|||
この投稿に対する 返信を見る (1件) |
© P-WORLD