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【3227】 | RE:筒井康隆 メルカトル (2010年09月29日 23時41分) |
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ドウコク!さん、こんばんは。 >これはまた、結構、大変な状況ですね。 >こうなると、本格的に欧米のモノに手を出さざるを得ないのでは? いえいえ、まだ悪足掻きするつもりですよ。 出来れば翻訳物にはなるべく手を出したくないですから。 読みづらいのは何ともしがたいですし。 >なかなか、シュールな設定ですね。 何が「いきいきデー」なんだか。(笑) そうでしょう? タイトルがまたいいんですよね。 「いきいきデー」、しかし本当に商店街の店主達がいきいきと描かれています。 >きっと筒井氏なら、個性的な商店主がたくさん出てきて、主人公は予期しない出来ごとの連続で、泣きそうな状況になると思います。 なるほど、そう来ますか。 本家の方は、まるで下町のウエスタンのような趣で、ユーモアを交えながらも、緊迫した戦いが繰り広げられます。 >それにしても、本屋さんなんか、どうやって戦うんだろ? 本屋さんは出てきませんが、魚屋は勿論各種包丁を、診療所の医者はメスを手裏剣の如く操り、戦闘を繰り返します。 主人公は幾度も窮地を脱しながら、最終的には手傷を負いながらも生き残ります。 ちなみに『世にも奇妙な物語』では、主人公を船越英一郎が演じていましたね。 >ただ、筒井氏は敵対者とみなすと、容赦のない、相手を完膚なきまでに叩きのめすような攻撃をするのだけは、分かりました。 そんな人物なのですか、そう言われてみれば、そんな雰囲気も持っているように思えてくるから不思議ですね。 結構なご高齢だと思いますが、お元気な事で、それはそれで結構ではないですか。 >さて、筒井氏、ブラック・ユーモアが得意なのですが、それだけにユーモアの部分を除くと、かなり不気味な作品となります。 そうでしょうね。 ブラック・ユーモアと言われるような作品はこれまで読んできませんでしたが、どんな感触なのか興味が涌いてきます。 > ただ、やはりこれも、ラストだけは強烈で忘れられない。 「哀しみのどん底を突き抜けた恐怖」、という感じ。 途中経過は忘れてしまっているが、ラストが強く印象に残っていて、忘れがたい作品と言うものは確かにありますよね。 そしてなぜか、そういう作品には高評価を与えている場合が多い気がします。 ドウコク!さんもそのような傾向、ありませんか? ではまた ^^ |
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【3229】 |
ドウコク! (2010年09月30日 22時21分) |
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これは 【3227】 に対する返信です。 | |||
メルカトルさん、こんばんは。 >出来れば翻訳物にはなるべく手を出したくないですから。 >読みづらいのは何ともしがたいですし。 お気持ち、分かりますよ。 確かに読みづらい。 でも、もし、いよいよとなったら、その前に、下準備として「新・旧約聖書」を予習しておくのを、お勧めします。 これを知っておくだけで、少しは読みやすくなると思うので。 まあ、そんな事態にならないのが一番ですが。 >魚屋は勿論各種包丁を、診療所の医者はメスを手裏剣の如く操り、戦闘を繰り返します。 「日の出通り商店街いきいきデー」、なかなか面白そうな感じですね。 「世にも奇妙な物語」でTV化されているとのことも含め、支持者は多いのかも。 筒井康隆氏、つづき。 >途中経過は忘れてしまっているが、ラストが強く印象に残っていて、忘れがたい作品と言うものは確かにありますよね。 >そしてなぜか、そういう作品には高評価を与えている場合が多い気がします。 おっしゃる通りです。 まだ、途中を忘れるまでには至りませんが、「アイルランドの薔薇」は、ラストだけでも私は、かなりの高得点を与えていますね。 ところで、どうして筒井氏の話になったかというと、「鼻」での「暴落」・「受難」に筒井テイストを感じる、からなのですが。 私が何作か紹介した作品では、そんな感じは、どうも受けないですね。 そこで、といきたいところですが、これは数が多すぎて(そのせいもあり、タイトルもかなり曖昧。)、作品名はご容赦を。 ともかく、私が読んだ筒井作品の中で、(ジャンル・作風は本当に多岐に渡りますが、その中でも) 普通のサラリーマンである主人公「俺」が、どんどん困った状況に追い込まれていく、というのが結構、多かったと思います。 会社では、変な上司や客のクレームのために、飲みに行くと、変な同僚や近くにいた酔漢のために、 家庭では、難題を持ちかけてきた妻や子供のために、予想外の事態に陥り困ってしまう、という。(そこが笑える。) |
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