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【3225】 | RE:筒井康隆 ドウコク! (2010年09月29日 22時52分) |
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メルカトルさん、こんばんは。 >既存のミステリで満足の出来るものを見つけるのは難しくなってきているのでしょうね。 これはまた、結構、大変な状況ですね。 こうなると、本格的に欧米のモノに手を出さざるを得ないのでは? >(中島らも)『日の出通り商店街いきいきデー』 なかなか、シュールな設定ですね。 何が「いきいきデー」なんだか。(笑) 確かに、筒井康隆作品に似ています。 きっと筒井氏なら、個性的な商店主がたくさん出てきて、主人公は予期しない出来ごとの連続で、泣きそうな状況になると思います。 それにしても、本屋さんなんか、どうやって戦うんだろ? 筒井康隆氏、つづき。 >現在は凄い貫禄で、さぞかし人格者なのだろうと思わせますが。 その外見にふさわしく、知性と教養は素晴らしいと思います。 でも、「人格者」の方はどうでしょうか? 往年は、自作品に批判があると、本を丸ごと一冊使って、反論したりしていました。 これがまた凄い。 もめている内容はよく分からないし、反論自体もかなり難解で高度な理論のため、私にはよく理解できなかったのですが、 ただ、筒井氏は敵対者とみなすと、容赦のない、相手を完膚なきまでに叩きのめすような攻撃をするのだけは、分かりました。 さて、筒井氏、ブラック・ユーモアが得意なのですが、それだけにユーモアの部分を除くと、かなり不気味な作品となります。 ●「お助け」・・・角川文庫(確か)「にぎやかな未来」 ← でも、「日本列島七曲り」がダメなので、これも絶版ぽいですね。 ……途中は、うろ覚え。 多分、「時間を調節できる薬」を発明した男の話でSF。 だが、ラストは、強烈なホラー風味で、今でも鮮明。 デビュー作だったと思う。(そうでなくとも、少なくても氏を世に知らしめた作品、らしい。) ●「母子像」・・・角川と新潮の、両方の文庫に収録されていたと思う。 ……これも同じく、途中は忘れています。 何せ、両作品とも随分と昔に読んだので。 ただ、やはりこれも、ラストだけは強烈で忘れられない。 「哀しみのどん底を突き抜けた恐怖」、という感じ。 |
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【3227】 |
メルカトル (2010年09月29日 23時41分) |
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これは 【3225】 に対する返信です。 | |||
ドウコク!さん、こんばんは。 >これはまた、結構、大変な状況ですね。 >こうなると、本格的に欧米のモノに手を出さざるを得ないのでは? いえいえ、まだ悪足掻きするつもりですよ。 出来れば翻訳物にはなるべく手を出したくないですから。 読みづらいのは何ともしがたいですし。 >なかなか、シュールな設定ですね。 何が「いきいきデー」なんだか。(笑) そうでしょう? タイトルがまたいいんですよね。 「いきいきデー」、しかし本当に商店街の店主達がいきいきと描かれています。 >きっと筒井氏なら、個性的な商店主がたくさん出てきて、主人公は予期しない出来ごとの連続で、泣きそうな状況になると思います。 なるほど、そう来ますか。 本家の方は、まるで下町のウエスタンのような趣で、ユーモアを交えながらも、緊迫した戦いが繰り広げられます。 >それにしても、本屋さんなんか、どうやって戦うんだろ? 本屋さんは出てきませんが、魚屋は勿論各種包丁を、診療所の医者はメスを手裏剣の如く操り、戦闘を繰り返します。 主人公は幾度も窮地を脱しながら、最終的には手傷を負いながらも生き残ります。 ちなみに『世にも奇妙な物語』では、主人公を船越英一郎が演じていましたね。 >ただ、筒井氏は敵対者とみなすと、容赦のない、相手を完膚なきまでに叩きのめすような攻撃をするのだけは、分かりました。 そんな人物なのですか、そう言われてみれば、そんな雰囲気も持っているように思えてくるから不思議ですね。 結構なご高齢だと思いますが、お元気な事で、それはそれで結構ではないですか。 >さて、筒井氏、ブラック・ユーモアが得意なのですが、それだけにユーモアの部分を除くと、かなり不気味な作品となります。 そうでしょうね。 ブラック・ユーモアと言われるような作品はこれまで読んできませんでしたが、どんな感触なのか興味が涌いてきます。 > ただ、やはりこれも、ラストだけは強烈で忘れられない。 「哀しみのどん底を突き抜けた恐怖」、という感じ。 途中経過は忘れてしまっているが、ラストが強く印象に残っていて、忘れがたい作品と言うものは確かにありますよね。 そしてなぜか、そういう作品には高評価を与えている場合が多い気がします。 ドウコク!さんもそのような傾向、ありませんか? ではまた ^^ |
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